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the HIATUS ANOMALY TOUR2010 9.4Zepp Osakaレポ

9月4日、ZeppOsakaであったthe HIATUSのライブに行ってきました。
個人的に去年の年末のRADIO CRAZY以来のハイエイタスだったんですが、
まるで成長期の子に久しぶりに会ったような感覚。
とにかく細美さんが楽しそうで、笑顔が見れて良かった。
そんな訳でいつもどおり長ーい自己満レポです。MCは曖昧なのでご了承を。

予定より一本早い電車に乗れたのでゆっくりZeppに向かっていたら、
立ち止まった横断歩道でふと見えた海に吸い寄せられてしまいました。
Zeppには何回も来てるけどそう言えばここって何だろう?と思って
てくてく歩いて行ったら、シーサイド・コスモという広場でした。
高くて青い空の下、白い帆のような屋根があって絵になる景色。
そこでおじいちゃんがお手製とおぼしき凧をあげてて、
日本髪の女性とタコとペンギンが仲良く空に浮かんでる。
やわらかい潮風が心地よくてしばらく海を眺めてぼーっとしてました。
見れなかったけど、きっと夜景も綺麗なんだろうなぁ。

暑い中物販に並ぶ体力もなかったので大人しく諦めて、
番号が呼ばれたらささっとフロアに直行。
この日は2個目のバーの後ろ、masaさん側の端っこにスタンバイ。
ウエノさん側に行くか迷ったけど、出戸くんも見たいなぁと思って。
そう、この日の対バンはOGRE YOU ASSHOLEでした。
去年髭の須藤さんと一緒に802のラッシュボール特番の
公開録音で出戸くんは見たけどライブを観るのは初めて。
オウガの前のBGMはフラテリスやニルヴァーナの曲が流れてました。



*++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

フロアの照明が落とされて、いよいよライブがスタート。
オウガのメンバーが温かい拍手と共に登場。他の皆はナチュラルなのに
ギターの馬渕さんだけ一人雰囲気が違って異世界の人みたい。
予習が足りなくて知らない曲もあったんですが、
今までちゃんと聴いてなかったのが悔やまれるぐらい良かったです。
もっと線の細いイメージだったんですが、ライブで聴くと想像以上に
バンドサウンドがずっしりとしていて音も分厚かったです。

出戸くんもガンガン頭振ったりギターを掲げたりしてて男っぽかった。
聴きたかった「アドバンテージ」もやってくれて嬉しかったです。
「バランス」の心地よい浮遊感は癖になりそう♪
このまま2時間ぐらい聴いてたいなぁって本気で思いました。

出戸くん「こんばんは、OGRE YOU ASSHOLEです。 今週9月1日に
『浮かれている人』というアルバムをリリースしました。
初めて聞いた人にはインパクトのあるタイトルだと思うんですが、
僕達は浮かれているようには・・・見えませんね。
ほんとは浮かれてるんですけど、出さないように出さないように
ぐっと押さえて・・・でも後半戦からは浮かれていきたいと思います。
10月にはまた大阪でワンマンライブもあるので良かったら来て下さい」

出戸くんの喋り方って独特のテンポ感があって、全然声を張ってもないし
笑いを取ろうともしてないとこで笑いを誘えるんですよね。
この後も2回ぐらい「こんばんは、OGRE YOU ASSHOLEです」って
自己紹介してて、さすがに3回目は笑ってしまった。
それに「後半戦は浮かれていきます」って言った割に変化ないし(笑)

「ヘッドライト」だったかな、間奏で青紫の空に雷が光ってて。
何の曲だったか忘れちゃったけど、虹色の照明もすごく綺麗だったなぁ。

「the HIATUSさん、今日は呼んでいただいてありがとうございました」
出戸くんが律儀に挨拶をしてオウガのライブが終了。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

20分ほどして、いよいよthe HIATUSの番。
フッと照明が消えた瞬間、ざわつきが歓声に変わりました。
もうすっかり耳にも馴染んだジャングルにトリップしそうな
賑やかなあのSEに乗ってメンバーが登場。
もの凄い地鳴りのような歓声。皆の手拍子にも力が入ってる。
今回の鍵盤は東京事変の伊澤一葉さん。
masaさんは髪が少し短く、細美さんは逆に伸びてもっさりしてた。
鮮やかな色(赤?オレンジ?)のTシャツがステージに映えてました。

メンバー全員がアイコンタクトを交わして始まりの一音が響く。
1曲目はアルバムの曲順どおり「The Ivy」
最初っから手加減なしの本気モードに圧倒されました。
間奏で細美さんが指揮を振るうように大きく腕を振ってた。

「こんばんはthe HIATUSです。今日は最後までよろしくお願いします!」
細美さんの声がライブの宣誓のようにも聞こえました。

「Talking Reptiles」は2曲目とは思えないぐらいの盛り上がり。
フロントエリアではダイバーが続出して、もうぐっちゃぐちゃ。
1サビが終わって2番に入るとこのドラムのカウントがたまらない!
細美さんが時々声にならない声で歌の合間に叫んでて、
そんな姿を見てたらこっちも負けてられないなぁって。

何か周りにいた子達がキャーって言うから何かと思ったら、
masaさんが着ていたTシャツを脱いで上半身裸になってました。
「Storm Racers」めちゃくちゃ楽しかったー!上がる!
細美さんの「1.2.3.4!!」で皆のテンションも激上がり。
「大阪行くぜぇー!」って言ってくれて嬉しかったな。

「My Own Worst Enemy」はビリビリとした荒々しさと
ピアノの澄んだ音色が不思議と調和していました。
じっと聴く曲だと思ってたから皆のノリにちょっと面食らったけど。
曲の最後、体全体を使って一心不乱にギターを弾いていた
細美さんの姿が今も目に焼きついています。

「Monkeys」はライブで聴くと更にカッコ良かった!
イントロの加速していく感じがやばい。勝手に体が動く。
音源では囁くように歌ってるところもライブでは力強かったです。


「ライブ始まってすでに1時間ぐらい経ってるけど、
もし具合悪い人がいたら近くにいるセキュリティーのイケメンズに頼んで
出してもらって下さい。もしくは近くにいるイケメンズにお願いして下さい。
あと生理になった人がいたらとっとと出て行って下さい。
・・・何か今、言っちゃいけない事を言ってしまった感が。
人間誰しも過ちはあるからね。そうやって成長していくもんだからさ。
・・・早引きしろ?・・・意味が分からない(笑)
・・・ん?俺が生理っぽい?俺は生理じゃなくてイボ痔だから。
『えぇ~』じゃない。大人になったら分かるようになるから(笑)」

「初めてハイエイタスを観に来てくれた人もいるかもしれないけど、
いつもこんな感じでやってます。いつも?じゃないか。
もっといい時もあれば悪い時もあるけど、大体こんな感じです。
ハイエイタスは最高のバンドだけど、ライブって最高だな!
野郎共も背の小さい女の子に体当たりしない優しさは
ちゃんと持ち合わせてると思うけど、最後まで潰れんじゃねぇぞ!」


「紺碧の夜に」はライブだと歌前にギターのフレーズがあって、
それを聴くとライブ来たんだなぁって実感が沸く。
間奏での一葉さんのシンセっぽい鍵盤がまた素敵なんです。

「Walking Like A Man」は独特な世界観。
さっきまでとは打って変わって静寂が広がるフロア。
ステージ袖のスタッフに細かく指示を出す細美さん。
全てを飲み込むようなラストは本当に圧巻でした。
頭の中が空っぽになるような、でも何かで満たされるような不思議な感覚。
時空はよじれて未知の場所へと続く扉が開いてる気すらしました。


「長い旅の途中、谷底でテントウムシを見つけたぐらいで
ガラッと人生が変わるような男の歌です。知ってるか知らないか
分からないけど、もし良かったら一緒に歌って下さい」

「Lone Train Running」はサビのウエノさんのベースが最高に気持ちいい!
一緒に歌ってたら「I am」が「We are」に変わってる事に気付きました。

その流れを引き継いだまま「Centipede」
絡み合うギターのフレーズも、ドラムもめちゃくちゃカッコいい。

「Doom」はイントロが鳴った瞬間、脇から人がザーッと流れ込んでくる。
やばいかも・・・と思った瞬間、飛ばされて2mぐらいテレポートしてた(笑)
でも楽しかったから良し!あれを聴いてじっとしてろって言う方が無理!
元々速い曲がライブでは更に速くなっててあっという間でした。

「Silver Birch」一番聴きたかったのは実はこの曲だったのかも。
皆が手拍子してる中、棒立ちで聴き入ってしまいました。
ところどころAメロの音程を変えて歌ってたっけ。
この曲を歌ってる細美さん、ほんといい顔してたなぁ。


「ブログのTシャツ?あぁ、昨日ブログに書いたTシャツ着てます。
“今日は自分が昨日あんなに恐れていた明日”って書いてんの。
いい言葉だなーって思って買いました。
・・・昨日コンビニで『実話ナックルズ』っていう、いけない雑誌を・・・
いや、いけなくはないか。雑誌をね、読んでたら段々へこんできてさ」と。
でもその雑誌の合間に載ってるグラビアで元気を取り戻した模様。

「野郎共の笑顔見てるとすっげぇ幸せな気分になるんだよね。
こんな事言ったらまた差別だとか男尊女卑とか言われるかもしれないけど。
もちろん女の子は好きなんだけど・・・ゲイじゃないよ?
俺がゲイとか言ったらハードゲイの人達に怒られます(笑)
どうせみんな家ではこんな顔して笑わないんでしょ?だから嬉しいんだよな」
細美さんにそう言われた男子の顔が嬉しそうで羨ましくなった。

「俺達はモテたいのでもカッコつけたいのでも可愛く見られたいのでも
金儲けがしたいのでも何でもなくて、自分が自分でいたいだけで・・・
言いたい事はいっぱいあるけど言葉にならないや。
俺達は俺たちのままなのでこれからもよろしくお願いします!」
話してる途中、モニタに脚をかけてマイクから離れる細美さん。
スピーカーを通さない生の声が聞こえてきた。


「Antibiotic」は聴く度にどんどん良くなっていってる曲。
一葉さんのピアノのアレンジが素晴らしかったです。
後半の打ち込みのリズムに生ドラムが重なる瞬間は鳥肌もの。
最後「So tired lying」と繰り返し歌ってる姿に心を掴まれました。

「The Flare」はメンバーが一丸となってひとつのものを作り上げて、
同じところに向かっている感じが伝わってきました。
サビ前のドラムのパターンが四つ打ちっぽくて上がった!

「ベテルギウスの灯」ではフロアが大合唱。
今回結構色んな曲で歌ってる人が多かったなぁ。
前作の曲は歌えるのにANOMALYのは歌詞覚えてなかった・・・

「今日はOGRE YOU ASSHOLEのみんなありがとうございました。
残すところあと一曲になってしまいました」と短く細美さんが話す。

「Insomnia」は“Save me”の爆発力とエネルギーが凄まじかったです。
フロアの皆に負けないぐらい細美さんも声を振り絞ってました。

演奏を終え、袖にはけていくメンバー。masaさんはボトルを投げてる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

フロアからの手拍子に応えて、すぐに5人は戻ってきてくれました。
アンコール1曲目は「Notes Of Remembrance」
この曲は柏倉さんのドラムが秀逸でした。こういう曲にほんとに似合う。
やさしい音色が心地よくて、思わず目を閉じて聴き入ってしまいました。

「西門の昧爽」でもフロア全体が大合唱。
だんだんと終わりに近付いて、寂しさも少しこみ上げてくる。

フロアに一礼して帰っていくメンバー。またすぐに手拍子が起こる。
しばらくして照明が灯ってメンバーがステージに。
ラストに演奏されたのは「Ghost In The Rain」でした。
“You witness what's been jeopardized”
細美さんはいつかと同じように、そう歌ってました。
ドラム前に集まってアイコンタクトを交わす5人。
masaさんは大きく口を開けて吠え、フロアを煽る。
気付けば皆一緒に歌ってて、ステージとフロアがひとつになれた気がした。


演奏が終わり、楽器を置くメンバー。
masaさんが投げたボトルの水がキラキラしてて綺麗でした。

ステージを降りる直前、細美さんの姿が視界から消えた。
前で見てた人によるとステージの床にキスしてたんだ、って。
その話を聞いて思い出したのは隣にいた男の子が最後に
ステージに向かって大きな声で叫んでいた言葉でした。

「ありがとう!」

このひと言に尽きる。私も、きっと皆も同じ気持ちだったんじゃないかなぁ。
あの日ステージに立った5人はライブの純粋な楽しさや喜びを教えてくれました。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

the HIATUS ANOMALY TOUR2010 9.4/Zepp Osaka

<the HIATUS SET LIST>

1.The Ivy
2.Talking Reptiles
3.Storm Racers
4.My Own Worst Enemy
5.Monkeys
6.紺碧の夜に
7.Walking Like A Man
8.Lone Train Running
9.Centipede
10.Doom
11.Silver Birch
12.Antibiotic
13.The Flare
14.ベテルギウスの灯
15.Insomnia

enc1
1.Notes Of Remembrance
2.西門の昧爽

enc2
1.Ghost In The Rain

-----------------------

<OGRE YOU ASSHOLE SET LIST>

ステージ
ヘッドライト
ピンホール
バランス
フラッグ
コインランドリー
アドバンテージ
ワイパー



by pochi-17 | 2010-09-09 22:16 | Live

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