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2016.1.28 GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2016 “Supernova”@大阪オリックス劇場

!!!ネタバレ注意!!!

1月28日、大阪オリックス劇場であったGLAYのライブに行ってきました。
東京ドーム、函館アリーナと行けないライブが続いていて、今度こそは!と思ったものの
そこはさすがホールツアー、何度も先行にエントリーしてもチケットが取れなくて、
一般まで粘ったけど即完で、ダメ元で最後にチャレンジした当日券が奇跡的に取れて。
当日券なんて存在するんだって感じでした。諦めなくて本当に良かった…。
取れた時も信じられなくて頭が真っ白になってしばらく呆然としてしまった。
何度もこれは夢なのかな?って思ったけど夢じゃなかった。

オリックス劇場に行ったのはthe HIATUSのホールツアー以来。
関係者受付の奥に当日券の窓口があって本人確認の名簿との照合の後、黄色いチケットを受け取って中へ。
ロビーには人が溢れていて掲示されてたというポスターにも気付かず、ツアトラの事もすっかり忘れてた。
機材席解放の当日券だったからどこなんだろうと思ったら2階席のせり出してる部分の2段目の一番前だった。
やっぱり安定の上手側。覗き込んだら吸い込まれそうな高さは高所恐怖症泣かせだったけどいい見晴らし。
左隣はライターさんなのか関係者っぽい方、右隣の何人かは同じく当日券組の方で、
席に着いた時に当日券ですか?って聞かれて、来れて良かったですねー!って
思わずステージに向かってみんなで手を合わすという。笑

開場から開演まで30分だとあっという間で心の準備もできないまま開演時間が近付いてくる。
ステージ奥にツアーロゴの幕がかかっているだけのシンプルなセット、
オリックス劇場は両サイドに少し花道がある造り。
今回はキーボードのSEIさんが不在なのでステージが広く感じた。
JIROさんの立ち位置の周りは10cmぐらいかな、一段高くなってた。

注意事項のアナウンスが終わるともう待ちきれないお客さんの手拍子がどんどん大きくなる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

場内が暗転してステージが青い光に包まれる。
メンバーが下手側から姿を現すと割れんばかりの歓声が降り注いでくるのと同時に
下からも湧き上がってきて、それだけでもう感動してしまった。

衣装はTAKUROさんが黒地に白のストライプの上下、白黒ツートンのレザーっぽい靴。
TERUさんはシャツも上下も黒(濃いグレー?)で髪型も含めて98年頃の雰囲気。
JIROさんは白シャツに黒の上下、銀ラメのスニーカー。
HISASHIさんは黒い羽?のついたつばの広いハットに黒のトップス、
遠目から見たらスカートに見えたけど下は何だったんだろう?

TERUさん「オーライ大阪!思いっきり暴れていこーぜ!」

それぞれが立ち位置について初めにプレイされたのはScoop。
ストロボみたいに白く点滅するライトが曲のテーマを彷彿とさせる。
眩しいステージにストップモーションみたいに浮かぶメンバーの姿。そして何より歪んだラフなベース、
うなるようなギター、キレのあるドラム、妖しい歌声がめちゃめちゃかっこいい。

TERUさんの「千ノナイフガ胸ヲ刺ス!!」のシャウトに思わず絶叫してしまった。いきなりこんな曲やるの!?
個人的にGLAYのライブを観るのは一年振りだったけど、そうそうこの感じ!って。


TERUさん「20周年が終わって21年目は自由に楽しくやろうと思ってて、
今日は色んなお楽しみを用意してきたので皆びっくりすると思います。
大阪を初日に選んだのは反応が正直で盛り上がるから(笑)俺達に自信をつけさせてください!」


汚れなきSEASONのサビ後半、JIROさんのベースのフレーズの躍動感がたまらない。
久々に聴いたから間奏前のリーダーのウェイ!の存在忘れてた…笑

これもすごく久々に聴けたSTARLESS NIGHT。この曲を聴くと奈良のライブで聴いた時の事を思い出す。
もう会えないあの人の眼差しに会えたらって歌詞のところでたまらなくなって涙が出た。
バラードでもないのに号泣するっていう。TERUさんの最後の巻き舌のrrrrROCK!も懐かしかったなあ。

laotourなんて懐かしさを通り越して何だっけ?って。
当時あんまり好きじゃなかったんだけど(ごめんなさい)今聴くと歌詞がぐっとくる。


TERUさん「20年以上やってるとみんな友達みたいになってくるね(笑)
今日は友達のライブに来たみたいな感じで楽しんで観てください!」


久々に聴いた初恋を唄えがやたら染みた。こんなにいい曲だったっけ?って思ってしまった。
TERUさんの声の繊細さと伸びやかさのバランスが絶妙だった。優しいギターのフレーズも良かったなあ。

100万回のKISSもあんまりライブじゃ聴けないけど好きな曲だから嬉しかった。
この曲の雰囲気こそGLAYさんにしか出せない音と空気感だなって。

More than Loveではメンバーが上手と下手に分かれて煽る。
JIROさんは立ち位置に残ってTOSHIさんとリズムをキープする。

極限まで歪んだギターのリフが鋭く光るMERMAID。SEIさんがいない分、ギターのアプローチも
いつもより攻めている感じがしてかっこいい。ツインギターのギターソロも最高!

Believe in fateを聴くと2003年のハイコミツアーを思い出す。昔の曲なのに今聴いても全然あり。
ラスサビ前のTOSHIさんが一瞬溜めるところとかめちゃめちゃかっこいい。


TERUさん「…疲れた、中盤にやる2曲じゃない(笑)だって19年ぐらい前の曲でしょ?(笑)
こんなセットリストを組んだのはここ大阪を牛耳ってるJIRO!」

JIROさん「今回は俺がセトリ決めたんだけどいつもまたHOWEVERですか?とか言われるから、
普段やってない曲を掘り起こしてそうじゃない曲を選んでみました。
言ってない?ここにいる人達は言ってない(笑)今回のツアーはSEIさんがいないから
アレンジもああでもない、こうでもないって色々してて。初期の頃の曲を演奏してると
昔を思い出してバンドのテンションが高い!さあ誰が最初に間違うでしょうか、お楽しみに!
俺はTERUだと思ってるんだけどね。それで間違えて笑ってごまかすっていう(笑)」

TERUさん「もうさっき間違えた(笑)」

TAKUROさん「反省会ですか(笑)TERUさんずっと同じ箇所を何パターンかに間違えてましたよね。
「痛み」を「誓い」とか「時代」とかって。プロって間違えないもんかと思ってたわ!
…もう好きなように歌ってもらっていいです(笑)」


ずっとライブの聴きたい曲アンケートに書き続けてたSORRY LOVEがやっと聴けた。
どんな言葉を尽くしても伝えきれないほど良かった…。もっとこの曲が好きになった。


静かなギターの音色がWill Be Kingのイントロになった瞬間、どよめきが起こった。
こんな曲まで聴けるなんて………。16年前の初ライブぶりに聴けたんじゃないかなあ。
HISASHIさんは2本のギターを駆使して印象的なフレーズを奏でてた。
この曲はとにかくTERUさんの歌声に圧倒された。あの当時よりももっと力強く、
まっすぐにステージから放たれて身動きが取れなくなりそうだった。

その後の航海もいつぶりに聴けたんだろう。リズム隊のグルーヴが心地よかった。
穏やかさと強さを併せ持つTERUさんの歌声に心を掴まれた。


TERUさん「さっきのWill Be Kingのレコーディングでニューヨークに行って、自分より年上の
ゴスペルの方に歌い方を指導しなきゃいけなくて大変だった思い出があります。
まだ20代の俺がちゃんとできるのかな?って。指導してたらF○○Kとか言われる訳ですよ」

メンバーの声も、とTOSHIさん。
「昔の曲を演奏してるとその当時の事を思い出して、HEAVY GAUGEの頃、今までロックだった
GLAYがどんどん変化していって、頑張らないとついて行けなくなるって思った事を思い出しました。
今回のツアーにも参加させてもらってますが…いつも参加してますが(笑)ライブ楽しいです!大阪やっぱり最高です!!」

TAKUROさん「…大事な事を思い出したんですけどTERUさん、ニューヨークじゃなくてロンドンです(笑)」

TERUさん「そうだっけ?(笑)」
TAKUROさん「Will Be Kingはhideさんの事を思って書いた曲で。空を見上げて“GLAYは元気にやってます”って」


空が青空であるためにではTERUさんのアコギ姿が見れたけど今でもやっぱり違和感ある。笑
メロディラインに寄り添うようなHISASHIさんのフレーズが印象的。

百花繚乱の爆発力はかなりYAVAI。2階席から見る景色が壮観だった。
後半の動きのある攻めのベースラインもかっこよかった!

TILL KINGDOM COMEでは男ー!女ー!3階席ー!2階席ー!1階席ー!と煽りまくるTERUさん。
TAKUROさんも上手の花道で煽る。下手の花道にはHISASHIさん、交互にギターを弾く二人に釘づけになった。
HISASHIさんのギターが青く光っててギターヒーローここにあり!って感じだった。

その流れで「GLOBAL COMMUNICATIONー!」ってシャウトするTERUさん。




シーーーン………




オリックス劇場の時が一瞬止まる。
TERUさん「GLOBAL COMMUNICATIONじゃなくてGREAT VACATIONだった!」



( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)




TERUさん「せっかく盛り上がってたのに…」


しょんぼりするTERUさん、がっくりきてるHISASHIさん。
すかさずTILL KINGDOM COMEの最後から何事もなかったかのようにやり直すTERUさん。笑

そんなハプニングも功を奏したのか、GREAT VACATIONの頃にはメンバーも客席も
リラックスした雰囲気で笑顔が見られて、すごくいいムードになってた。

TERUさん「初日らしいハプニングもありましたが(笑)初日らしい初日になって幸せです。
皆の笑顔を見てるとほっとするね。2016年に入ってから色んなニュースがあったから。
21年目になって何ができるかと思ったらやっぱり前を向いて歩んで行く事だったり、
何があっても仲間がいてくれるっていうのを伝えていく事なんだなと。
メンバー皆が楽しんでやっていて今のGLAYの状態の良さが伝わってるんじゃないかな。
音楽嫌いになったりGLAYを嫌いになったりしないようにこれからも楽しんでやって行きたいと思います。
皆がGLAYを通して元気になってくれるような活動をしていけたらなと。
40過ぎて夢見ていこーぜ!って言うのも照れくさいんだけど(笑)
こんな時代にこう言うこと言える人がいてもいいかなって」

TERUさん「次が最後の曲になるんですけど…」
もちろん、客席からはえー!の声が。
TERUさん「ほんとはこんな暗い感じで曲紹介するつもりじゃなかったんだけど…照明が悪い!(笑)」

本編ラストはSupernova Express 2016。
ファンファーレのように高らかに鳴り響くHISASHIさんのギターにドライブ感のあるJIROさんのベース。
初めて聴いた時からどこか懐かしさを感じるような王道のGLAYソング。

演奏を終えてステージを後にするメンバー。
すぐに始まるアンコールの手拍子。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


しばらくして再びステージにメンバーが登場すると大きな歓声が上がる。
皆ツアーTに着替えてて、JIROさんの腰にはバギクラでプレゼントするとおぼしきピンクのタオルが。

普通出てきたらMCする事が多いけど、そのままWinter,againを演奏し始めて客席がどよめいた。
雪の結晶を思わせる青くてきらきらした光の粒が北の大地に誘ってくれるようだった。

その次に演奏されたのがINNOCENCEで、また違ったどよめきが起こってた。
TERUさんの声の伸びにまた圧倒される。本当にこの日のライブを通して歌がすごかった。

HAPPY SWINGではまたメンバーが花道に。本当に近いから花道脇の人はハイタッチしてもらってた…!
TERUさんがTAKUROさんの肩に手を乗せて上手の花道で歌う姿にぐっときた。


TERUさん「初日だから皆の声聞こうか。大阪と言えば?ベース、JIRO!」
JIROさん「もうちょっとテンション高く紹介してよ(笑)」

TERUさん「バギクラももうすぐ19年、20周年には何があるんでしょう?
FM802バギークラッシュナイトDJ、そしてベース、JIROーーー!!」

JIROさん「まいど!すげー楽しいわ。今回は台があって少し高い所からだから皆の顔がよく見えます。
…皆のアホ面が(笑)久々すぎて何の曲だろうとかみんなが戸惑ってるのもよく見えます。
21年目ですが早くも25周年が楽しみです。大阪を初日にして良かった!最後まで楽しんでね!」

TERUさん「TAKURO!」

TAKUROさん「JIROからセトリを貰って…何ですか千ノナイフガ胸ヲ刺スって…
千のナイフで刺したら痛いじゃないですか。さっきのウィルビーと同じ人が書いたとは思えない曲ですね。
自分の歴史をひしひしと感じます。21年目になっても今だにツアーに出る前は変な夢を見るんです。
靴紐がいつまでたっても結べない夢、曲が始まったと思ったら全然知らない曲。
でも21年やったらすごいもんですね、曲が分からない時はコードに関係のない、
(ギューン!とギターを鳴らす)引いてやり過ごせることを学びました!」

TAKUROさん「21年目って言ってたけどもう22年目か?」
TERUさん「22年目か(笑)HISASHI!」

HISASHIさん「まいど!大阪ツアー初日いいですね。
いつも大阪では『ちゃんとしいや!』という気持ちをもらっていくんです。
ツアー初日と言うことで、皆の勇気と力とパワーを貰って…力とパワーは同じだぞ?(笑)
力とパワーを貰ってツアーに出たいと思います。もうすぐ22年目ですが俺も2月に44歳になります(拍手!)
オリックス劇場ってSFチックな造りだね!ネルフ本部かと思った!
…昔はツアー始まる時に媒体の方達を招いてお茶会みたいなのを開いてたんですよ。
そこでダメ出しとかされるんです。見た目はビジュアル系なのにやってる曲がポップだとか。
妙齢の女性の音楽評論家みたいな人に。そう、妙齢の…よく見たら彼女は…彼女はゾンビだったんです」


MCから即行での彼女はゾンビの入り方が完璧だった。
想像以上にライブ映えする曲で盛り上がってた。間奏のところでお楽しみコーナーがあって、
TERUさんが「HISASHIがギター以外の楽器にチャレンジします!」って
色んな楽器(ピアニカとかウクレレとか)と、何を演奏するか決めるための札が運ばれてきて、
自ら札をシャッフルするHISASHIさん。客席の手拍子に「手拍子嬉しいね。そういうのあるといいね!」と
TERUさんからお褒めの言葉をいただきました♪HISASHIさんが引いたのはピアニカの札。

TERUさん「この間のZIP見た?HISASHIのピアニカ映ってたよね」
HISASHIさん「映っちゃいけないやつ(笑)」

ギターソロならぬピアニカソロ…!TERUさんが「生暖かく見守って!頑張ってる!」って。笑
いつぞやTERUさんがピアノ弾いてたの思い出したわ。でも結構いい感じだった!

この曲聴かないとHIGHCOMMUNICATIONSツアーって気がしないでしょ?と
ラストはツアータイトルにもなってるHIGHCOMMUNICATIONS。
闇を切り裂くようなビリビリしたHISASHIさんのギターがめちゃくちゃかっこいい。
TERUさんが始めるまでもなく自然とあの振りをやるファンの多さにハイコミツアーの歴史を感じた。
この曲を聴くと未だに2003年、初回のハイコミツアーでTERUさんがゴンドラで降臨した事を思い出す。笑


ライブの最後にはメンバーが上手と下手の花道に出てきてJIROさんはピック投げたり
TAKUROさんはバズーカを撃ったり(2階席まで飛んで来てた!)
デジカメでTAKUROさんを撮影するJIROさんに気づいてキメポーズを取るTAKUROさん。笑

TERUさん「大阪ありがとう!ツアーは今日からスタートですが、
今日しか来れない人もきっといると思うので、また会おうね。またすぐに帰ってきます!
帰ってきますって明日もあるけどね(笑)また大阪にすぐに帰ってきます!」


TERUさん「次に会う日まで。行ってきまーーーす!」
\行ってらっしゃーーーい!/


TERUさん「サンキュー!好っきゃねーーーん!」


最後JIROさんとTAKUROさんがステージに残って、先にはけていったJIROさんが
笑顔で袖にいたスタッフさんとハイタッチしてたのが見えた。

リーダーのラストの「Yes!」が力強くて、このツアーが良いものでありますように、
沢山の人に元気を届けて無事に終える事ができますように、と心の中で祈らずにはいられなかった。
終演のアナウンスが流れてもお客さん皆笑顔だったのが印象的だった。
本当にずっと夢の中にいるみたいだったけど、ちゃんと現実の出来事で。
最後まで諦めなかったらこんな事もあるんだなあって。
色んなバンドのライブに行くようにはなったけど、GLAYさんは私にとって原点で、
いつでも温かく迎えてくれる安心感がある。これからもずっとその背中を見続けて行けたらいいな。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2016 “Supernova”
2016.1.28 大阪・オリックス劇場セットリスト

1.Scoop
2.千ノナイフガ胸ヲ刺ス
3.汚れなきSEASON
4.STARLESS NIGHT
5.laotour~震える拳が掴むもの~
6.初恋を唄え
7.100万回のKISS
8.More than Love
9.MERMAID
10.Believe in fate
11.SORRY LOVE
12.Will Be King
13.航海
14.空が青空であるために
15.百花繚乱
16.TILL KINGDOM COME
17.GREAT VACATION
18.Supernova Express 2016

[ENCORE]
1.Winter,again
2.INNOCENCE
3.HAPPY SWING
4.彼女はゾンビ
5.HIGHCOMMUNICATIONS



by pochi-17 | 2016-02-05 00:06 | Live

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