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2017.11.5 Scott Murphy SOLO ACOUSTIC LIVE@奈良カナカナ

2017.11.5 Scott Murphy SOLO ACOUSTIC LIVE@奈良カナカナ

11月5日、奈良町のカナカナであったスコット・マーフィーさんの弾き語りに行って来ました。
スコットさんの弾き語りは京都のSOLE CAFEで観た以来2回目で、奈良に来て下さって嬉しかった。
会場に着いたらすでに沢山のお客さんが待っていて、中ではまだリハ中でスコットさんの姿が見えた。

この日の整理番号は15番。電話予約だったんだけどなかなか繋がらなくて、
148回ダイヤルしてやっと繋がって取れたのがこの番号。どうしても行きたかったから頑張った。
電話予約の日が自分の誕生日だったからいい誕生日プレゼントになりました。

中に入ると2列目の端が空いてたからそこに座らせてもらう事に。カナカナさんのコーヒー美味しかったな。
畳敷きになってる小上がり?みたいなところがステージになっていて、すでに機材はセッティングされていて。
楽屋は2階にあるみたいで、開演時間の頃にお店のスタッフさんが呼びに行って
しばらくして上手側の扉からひょっこりスコットさんが登場。

現れたスコットさんはシカゴカブスのラグランロンT(かわいいイラスト入り)にデニム、
黒地にカラフルなドットの靴下というカジュアルないでたち。

畳敷きだから靴下だったんだけどスリッパを履いていて、え?ってみんながクスッと笑ったら「何で笑うの?」って。
「ペダル踏むために借りた靴下のままだと痛いからここでスリッパ借りたの」と。
吊るしてある照明で頭をぶつけて「終わるまでに何回打つだろう…」って。

演奏を始める前、シールドを挿してなかったらしくて照れ笑いを浮かべながらシールドを挿すスコットさん。
「念のためにチューニングも…」ライブが始まる時って緊張する事が多いんだけどこの日はリラックスした雰囲気だった。

「今日はアコースティックだけど手を叩いたり歌ったり、裸になったり楽しんで!」と。え、裸??笑
セトリが覚えられない人なので曲順違うと思うけど、ここからはざっくりとしたメモ兼レポを。

+++

一曲目はスコリバのHOMELY GIRLで和やかにライブがスタート。
ちゃんとお客さんも手拍子で応えてとてもいいムード。

「7月から、なぜかパリにも行ってMONOEYESのツアーでずっとアイツらと一緒にいたから終わって寂しい。
行った事のない所はあと7つあって、今日で奈良はコンプリート。
みーちゃんはハイエイタスで忙しいしトディはアートスクール、いっせはアスパラガス。
僕だけ何もないから弾き語りで今年中に全部回りたい」

普段アイツらなんて言わないのに、強がってるのかなって思ったりして。

「今年リリースしたMONOEYESのアルバムは3曲僕が書いた曲があって。
みーちゃんの家でシャンパン飲みながらリスニングパーティーして100曲以上聴いて。
最初は別の曲がアルバムに入る予定だったんだけど、あっちの曲にするかってみーちゃんが言って、
え!?そっちにするの!?ってなった曲です」とCarry Your Torch。

iPadと2本のマイクを使って、その場でリズムやコーラスを録って重ねてループさせていて。
マイクをトントン、手拍子をして今度はコーラス、それでiPadでベースも入れたりして。
音楽が出来上がっていく過程を間近で見る事ができてワクワクしたし、ミュージシャンってすごいなあと感心した。

「ほんとだったら今日は幕張にいるつもりだった。リンキン・パークのライブで。
でもチェスターが亡くなってキャンセルになって。でもそのお陰で奈良に来れた。
だからリンキン・パークのカバーやっていい?」とカバー曲も。
曲名が分からないんだけど、心を込めて歌っていてチェスターへのリスペクトが伝わってきた。

MONOEYESでは僕は歌ってないんだけどって言いながら歌ってくれた
Two Little Fishesのカバーは聴けるといいなあって思ってたから嬉しかった。
お客さんも一緒に歌ったりして、MONOEYESのツアーの事を思い出しながら口ずさんだ。

「今年20周年のALLiSTERってバンドをやってて。MONOEYESが忙しくてお祝いとかできなかったけど…
家と家具を揃えた途端みーちゃんから電話があって
「ソロアルバム作るからスコット手伝ってくんない?」って言われて日本に来て、
幡ヶ谷のラコスバーで飲んでてドラム誰にする?ってなった時にRaccoさんっていう人が
いるんだけどラッコさんが「俺ドラム叩けるよ」って言ってて。
みーちゃんが『叩けるんだったらRaccoにやってもらおう』って言ってて、
でも僕は『ドラム聴いてからの方がいいんじゃない?』って言ったんだけど
みーちゃんに『いや、叩けるっていうから大丈夫でしょ』って言われて。
最初は女の子がギターやるつもりで、僕と女の子とRaccoだったら
ジョークバンドになっちゃうでしょ。だからいっせとトディで良かった。
最初はシカゴと日本を行き来しながらやるつもりだったんだけどレコーディングして
ツアー日程見たら12月まで埋まってて『いつシカゴに帰れるの?』って言ったら
みーちゃんが『帰るつもりなの?』って。それで日本に来て3年目になります。これからもよろしくお願いします!」

「RUN AWAYって歌ったらRUN AWAYって歌ってね。START TONIGHTって歌ったら
START TONIGHTって歌って。練習しなくて大丈夫?信じます!」

ALLiSTERのRUN AWAY、スコットさんの作るメロディの気持ち良さがアコースティックでも出てた。
お客さんがコーラスを返すとスコットさんが嬉しそうに笑うのが癒された。

「この曲は去年ヒラリーか変な髪型のあいつのどっちかが大統領になるって時に書いたアンチソング。
今日ちょうどその人が日本に来てるから遠くに来た」

「ニューアコでみーちゃんが『レッツゴー!レッツゴー!レッツゴー!』って(拳を上げる)
何回もやって全然集中できなかったから今日は一回だけ!」と始まったBorders & Walls。
一回だけって言うからみんな張り切ってレッツゴーしたら「強すぎて…」って笑うスコットさん。
スコットさんによるニューアコの細美さんの再現がおかしくて笑いが止まらなかった。

「カバー曲、楓と川の流れのようにどっちがいい?(とアンケートを取ると楓が多くて)じゃあ楓!
日本に来たばかりの頃、お客さんに日本の有名なアーティストのアルバムをもらって、
その中にあったスピッツのベストアルバムを聴いて好きになった曲です」

楓のカバーもすごく良かった。スコットさんの日本やJ-POPへの愛を感じた。
それにしてもスコットさん、声量もあって歌が上手くてびっくりする。

「弾き語りに来た事がある人は知ってるかもしれないけど、休憩があります。待っててね!帰らないでね!」

そんな…帰ったりしないよ…という心の声が漏れそうになったよね。
こんな感じで前半が終わって休憩。
カナカナのスタッフさんが空きカップの回収に来て下さってありがたかった。


+++


休憩が終わるとライブも後半に突入。
引き戸を開けてみんなちゃんといるか確認するスコットさん。


「意外と英語上手いから」ってジョークを飛ばすスコットさん。
リハでもちらりと聴けたRoxetteは弾き語りバージョンも良かったなあ。
元々スコットさんボーカルの曲だからしっくりくる。

「もう一人の変な外国人と一緒にScott&Riversっていうユニットをやってて4月に
アルバムリリースしたんだけど聴いてくれた?その中から一曲」とカリフォルニア サンシャイン。

歌い始めのフレーズを聴いた瞬間、肩の力がふっと抜けて気持ちが軽くなっていくのを感じた。
落ち込んだ時にそばにいてくれるような、こういう曲が自分の中にあるといいよね。
曲の途中、歌詞を飛ばしてしまってフフフーンって歌って「英語のところを忘れちゃった」って。
どこまでもナチュラルに日本に馴染んでるスコットさん。

二曲ぐらい歌い終わってから「スリッパ履くの忘れてた」って。

意外なカバーだったのがエド・シーランのShape of You。
ロックなイメージが強いスコットさんだけどこれがめちゃめちゃカッコ良かった!

この曲だったかな、トラックを作るのに少し手間取ってしまって。
「何か面白い事喋って!いつもみーちゃんが何も言葉が浮かばないから
スコット面白い事喋って!って言うんだけど、いきなり面白い事喋れないよね」って。

「最初はMONOEYESっていうバンド名じゃなくてTalk About Kevinってバンド名で、もうツアーグッズとか
ウェブサイトも作りかけててインタビューもその名前で一個受けてて。
インタビューの後にみーちゃんに『スコットはこのバンド名じゃない方がいいと思ってるでしょ』って言われて。
この間整理してたらウェブサイトのトップページになるはずだった写真が出てきたんだけど…」
と最初のアー写にTalk About Kevinのロゴが入った仮のトップページの画像を見せてくれて。
「僕の弟の名前がケビンだからMONOEYESになって良かった」っていう最高のオチまであって笑った。

「来年はMONOEYESアルバムは出さないけどツアーやろうって言ってて…」と。
ここだけの話として来年が待ち遠しくなる話が聞けた。

「(ツアーがあるって言っても)奈良があるか分からないよ?
本当に好きだったら電車乗って京都とか大阪に来て!」って。いや行くけどそうじゃなくて…!笑
奈良でMONOEYESのライブを観るのは私の夢なのです。ELLEGARDENとthe HIATUSは来てくれたからね。

「アルバムも作らないって言ってたけど一昨年もそう言ってたからどうなるか分からない」とも。
「MONOEYESのツアーでも歌ってなかった曲を」とMoth To Flame。
普段はトディさんが鳴らしているギターのフレーズもアコギで聴くと新鮮だなあ。

「15年前、初めて日本に来た時に奈良にも来て、東大寺、東大寺寺。東大寺のじは寺だよね。
鹿にせんべいあげて腕を噛まれて。痛いよね。それで東大寺の柱の穴もくぐって。
穴をくぐるといいことあるんだよね?あの頃は細かったからくぐれたけど今はどうか分からない(笑)
みーちゃんがツアー中ムキムキになって、僕もライブハウスの弁当を
肉と野菜と豆腐だけにしたらツアー中に4キロ痩せた。
でもおいしいものいっぱい食べて戻りそう。太っちゃってもライブ来てね」

ALLiSTERのSomewhere On FullertonはMONOEYESのライブでもお馴染みの曲。
アコースティックバージョンでもじっと座って聴くのはうずうずする。
ギターソロで「トディ!」って叫ぶスコットさん(※もちろんトディさんはいません)。

「15歳の時、家から5分のところにWEEZERが来てライブを観て。面白い写真があるんだけど見る?」
と言ってiPodで当時?のツーショット写真を見せるスコットさん。リヴァースさんがまるで別人。笑

「その後ギターを買って弾けるようになった3つのコードで曲を作って。音源にもなってない
マカデミアナッツに対するラブソングです。聴いて下さい。ワンフレーズしかないけど(笑)
だから今でもリヴァースから電話がかかってくるとびっくりする」

素敵なエピソードと共に聴かせてくれたマカデミアナッツの歌がかわいすぎて撃沈。
この曲が聴けるのはライブだけですよ皆さん…!これはライブに行った人の特権かな。

「何やろうかな…クリスマスの曲?また来月来てね(笑)
(楓しかやらなかったら)怒られるから川の流れのようにのカバーもやります」と
川の流れのようにも歌ってくれたんだけど、演奏の前に曲にまつわるエピソードがあって。

「BRAHMANと一緒にカラオケに行ったんだけど…大船渡に行った時に。
この曲を歌ったらみーちゃんが泣いてて、歌い終わった後でハグされて何で?って思って。
カラオケは上手いんだけど弾き語りになると下手でごめんね」

下手だなんてとんでもない、熱のこもった歌にグッと来てしまって細美さんの気持ちが分かった。
スコットさんにはいつも日本の良いところを教えてもらってるなあって思った。

ラストはMy Instant Song。みんなで一緒に歌ってMONOEYESのライブみたいに笑顔でいっぱいだった。
素敵な時間を過ごす事ができて、終わって欲しくない!って思った。

演奏が終わって「奈良初めてだからどんな風かと思ったけど良かった!また来ます!」って嬉しかったな。
ほーんと楽しかった!スコットさんの事は大好きだったけどもっと大好きになったよ。また行きたい!


+++

SOLE CAFEでライブを観た時に奈良にも来て下さい!って言ってたのが実現して幸せでした。
(ちなみにその時のレポはコチラ

ライブが終わった後もひとりひとり写真やサインに丁寧に応えてくれるし、
歌ってる時はカッコ良くてMCではかわいくてお話すると優しいとか完璧かな…

スコリバのジャケットに描かれてるスコットさんのイラストを消しゴムスタンプにして
プレゼントしたら「すごい!めっちゃいいじゃん!」って喜んで下さって嬉しかった。

それでちゃっかりMONOEYESのCDを持って行ってたんだけど、
細美さんに書いてもらったサインを見て名前呼ばれてドキッとした。
細美さんとトディさんのサインを見て「僕だけ?いっせもか」って。
書いて頂いたサインも撮って頂いた写真も宝物です。ありがとう。
また近いうちにスコットさんに会えるといいなあ。次はレディクレかな?


+++

セットリスト(順不同。抜けてる曲あるかも…)

HOMELY GIRL(Scott&Rivers)
Carry Your Torch(MONOEYES)
(Linkin Park)
Two Little Fishes(MONOEYES)
RUN AWAY(ALLiSTER)
Borders & Walls(MONOEYES)
楓(スピッツ)


Roxette(MONOEYES)
カリフォルニア サンシャイン(Scott&Rivers)
Shape of You(Ed Sheeran)
Moth To Flame(MONOEYES)
Somewhere On Fullerton(ALLiSTER)
マカデミアナッツの歌(オリジナル未発表曲)
川の流れのように(美空ひばり)
My Instant Song(MONOEYES)



by pochi-17 | 2017-11-15 22:00 | Live

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