<   2011年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧




the HIATUS“A World Of Pandemonium Tour 2011-2012”2011.12.14@KYOTO MUSEレポ

12月14日、京都MUSEであったthe HIATUSのライブに行って来ました!

アルバムのリリースツアーだったのですが、緻密に作り込まれた雰囲気の
音源だったのでライブではどんな風になるのかと思っていたら、
変幻自在なアレンジで一曲一曲がまるで息を吹き込まれたようでした。
いつもながら個人のメモ的なレポですがお付き合い下さいませ。
曖昧な記憶を基に書いているので多少の誤差はご愛嬌という事で。

せっかく京都まで行くんだからぶらぶらしたいよね、と四条から河原町まで散歩。
タワレコ行ったらちょうどハイエイタスのアルバムが流れてた。
店内をうろうろしながらついつい丸一枚聴けるぐらい滞在(髭ファンクお買い上げ~)。
でも最後の曲だけ流れずまた最初に戻るという無限ループ再生で少しもやもや。

京都MUSEは初めてだったけど、ライブハウスっぽくない外見だったから
この辺にあるはずなんだけどな~と思いながら知らない間に通過してしまい、
あ、さっきのスタッフさんがいた所だったのか!と後から気付きました。
四条通沿いで人通りも多いから、真冬に半袖で行列する人々に通行人は目を丸くしてた。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

開場時間が過ぎて呼び込みが始まり、狭い階段を上って三階のフロアへ。
整理番号が260番台だったのでたまには後ろで大人見しようと段差の上ほぼ中央で待機。
広さは梅田のシャングリラと同じぐらいだけど間口が狭くて奥行きがあって天井が高い。
20代が多そうだったけど細美さんと同世代ぐらいの方もちらほら。カップルも結構いたかな。

細美さん選曲だったのかな、流れてるBGMはほんのりエレクトロでポップな曲が多め。
andymoriの小山田さんがラジオで流してたJOANNA NEWSOMの「CASSIOPEOA」も流れてた。

BGMの曲が終わる度にフロアの期待が高まっていくのを手に取るように感じる。
開演時間を少し過ぎた頃、人間の本能をくすぐるようなお馴染みのSEが鳴り響くと、
待ちきれない人々が前方にどっと押し寄せて少し視界が開けた。
それでも後ろだったからよく見えなかったけど、歓声でメンバーが現れたのが分かった。

ハイエイタスのライブを観たのは去年のRADIO CRAZY以来だったけど、
その時とはメンバーの立ち位置が変わっていて下手から堀江さん、ウエノさん、
masaさん、その奥に柏倉さん、上手に細美さんという風になっていました。
細美さんの前にはサンプラーや鍵盤が置かれてた(けど、遠目だったから自信がない・・・)。

期待感と緊張感が入り混じった空気の中、メンバーが呼吸を合わせてタイミングを計る。

アルバムの世界観を再現するかのように「Deerhounds」の軽やかなイントロがライブの始まりを告げる。
美しさと衝動を兼ね備えた五人が奏でる立体的な音に一瞬にして引き込まれる。
音のバランスが気になるのか、細美さんが袖のスタッフさんやPAさんに細かく指示を出してた。

「Superblock」の機械的なイントロからバンド感のあるサビまでの流れは
今まで体験した事のないような不思議なグルーヴ。気付けば体が勝手に揺れてた。

「The Tower and The Snake」ではマイクを通した細美さんの声にエフェクトがかけられ、
人工的でざらざらとした質感に。ライブで聴くとベースやドラムの音が際立っていて骨太な印象。

立体感のある柔らかい音がフロアを包み込む「Bittersweet/Hatching Mayflies」
聴いているうちにどんどんふわふわしてきて、このままずっと聴いていたいと思うような心地良さ。
自由に歌い方を変化させたり、ライブならではのアレンジになってました。


細美さん「こんばんは!the HIATUSと言います!京都は初めましてです。
・・・昨日『やよい軒』に行ったんだけどさ、やよい軒って寂しい男達が行く店じゃん?
いっぱい人いんのに誰も喋ってなくて、俺の向いにいた人は黙々とカツ丼食ってて、
あれー、京都って大人しい人多いのかなって思ったんだけど、お前らは違うよな?
京都初めてなんでよっしゃ!やったろう!って思ってます。よろしくお願いします!
今日が人生最後のライブになっても後悔しないように歌って帰ります!」

“人生最後のライブになっても後悔しないように”この言葉に全部持ってかれた。


零れ落ちた音がまばゆい光を放つかのように弾ける「The Flare」
ステージに向けて無数に伸びる手。フロアがひとつの塊になって飛び跳ねてた。

続く「Monkeys」では、たまらなくなって前に飛び込んで消えていく人を何人も見た。
文句なしにめちゃくちゃかっこいい。行き場がなくなるぐらい沢山のダイバーが飛んでた。

「Broccoli」の荒々しく波打つようなギターのリフに絡み合うドラミングに耳が釘付けになる。

「My Own Worst Enemy」はビリビリとしたギターと柔らかなピアノの音がお互いの存在感を高め合う。
ひとつひとつのフレーズをより響くように丁寧に歌う細美さんの姿が印象的でした。

「The Ivy」は地を這うような静の部分と高く突き抜けるような動の部分が混ざりあって
独特な空気が生まれる。ラストのフレーズの歌い方がひときわ優しく響いた。

堀江さんのそっと儚げで透明感のあるピアノの音色。「Twisted Maple Trees」
アレンジが自在に変化してライブで聴く度に違う曲みたいに感じる。
終盤にかけて5人の音がぶつかり、せり上がっていく様はいつも圧倒されてしまう。

耳馴染みのあるドラムのリズムに歓声が起こる。「Insomnia」はライブで聴くとポジティブな曲に
聴こえるから不思議。Save meって歌っているのにどこまでも高く飛べそうな気分になる。


細美さん「うぅー楽しい!京都待たせてごめんな。おいでやす。これからは足しげく通うからさ」

「さっきからずっと思ってんだけど、俺の出したい声はこんなんじゃねぇんだよ。
もっと行けるんじゃねぇかって。あともうちょっと鳴るんじゃねぇか、もう一音出るんじゃねぇかなって。
俺はほんとに歌が上手くなりたいんだよ。野球選手が野球上手くなりたいと思うのと同じなんだよ。わかる?
誰もが認めるようないい声になるんだったらどんな苦しい事も悲しい事もどんと来いだよ。
今日のライブつまんねぇなって思ってる奴とかも三年後に街で偶然俺の歌を聴いて、
『あいついつの間にこんなに歌上手くなったの!?えぇ!?』って言ってもらえるようになりたいと思います」

「ハイエイタスのライブは盛り上がってフゥゥー!みたいにはならないかもしれないけど・・・
お前らだってMD流して演奏してるフリして、さぞ盛り上がってます!みたいな、
そんなのが観たい訳じゃないだろ?俺たちの音がバチッとはまって(目をきらきらさせながら)
『これは・・・!』みたいな風になれるように今日はゴリゴリ突き進みたいと思います」

MCの合間、フロアから細美さんに下ネタ系の声が飛んだらしく。
細美さん「うっせーブス。○○なんてどうでもいいわ。キャーとか言われると何か違う気がすんだよなー。
俺達はサービス業じゃないんだから、ディズニーランドのミッキーみたいに『ハァイ♪』ってできねんだよ」
その振り付きの『ハァイ♪』がちょっと可愛くて密かに萌えてしまった。

細美さんの口から下ネタが飛び出すのも元気な証拠なのかな・・・一応メモ的に書いときますが。
「昨日?したよー。ネットのエロ動画のページ見て。ベッドからネットできるとこが
離れてたからダウンロードのバーが右端いっぱいになるのを待って線抜いてベッドで。
俺ベッドでしかできないからさ。イスとかでやるとこの辺が寒いじゃん?
何?あ、一回。一回しかできなかった。俺のそんなバイ菌みたいなところは
1ミリも変わってないけど、いい歌うたいたいって本気で思ってます」

「・・・この際だから一回訊いてみたかったんだけど、お前らは良い音楽が聴きたいの?
それとも汗かいて盛り上がれればそれでいいの?(違う!の声)
・・・だったら演奏がハマった時は『キャー』よりも『フゥゥー!』とかの方が嬉しいんだわ」
その声に応えてフロア中がフゥゥー!って。あったかかったな。

その後も色々熱っぽく音楽について語って「・・・言っちゃった!大丈夫かな!?(笑)」って。
そんな細美さんを堀江さんが父のような眼差しで見つめてたのが微笑ましかったです。
あと自分で喋ってて訳わかんなくなってきたみたいで「何言ってんだろ俺・・・」って頭抱えてたり。

細美さん「あいつ今日機嫌悪いなぁ・・・って誤解されると困るから言っとくけど、
別に今日機嫌悪いとかじゃないの。男ならそういうモードになる日ってない?」


「Souls」は演奏されないかな・・・と思っていたのでイントロのアコギが鳴った瞬間、
すごい勢いで口元が緩んでしまった。細美さんは少しキーを下げて二人分のフレーズを
器用に歌いこなしてました。ゆらゆら音に揺られて夢見心地。この曲の間奏のアレンジ素敵すぎる。

頬を撫でる風のように柔らかい音に包まれる「Flyleaf」を聴いていると、
ここがライブハウスである事を忘れそうになった。穏やかで安らぎに満ちた空間でした。

「Shimmer」のイントロのピアノ、手元が見えなくて確信はないけど細美さんが弾いてたのかな。
光の筋がいくつも伸びてステージを優しく照らす。きらきらとした音色と穏やかなリズム、
繰り返される“I'm waking up this time”のフレーズに心がぎゅっとなった。

masaさんのギターソロがいつからか聴き覚えのあるイントロに変化して「Snowflakes」に。
憂いを帯びたり、吐き捨てるように歌ったり。歌詞に合わせて様々な声色になる。


細美さん「次が最後の曲になります。この曲は石巻に行って・・・masaも一緒に
弾き語りしに行ったんだけど『わー!細美さん来てくれてありがとうございます!』って、
すっげぇニコニコしながら言ってくれてる後ろに見える墓地に車が積み重なってるのが見えて・・・
訳わかんねぇよってボロボロ泣いたその日の夜に頭に浮かんで来たメロディを
ハイエイタスとして形にしました。この曲は全国のみんなと共有できたらなって思います」

柏倉さんの力強いドラムから曲が始まる。ラストは「On Your Way Home」
さっきの言葉が頭から離れなくて、細美さんが歌い始めた瞬間に涙が溢れて止まらなくなった。
皆が手を上げてる中、じっとステージを見つめていたらmasaさんがこっちを見て
うんうん、って頷いてくれた。ほんの数秒だったし勘違いだよって言われるかも知れないけど、
何だかすごく頼もしく思えてまた涙が止まらなくなった。

ステージを後にするメンバー。すぐアンコールを求める手拍子に変わる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

すぐにメンバーがステージへと戻ってくる。みんないい顔してる。

ライブではギターのリフからイントロが始まる「紺碧の夜に」
いつしか皆のハンドクラップも加わって、眩しいほど明るい空気になっていた。

一曲だけ演奏して、5人がステージを後にする。またすぐに手拍子が起こる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして再びメンバーがステージへ。
細美さんの手にはビールが。そのビールでうがいをしてからゴクッと飲んで『うめぇー』って。

アンコールはメンバーもリラックスした様子で細美さんも楽しそうに歌ってた。
「ベテルギウスの灯」の間奏開けで皆の声が重なったシンガロングは
思い出すだけで胸に込み上げてくるものがあります。

メンバーがひとりふたりと姿を消していく。
またすぐにアンコールの手拍子が起こってしばらく続いたけど、
スタッフさんに退場を促されてこの日のライブは終演となりました。


終わった後も熱にあてられたみたいにずっとふわふわしていて、
ぼーっとしたまま階段を降りて、もらったアンケートをなるべくちゃんと書いて、
そろそろ帰ろうと外に出たらワゴンが入口に横付けされてた。
車に乗り込むまでほんの数秒だったけど、出てきた瞬間びっくりして
持ってた紙コップを落としてしまって、我ながらばかだなーっておかしくなってきた。

ライブハウスでロックバンドのライブを観るつもりで京都まで行ったけど、
蓋を開けてみれば楽団の演奏会を見ているような、とびきりアーティスティックな空間で
the HIATUSというバンドの新しい側面が随所に表れていました。
どの曲もこの五人だからこそ鳴らせる音に溢れていて、純粋に音を楽しむ事ができたライブでした。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


the HIATUS“A World Of Pandemonium Tour 2011-2012”
2011.12.14@KYOTO MUSE

【セットリスト】

Deerhounds
Superblock
The Tower and The Snake
Bittersweet/Hatching Mayflies
The Flare
Monkeys
Broccoli
My Own Worst Enemy
The Ivy
Twisted Maple Trees
Insomnia
Souls
Flyleaf
Shimmer
Snowflakes
On Your Way Home

EN1
紺碧の夜に

EN2
ベテルギウスの灯
[PR]



by pochi-17 | 2011-12-26 23:37 | Live | Trackback | Comments(2)

the HIATUS「A World Of Pandemonium」

いつの間にやらブログのアクセス数が10万HITしてました。
ブログ始めてもう6年ぐらい・・・早いものでそんなに経つのかなぁ。
こんな個人的な戯言にお付き合い頂きありがとうございます(>_<)

さてさて本題を。

A World Of Pandemonium

the HIATUS / フォーライフミュージックエンタテインメント



書きたい事がまとまらなくてかなり今更なのですが、
やっぱり来週のライブまでに書いておきたいなぁと思ったので書きます。
インタビューとかまだ何も読んでないので主観に満ちた感想を(笑)

前作「ANOMALY」から約一年半ぶりの三枚目のこのアルバム。
聴いてみてまず驚いたのが、曲のアレンジでした。

ハードなリフや荒々しさは影を潜め、アコギや特徴的なリズム、シンセを多用した
ゆったりとした展開の曲が大部分を占めていて、静かな印象。
かと言って生ぬるいなんて事は全くなくて、むしろ内に秘めた熱を感じました。

震災以降の心の揺れ動きが映し出されているような「Flyleaf」や「Deerhounds」、
ボーカリストとしての新しい一面が垣間見れる「Souls」。

「Shimmer」では横笛が鳴っていて一瞬面食らったけど、すぐやられた!って。
アレンジは変わってもメロディや詞は一貫していて、
あーやっぱり細美さんの生み出した歌が好きだなぁって。

エルレみたいなスカッとする曲が聴きたい人にとっては物足りないかもしれないけど、
ハイエイタスというバンドの持ち味が色濃く出ている作品だと思いました。
この五人にしか表現できない音が鳴っていて、見た事のない景色を見ているような感覚になった。

最後の「On Your Way Home」のイントロが鳴った瞬間、
かつての細美さんが大好きな音楽に救われたように、
誰かを救えると信じて歌っているように思えて涙が込み上げてきた。

悲しみの底の静けさを感じる曲もあったけど、このアルバムの曲を聴いているうちに
ひとすじの光に向かって歩いているような気持ちになりました。

全然まとまらなかったけど、もういいや。思った事を残したかっただけです。
ライブではどんな風になるのかなぁ。
[PR]



by pochi-17 | 2011-12-11 00:25 | ELLEGARDEN/theHIATUS | Trackback | Comments(4)

髭 2012「それではみなさん良い旅を!」TOUR

髭ちゃんのアルバムリリースツアーの日程が出ました!

どん!


髭 2012「それではみなさん良い旅を!」TOUR

2012年3月10日(土)北海道 札幌cube garden
2012年3月18日(日)東京都 SHIBUYA-AX
2012年3月20日(火・祝)宮城県 仙台CLUB JUNKBOX

2012年3月25日(日)大阪府 なんばHatch
OPEN 17:00 / START 18:00


2012年4月1日(日)福岡県 福岡DRUM Be-1
2012年4月7日(土)愛知県 名古屋CLUB DIAMOND HALL

アルバム先行予約期間:2011年12月7日(水)11:00〜18日(日)23:00(※先着申し込み順)
オフィシャルサイト先行予約期間:2011年12月22日(木)23:00〜29日(木)23:00(※先着申し込み順


3月25日・・・24日だったらandymoriと被るところだった・・・あぶなー・・・
・・・でも行けるかな・・・行く気はあるんだけど予定が分からない(>_<)
なんばHatchで去年のリベンジに参加したいよー!
[PR]



by pochi-17 | 2011-12-02 00:24 | 髭(HiGE) | Trackback | Comments(0)

ぽちの気ままブログ。気軽に足跡残してって下さい♪
by pochi-17
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最新の記事

2017.5.28 髭「すげ..
at 2017-06-09 17:58
2017.5.27 髭「すげ..
at 2017-06-05 22:30
2017.4.20 Umed..
at 2017-05-04 15:48

pochi1017で
Twitterもやってます。

最新のコメント

はじめまして。 今更の..
by pochi-17 at 23:48
かなり昔のこの記事にコメ..
by なみ at 03:56
あけましておめでとうござ..
by pochi-17 at 23:35
RADIO CRAZYレ..
by elle1126 at 12:02

検索

ライフログ

最新のトラックバック

HAPPY
from *across the ra..
倉敷の夜
from Lilly

アクセス解析

ファン

ブログジャンル

画像一覧