the HIATUS「Ghost In The Rain Tour2009」09.05@Zepp Osakaレポ

9月5日、ZeppOsakaであったthe HIATUSのライブに行って来ました。
7月17日のなんばHatchではピアノが東京事変の伊澤さんで、
ドラムが柏倉さんだったのですが今回はピアノが堀江さん、
ドラムはASPARAGUSの一瀬さんでした。

◆注意!!以下セットリスト&ネタバレ有です◆

4時前に会場に着くと、物販から伸びる列が遥か彼方まで・・・
早々と心が折れそうになりましたが何とか無事購入。
開場を待つ間、Zeppの外ではELLEGARDENの曲がずっと流れていました。
活動休止からもう一年が経つんですよね。早いな。

今回は整理番号が2100番台だったのでゆっくりと入場。
この番号だと全然見えないかと思ったら、意外と見えました。
ただHatchよりステージが低いのか見える範囲は狭め。

ドリンクを手にドアをくぐるとピンク色のライトに照らされた
ステージが姿を現しました。今回も至ってシンプルな造り。
BGMは分かる曲がなかったんですが、洋楽でした(ざっくり・・・)。

ちょうどドアを入ってすぐのPA卓の左横の辺りにいたのですが、
待っている間にライトがピンクから紫に変わってました。
まあこの辺りならゆったりと観れると思ったんですが、甘かった。


6時、ほぼ定刻に照明が落とされる。
それまでざわざわしていた周りも急に静かになる。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


人に阻まれて開けない視界の先にメンバーが登場したらしく、
歓声が大きくなった後、ようやく暗闇の中に人影が見えた。

ちなみにこの日の服装は細美さんが黒地にに水色のプリントのTシャツに
黒のハーフパンツ(チェーンを付けてた)、シルバーのネックレス。
masaさんは髪は結わずそのままで、グレーのチェックのシャツ。
ウエノさんは赤いチェックのシャツ。上半身しか見えないので下は不明。
一瀬さんと堀江さんは覚えてないので割愛(・・・)。


真っ赤な照明に包まれた中、聴こえてきたのはいきなり新曲。
確かこの曲では細美さんは黒のストラトを弾いてました。
ドラムとピアノが絡みあう音数の少ないダークな雰囲気の曲でした。
アルバムとの曲とは方向性が違ったから、そう来たかって思った。
周りも皆じっと身じろぎもせず聴き入ってました。
ZeppTokyoのライブから中一日とは思えないぐらい喉の調子も良さそう。


「Storm Racers」ではサビ前に細美さんが「1・2・3:4!!」って
カウントしていて、それを合図に一気に人の波が押し寄せてきた。
後ろから数えて何列目かなのに、まるでモッシュゾーンに。


急激に熱くなったフロアをクールダウンさせるのは、堀江さんの繊細なピアノ。
「Ghost In The Rain」はステージの上も、目の前の光景もキラキラして見えた。
何回も何回もスピーカーを通して聴いたピアノが目の前で演奏される。
フロアを指し「You witness what's been jeopardized」って歌ってた。


「今晩はハイエイタスです。最初っからすげぇテンション上がっちゃってるけど、
付いてきてくれると嬉しいです。意外と短いけど最後までよろしくお願いします!」


「Lone Train Running」の初めの所で、ウエノさんがベースのネックを
ほぼ垂直にして抱きしめていて密かに可愛かったです。
合唱のちモッシュの嵐、ダイバー続出。ほんとにあっという間でした。


「新曲です」というひと言の後に演奏されたもうひとつの新曲は、
ひとつの音をじっくりと伸ばすメロディーと低音の声が印象的でした。

途中で細美さんがハンドクラップでリズムを取ったり、曲の最後の方では
シンセサイザーなのかサンプラーなのか遠くて判別できなかったのですが、
それを細美さんが演奏してたりと、見た目にも今までとは違う感じがしました。
残響を断ち切るかのような潔い終わり方もカッコ良かったです。


「堕天」では自然とドラムに目が行ってしまいました。
しなやかな柏倉さんのドラムに比べて一瀬さんのドラムは骨太で男っぽくて、
同じ曲でも演奏する人が違うと印象が違って聴こえるのが面白かったです。
転調するところではキラキラとした堀江さんのピアノが彩りを添えていました。


ジャムセッションのような流れから「The Flare」へ。
イントロ前のピアノはまるでPVを見ているようで不思議な感覚。
「Clone the doubts and find what's buried here」の音程を変えて歌う。
ライブで観るとこの曲が一番ハイエイタスらしさが出てるなぁって思いました。


「気持ちいぃー!」と笑顔の細美さん。


「さっきから見てるとウエノコウジ兄貴の方を永久に見続けてる方が
いるんですけど(笑)、そのうち俺達5人・・・全部で7人なんですけども、
それでハイエイタスだと認識していただけると嬉しいです」と細美さん。

「俺たちみたいな真っ当に人生を歩んできてない奴らが・・・
先輩方すみません、大先輩を一緒にするのはあれなんですけど、
こんな日が一日でもあれば幸せで。お前らといれるのがほんとに嬉しいです。
『また~そんな事言って~』じゃなくて、ほんとに。
あと何回こんな素晴らしい瞬間が訪れるか分からないけど、
いつまでも続けばいいなとは俺は思ってなくて。この中にはもう一生会えない
人だっているだろうし・・・今日来てくれてありがとうございます」

「何か俺ばっかり喋ってますが・・・喋っててもいいですか?」と堀江さんや
ウエノさんの方を向く細美さん。「どうぞ」というポーズを取るウエノさん。

「こうやって一時間でも喋ってたいけど、それはまたね。そう毎回毎回
言う事が出て来るかと思うけど、出て来るんだわ。俺喋るの好きみたい。
まあ余計な事を言ってしまったりもするんですけども・・・こうして
素晴らしい先輩方と一緒にやれて幸せです。仲間の歌です『Silver Birch』」


「Silver Birch」では温かな手拍子が起こってた。
この曲でダイバーが発生してたのは意外だったなぁ・・・。
大好きな曲なのでじっくり聴きたかったのに、耳元で歌われたり。


イントロの優しいピアノが印象的な「ユニコーン」。
前回とは照明も違って、オレンジ色の小さな光が射してました。
7月に聴いた時とは感じ方が一番変わった曲。
言葉のひとつひとつが心の空洞に滑り込んできて視界がぼやけた。


「Centipede」は歌い始めがアレンジされていて、イントロの前に
サビをゆっくりにしたようなフレーズが加えられていました。
一瞬何の曲か分からなくて新曲かと思ったらCentipedeで、凄くカッコ良くて。
短期間で曲が成長しているのが感じられて嬉しかったです。
masaさんのギターが鳴ってドラムが入ってくる所は鳥肌ものでした。


「あと2曲しかないんで・・・」と言う細美さんに盛大なブーイング。
「作れ!作れ!」とフロア前方から作れコールが。

それを聞いた細美さん「スケベ?・・・あ、作れね。あはははは!作ります。
東京やる前までは新曲3曲やろうと思ってたんだけど、途中で俺達も
何か違うなってなってきて。だから今日は2曲しかやらないんですけども」

お客さん「スケベ!」
「スケベ?スケベだよ。昨日も二時まで好みのエロビデオがなくて起きてました。
二時まで起きてるのもどうかって話なんだけど。そんな話はいいとして・・・」

お客さん「○○○触るな!」
「○○○触るな?・・・ハイ」と後ろで手を組む細美さん。


「この一年間、ツアーやっても夏フェスやっててもずっとこう(縮こまって)
殻にこもってたんだよ。音楽という殻にに逃げ込んでたんだよね。
でも今日こうやって皆が引っ張って破ってくれたから。
いつもはほぼアウェーな気持ちなんだけど今日は温かく迎えてくれて嬉しいです」
喋る度に起こる拍手に対して「演説じゃないから(笑)」って。

「東京の二日目がすげぇ楽しくて。勿論初日も楽しかったんだけど、
家に帰ったら堕ちて。理由は考えたんだけど、分かりませんでした」
横でBGMを弾き出したmasaさんに「いいからmasa、そういうの(笑)」と。


「紺碧の夜に」でも細美さんがカウントを取ってた。
カウントの度に波がくるもんだから危険を察知して若干身構えたり。
皆それぞれ思い思いに楽しんでる様子が伝わってきました。
この曲だったか定かじゃないけど、細美さんがギターを弾きながら
masaさんの所に行って、何やら言葉を交わしているように見えました。


「Twisted Maple Trees」は顔を歪めて全神経を指先に込めて鳴らされる
ラスト前の細美さんのギターが魂の叫びのようだった。
masaさんも髪を振り乱して一心不乱にギターを弾いている。
曲が終わりきる前に拍手が起こる。それぐらい圧巻の演奏だった。
最後のドラムの音が雷鳴みたいに響き渡る。


演奏を終え、ステージ袖へと向かうメンバー。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


しばらくして細美さんと堀江さんがステージに。拍手を浴びながら喋り出す。

「俺がした事は許される事じゃないと思ってるし、
この一年ひどい目に遭おう遭おうとしてステージに立ってきたけど、
俺だってたまには幸せになってもいいんだよなって思って。
約束は忘れてないけど、今はHIATUSとして精一杯やっていきたいと思います。
『お前らもういいわ』って言われて、こうして観に来てくれるのも
最後の一人になって、誰もいなくなっても歌い続けたいと思います。こんな事言うと
小動物みたいに怯えて暮らすのかよって思われるかもしれないけど」


どんどん涙声になっていく細美さん。ゴシゴシとタオルで顔を拭いた後、
「汗がすごくて・・・」って言う姿を見て、いたたまれなくなった。

フロアから温かい声援が起こる。
「皆の頑張れとかに支えられないと立ってられない男になるつもりはないんで」

自分を鼓舞するかのようにドンドン、ドンドンと強く胸を叩く音が響き渡る。


歌い始めるタイミングを探っている様子なのに、間の悪い掛け声が虚しく響く。
その声を遮るかのように歌い始める細美さん。「Little Odyssey」。
雲の上まで届きそうな歌声とピアノの深い音色に心を打たれた。
歌い方を少し変えていて、裏声の所がなかったのが少し残念だったけど・・・。
少しでも耳に焼き付けておきたくて、目を閉じて聴き入った。


細美さんに呼ばれて残りのメンバーが再びステージに。

「ポップでファニーな人だけどレコーディングの時は鬼です(笑)堀江博久さん!」
「ベース・ウエノコウジ兄貴!」
「ドラムはASPARAGUSから一瀬くん!」
「ギター・masasucks!」

「マサの時だけ『ひゃ~!』ってなるのね。いいけど(笑)」と細美さん。
「俺にとっては兄貴です!細美武士~!!」とmasaさんが紹介する。
黄色い声を「はいはい」とあしらった後に「嫌じゃないからね」と細美さん。
意外なひと言にきょとん。昔は悪ガキのような返しが通例だったのに(笑)

「パーッと騒いで終わりたいと思います。今日はありがとうございました!」
「storm Racers」の時だったかなぁ、左側の壁にウエノさんの影が
綺麗に投影されててしばらく見とれてしまった。
やっぱりこの曲で水を撒く人がいたけど、機材にかかったら大変だから・・・


何度も深々とお辞儀をする細美さん。ウエノさんもじっと頭を下げていた。
声援に見送られ、ステージ袖へと帰っていくメンバー。
masaさんが細美さんの肩を抱いて並んで歩いていた。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


メンバーの姿が見えなくなってすぐにダブルアンコールを求める拍手が始まる。
しばらくして、再び5人がステージに姿を見せてくれました。

「ダブルアンコールはやらないつもりだったんだけど今のところ全部やってます。
皆がずっと待っててくれて、手ぇ叩いてくれてるから出て来るってのもあるけど、
さっき言ったようにもう会えない人もいると思うのでもう一曲やります。
さっきので終わった方が締まるんじゃないかってスタッフにも言われたけど、
もう一曲やって終わりにしたいと思います」

「俺達the HIATUSは今あるロックの先に行きたいと思ってて。
一口目はもしかしたらまずいかもしれないけど『ペッ!』とかやらずに
まず口に入れて、甘いか辛いか酸っぱいかは分からないけど、
俺達は全員で試食して『うん、うまい!!』って言って出してるから。
皆が食べてみてもし口に合わなかったら仕方ないけど、
まずは食べてみて欲しいなと思います。
次の曲がその最たるものなんだけど。また新曲作って帰って来ます」

「お前らのネガティブなとことか全部ここに上げて来いよ!!」という
強い言葉の後に再び演奏された「The Flare」は余力を出し切っていて、
モッシュの波に揉まれてくたばりかけた身体にエネルギーを注いでくれました。


演奏を終え、ステージを後にするメンバー。
最後まで誰かが袖に残っていたのかフロアの右側のお客さんが手を振っていた。
終演を告げるアナウンスが流れる中、拍手が起こる。
時計を見るとまだ7時20分過ぎ。80分に凝縮された熱いライブが終わりました。

7月のなんばHatchでのライブの時の細美さんが凄く楽しそうだったので
MCでの言葉が帰り道頭の中を巡ったりもしましたが、ライブは良かったです。
この先どんな風になっていくのか、ちゃんと見続けていきたいと思いました。

HIATUSにELLEGARDENの面影は求めてないけど、HIATUSのライブを観ると
もっとELLEGARDENのライブを観ておけばよかったなって思ってしまいます。

とは言えまだまだ走り出したばかりの成長過程のthe HIATUS、
この先どんな変化を遂げるのか楽しみです。

音楽というフィルターを通して、新しい世界を見せてもらったライブでした。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


the HIATUS「Ghost In The Rain Tour2009」
9月5日@Zepp Osakaセットリスト


01.Hysteric(新曲)
02.Storm Racers
03.Ghost In The Rain
04.Lone Train Running
05.Antibiotic(新曲)
06.堕天
07.The Flare
08.Silver Birch
09.ユニコーン
10.Centipede
11.紺碧の夜に
12.Twisted Maple Trees

【EN1】
01.Little Odyssey
02.Storm Racers
【EN2】
01.The Flare
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by pochi-17 | 2009-09-08 23:59 | Live | Trackback | Comments(2)
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Commented by asami at 2009-09-14 23:53 x
ちょっと遅いコメントでごめんなさい。。

感動しました。
やっぱりぽちさんのレポはいいなあ。大好きです。
東京楽しすぎて落ちた。。なんていうストレートな細美さんが好きです。
「お前らのネガティブなとことか全部ここに上げて来いよ!!」
なんて。。確実に泣きますね。こんな言葉聴いたら。

追加公演もテナーとの対バンもチケットはずれました。。
また行きたい〜〜〜
Commented by pochi-17 at 2009-09-15 23:21
こんばんは♪
いえいえコメントありがとうございます。嬉しいです(^^*)
レポとも呼べない個人の感想文なのにそう言っていただいて、
少しでも伝わればこうやって書いて良かったなぁと思います☆

細美さん、東京もきっといい時間が過ごせたんでしょうね。
結局その凹みの原因は分からなかったようですが・・・(^^;)
熱いのにたまにほろっとさせてくれるライブでした。
さっきまたasamiさんのレポも読ませていただいたのですが、
どのライブでも必ず印象的なMCがありますよね。

追加公演は東京なのではなから諦めてますが、
テナーとの対バンは先行予約3連戦の2戦目の結果待ち中です(笑)
諦めが悪いので最後の一般まで粘ってみます!

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