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2014.6.24 BUMP OF CHICKEN TOUR“WILLPOLIS2014”@インテックス大阪レポ

6月24日、インテックス大阪であったBUMP OF CHICKENのライブに行ってきました。
ツアーが発表になった時、インテックスかー…って思って正直行くか迷ったけど、
3月にハルカスであった802の公録に行って、やっぱり行こうかなって。
以下ただの感想文なのであしからず。間違ってるとこもあるかもしれないけどご了承を。

夕方にふらっと行ってふらっと入ってさっさと帰ってくるつもりだったのに、
物販並ぶ為に12時前にはインテックス着。G-SHOCK外れちゃったし何やってんだろ。
並び終わって出たらリハの音漏れが聴こえてきたからベンチでぼーっとしながら聴いてた。
その後ツアトラ見物してそれでも時間を持て余して一旦離脱してATCに行ってまたインテへ。
Dブロックで番号遅いし早く帰りたかったから後ろで見るつもりだったけど、
中に入ってみたら案外ブロックの前方開いてたから上手の3列目?4列目?に。

開演までの1時間長いかなって思ったけど入場に時間がかかったからそうでもなかった。
ステージは薄いオーガンジーみたいな幕で覆われてて、両サイドにモニター。
開演までの間、ステージ横のモニターにザイロバンドの注意事項がずっと流れてた。
ぼんやりしてたら急にサウンドチェック始まってドラムの音で皆揃ってびっくり(笑)

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

開演時間が迫ってきて、ボレロが流れる頃になると自然発生的に手拍子が起こる。
去年の城ホールの時もその前の年の神戸の時も耳が壊れるかと思うほどうるさかったから
びくびくしてたんだけど、今回はそうでもなかった。大きな会場の割に音も割れてなかった。
ボレロの旋律がだんだんと大きくなって、クライマックスを迎えると同時に客電が落ちる。
モニターに去年のツアーのオープニング映像の続編のようなアニメが。
ストーリーは上手く説明できないけど、登場人物が喋ったのがインパクトあったな。

オープニング映像が終わるとステージの幕に照明が当たってWILLが流れる。
メンバーのシルエットがステージに現れると大きな歓声が沸き起こる。
それぞれ定位置について、藤原さんがギターを高々と掲げるシルエットが幕に投影される。
聴こえてきたのは升さんが刻む力強いドラムのリズム。

去年のツアーのオープニングを彷彿とさせる「Stage of the ground」。
幕が上がらずメンバーのシルエットしか見えないのがじれったい。
間奏で藤原さんが「こんばんはBUMP OF CHICKENです。遊ぼうぜ!」って。
皆の拳がステージに向けられてゆらゆらと揺れる。

イントロの息の合ったコーラスワークが綺麗な「firefly」。
皆のザイロバンドが一斉に点灯した瞬間は夢の中にいるみたいな景色だった。
今回のツアーでは照明に加えてレーザーもあったんだけど、
蛍みたいな小さな緑の光が天井に舞っていて幻想的でした。

「虹を待つ人」の四つ打ちのキックのリズムにLEDの光るバルーンが跳ねる。
ステージ奥のビジョンにはメンバーのリアルタイムの映像がコラージュ写真みたいに映ってた。

直井さん「こんばんはBUMP OF CHICKENです!!」

直井さん「今日はここに来れなかった人にも届けるつもりで一生懸命演奏します!
このお客さんの組み合わせでライブやれるのは今日の一回っきりなので最後のつもりでやります!」

この間の細美さんのMCが脳裏をかすめた。言ってる事は似てるけど、
言葉に含まれてる意味合いは全然違うように感じるなぁなんて。

直井さん「ツアーもあと少しで終わってしまいますが、
支えてくれていたスタッフの皆さんに感謝しています。ありがとうございます」

直井さん「皆すげぇかっこ良くて俺泣きそう。泣いていいよー!…先に言ってやった!(笑)」
真面目なのはこれぐらいにして。これ以上喋ると泣いちゃうから」

過剰なまでに褒めてくれるのも直井さんなりの優しさの表現なんだろうなって。


「サザンクロス」はイントロのギターが鳴った瞬間からそれまでとは空気感が変わった。
“こんな思い気付かなかったでしょう”って藤原さんの歌声が涙声みたいに聴こえて胸に迫ってきた。
間奏明けの増川さんのギターの響き方がすごくかっこ良かったんだ。

サザンクロスが動なら「(please)forgive」は静の曲でコントラストが際立ってた。
空気をはらんだような藤原さんの深く息を吐くような歌を聴いてたら
ふわりと体が浮いて空に浮かべそうな錯覚に陥った。この曲はライブの方が断然いい。
それでも時々歌詞が心にパッと飛び込んできてドキッとした。


藤原さん「…皆大丈夫?大丈夫かって聞いてんだよ。(大丈夫ー!って声)」

直井さん「いやお前は大丈夫だろ(笑)その斜め後ろとかで
こう(反り返った無理な体勢)なってる奴とかいるから(笑)」
(please)forgiveでちょっと楽になったって感じの奴が。
皆ところてんみたいになってるよ。押し出される直前のところてんみたいに(笑)
ここの会場はここうこうが長くて、ここうこうが短い独特なつくりなんだよね。
後ろ、遠いからってしょげてんじゃねぇぞ!真ん中も!前も!ちょうど上手い事三つに分かれた(笑)」

藤原さん「…俺?俺は大丈夫。細いから大丈夫?って言われがちだけど生まれつきだから。
俺がせーのって言ったら一歩ずつ下がってくれないかな。いい?…せーの。
ご協力ありがとうございます。もし体調悪くなったりしたら無理しないで
周りの人に助けを求めてね。助けて下さいって言ったらちゃんと助けてくれるから」


「友達の唄」はもう何度もライブで聴いた気がするけど、今回のがいちばんだった。
藤原さんの歌い始めの声に一瞬で引き込まれて全部持っていかれた。
それが忘れられなくて帰ってCD聴いたけど音源じゃ足りないなって思うぐらいだった。
歌い終わった藤原さんにスポットライトの光がまっすぐに射して、
アコギの音だけになって演奏が終わるまで咳払いひとつ聞こえなかった。
今私が泣いていてものところ、メロディーを変化させて歌ってたな。

ライブではギター始まりの「smile」。ビジョンはモノクロの映像に。
曲の後半、モノクロだった花の映像に彩りが戻ってきてステージを眩しく照らしてた。
この曲はただただ最後の演奏に圧倒される。升さんを中心に、4人でアイコンタクトしながら
ひとつの風景を描いてメッセージを強烈に焼き付けてた。

「宇宙飛行士への手紙」はライブで聴くと何だかいつもぐっときてしまう。
“それが今の今のうちにちゃんと取り戻しておきたいから”
“笑い合った今日がずっと 未来まで守ってくれるから”って歌詞が変わってた。
藤原さんがトリケラトプスの真似してたらしいけど、それってどんななの…?(笑)

演奏を終えたメンバーがステージを降りて恥ずかし島へ。
通り過ぎざまにお客さん達とハイタッチを交わす。


直井さん「改めましてBUMP OF CHICKENです!
今日ライブ初めてって人!(ちらほら)何回目かって人!(大多数)
そういうのは無視して自己紹介します!
ベース担当、お喋り担当、金髪担当、でしゃばり担当、
スカート担当。このスカート、ポケットあるの。珍しいよね。
遅れてきた反抗期、最近Twitterを始めました!
パソコンとか携帯とかないって人は心の中でフォローしてください!
アカウント名はBOC_CHAMA。皆一緒に!ビーオーシー、
アンダーバー、シーエイチエーエムエー!フォロミー!!」

ばっと両手を広げて無邪気な笑顔の直井さん。かわいいな。

直井さん「皆大好き。あ、聞こえちゃった?俺の心の声聞こえちゃった?
皆セブンスセンス半端ないね。分かんないか。聖闘士星矢です。正解!」

お客さんが口々に話しかけて、それを見て直井さんが
「皆そんな友達じゃないんだから。まぁ友達だけどそんな近い友達じゃないから!」って。

直井さん「…ギター担当、空港にジャンプを背負って現れた男、増川弘明!
藤くんが忙しくて読めてないジャンプが溜まってきちゃってて、
ジャンプ2冊ヒロがリュックに詰めて空港に持って来たの」

藤原さん「3冊!」
直井さん「3冊www」
増川さん「紙だと飛行機でポーンって鳴っても物理的に…飛行機に影響与えないし」
直井さん「ギター、増川弘明!」

直井さん「Tシャツが真っ赤に染まってるのは決して返り血を浴びた訳ではない!
地球が誕生してからこのかた一度も喋ってない…ポンツカでは喋ってるけど(笑)ドラム、升秀夫!」

直井さん「ギターでしょ、ボーカルでしょ、作詞作曲でしょ、もう完璧!!
ただ一つこの男には欠点がある。目が悪い!藤原基央!
…藤くんエフェクターの踏むとこ見えなくてしゃがんでる」

藤原さん「近づいたら見える」

藤原さん「…何?元気ですよ。脇毛?左の脇毛も生えてきました。
…脇毛が生えたつって拍手されるのも俺ぐらいだと思うんですけど(笑)ツルツルだったんですよ」

お客さんか誰かがトマトって言ったみたいでトマトの話してた。
楽屋に行ったらグリーンズさんから丼にヘタ取ったトマトが20個ぐらい盛ってあったんだって。
味の感想を聞かれた藤原さんが「美味しかったですよ」って。

恥ずかし島、位置的には近いんだけどステージが低いからよく見えなかった。
ここではアコースティック形式なので、升さんのドラムもシンプルなもので
直井さんはアップライトベースでの演奏でした。

何が演奏されるのかなってそわそわしてたらアコギをつま弾く藤原さんが
おもむろに「睡眠時間」を歌い始めて息を飲んだ。
個人的にこの曲はある日を境に聴けないでいたからダメだ、って思った途端涙がこぼれた。
藤原さんの歌声も、メンバーの演奏も包み込むように温かくて優しかった。

「歩く幽霊」が演奏された時の盛り上がりようもすごかったけど、
間奏で藤原さんがブルースハープ吹いた時の盛り上がりはもっとすごかった。
久しぶりにブルースハープ吹いてるとこ見れて嬉しかった。アコースティックver.もいいな。

演奏を終えて、島ステージの後ろから帰っていくメンバー。
Dの下手側の前も通ったみたいでざわざわしてた。


一旦照明が落とされた後、ステージが青い光に包まれ再びメンバーが登場して「ray」。
縦ノリで跳ねる感じかと思ったら手ワイパーだったのがちょっと意外だった。
特効のフルコースっていう感じで視覚的にも楽しめた。もちろん曲も好き。
最後の藤原さんのギターの音がすーっと溶けていくのがすごく綺麗で。
曲終わりに藤原さんが両手広げて片足を上げた、おどけたポーズで締めてて笑った。

ライブ前にアルバムを予習してて、初めに聴いた時より好きになってたのが「トーチ」。
増川さんのギターの音の広がりも藤原さんの低音のボーカルも言葉の選び方もいいなって。
自分の気持ちと重なるところがあって、また泣いてしまった。
2番のAメロのベースも素敵で、サビ前に入る増川さんのフレーズもぐっとくる。
“君といた事をなくさないように”が“君といる今日をなくさないように”って。


藤原さん「ここで重大発表があります。…あと3曲になりました。
俺だってまだ歌ってたいし皆と遊びたいよ。
でも結構歌ったよ?楽しい時間があっという間に過ぎるのは
皆のせいなんだから。皆が楽しくさせるから短く感じちゃうんだよ。
朝まで?朝までは無理でしょ。何?カラオケ?
予想外のが来たな(笑)こんな大人数でカラオケ行くの?」

藤原さん「こんな時はましゅかわしぇんしぇーの声を聞いてみよう。
皆の心の奥、心の扉を開けるとピーナッツを食ってる、
皆の瞼の裏側にいるましゅかわしぇんしぇー、呼んでみよう」


\ましゅかわしぇんしぇー!/


増川さん「みんな楽しんでますか?俺は楽しませてもらってます。元気ですかー!?」


増川さん「男子ー!…女性陣ー!」


何でそこ女子じゃないの。
ましゅかわしぇんしぇー何喋ってたっけな。笑いすぎて忘れた(笑)
さっき藤原さんが残り3曲って言ってたのに、ましゅかわしぇんしぇーは
残り数曲になりましたが…って言って周りがクスクスなってた。
升さんが皆ありがとー!ってマイク通さずに言ってたっけ。

藤原さん「もっと歌いたい?大きい声でラララって歌ってね。力入ってたらちゃんと肩の力も抜いて」

「white note」ではビジョンに音ゲーみたいな映像が。
曲に合わせて手拍子、キック、ラララ、オーイェーのコーラスをするんだけど、意外と難しい。
二つ同時に来たりしたりするともう混乱しちゃって全然ダメだった(笑)


藤原さん「皆ちゃんとできた?できたって人!(結構手が上がる)
ほんとにできた?…手ぇ下げなくていいから(笑)ちゃんと大きな声で歌えた?」

藤原さん「皆もっと歌いたい?」
直井さん「歌いたい!」
藤原さん「お前も歌いてぇのかよ(笑)」

藤原さん「…次に歌う曲は天体観測っていう曲なんですけど、そのサビの
オーイェーエーアハーン!を皆で一緒に歌いたいなと思って。
古から伝わる言葉、オーイェーエーアハーン!を。いいですか?練習いる?」

直井さん「練習いるー!」
藤原さん「お前も練習いんのかよ(笑)」

まず練習。サビの途中から流すようにラフに歌ってる藤原さんがかっこ良すぎてずるい。

藤原さん「皆ちゃんと歌えた?いつもは恥ずかしがって
オーイェーー…フフンってごまかしてんだろ?今日は思いっきり歌えよ!」


満を持しての「天体観測」。オーイェーエーアハーン♪もそうだけど、
アーアーアハーンイェイェー♪もちゃんと皆歌ってた。

本編ラストは「ガラスのブルース」。その時その時の気持ちで歌詞が変わってる事が多い曲で、
何年か前まではちょっと切なくなるような歌詞になってたりもしてたけど、
この日はメンバー自身もライブを楽しんでくれてるんだなって伝わってきた。
“ガラスの眼をしたお前ら叫べ!”“ガラスの眼をした皆大好き”
“僕はまだ歌ってたいよ もっと君と遊んでたいよ”たくさん歌詞が変わってた。
藤原さんが間奏で「ギター、増川弘明!」って紹介するシーンはいつも耳に残る。


演奏を終えてステージを後にするメンバー。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

どこからともなくfire signの合唱が。
しばらくして、アンコールの声に応えて再びステージに照明が灯る。

アンコール恒例、直井さんによる撮影タイム。動画も撮ってた。

直井さん「アンコールありがとうございます!
今回のツアーで販売してるTシャツのいきさつをここで話したいと思うんだけど、
リトルブレイブTシャツは山崎さんの絵がアメコミみたいで
カッコ良かったからバンて前面に出して、RAYのTシャツは女の子が
ノーパンで着てくれたら嬉しいなぁって。いやらしい事ではないよ?いやらしいか(笑)
それでウィルポリスのTシャツはユニフォームみたいな、
同じTシャツを着た人が各地からこう(マイクを地球に見たてて)大阪にシュッ!って
集まってくれるのをイメージして作りました。皆、良かったら買って下さい!」

アンコールは懐かしめの曲も聴けるかなって思ったら「プレゼント」。
心の準備ができてなかったのに、いきなりこんなの聴かされたらたまらない。
“壁だけでいいところに わざわざ扉作ったんでしょ”って。
プレゼントは全身がぞわわーってなって震えるぐらい感動した。それでやっぱり泣いた。
つらい時に支えてくれた大切な曲。藤原さんの歌声が強くてやわらかかった。

残された短い時間を惜しむように、ゆっくりゆっくり歌い始める藤原さん。
あまりにも溜めて溜めてでなかなか進まなくて、自分でもふふっと笑ってた。
「真っ赤な空を見ただろうか」でも歌詞が変わってて、
“そんな心 馬鹿正直に 話す君のことが大好きだ”って歌ってた。
曲の途中で藤原さんが増川さんに「お前、日向小次郎みたいだな」って。

演奏を終えてステージを降りてファンサービスに向かうメンバー。
それでもアンコールの手拍子は一向にやまない。メンバーが緊急会議。
その声に応えてもう一曲やってくれた。それがまさかの「flyby」。
そんな気はしなかったけどライブで演奏されたのは久しぶりだったみたい。
歌声も演奏も力強くて、インテックスの広大なフロアが狭く感じた。

今度こそ演奏を終え、楽器を置いてステージを後にしようとするメンバー。
でもまたアンコールの手拍子が起こる。Dブロックでも皆手拍子してた。
その声に根負けしたみたいに帰ろうとしていた直井さんがゆっくりと
スローモーションの巻き戻しみたいにして定位置に戻ってくる。

ライブのラストを飾ったのは「ダイヤモンド」でした。
ライブでも何度も聴いてきたけど、やっぱりこの曲はいつも心に突き刺さる。
最後は“いつか旅に出るその時は 迷わずこの歌を一緒に連れて行ってくれ”って。

直井さん「大阪ありがとう!また来るからまた来て!」

演奏が終わって、メンバーがひとりひとりステージを後にする。
増川さんは最後に腕に貼ってたタトゥーシールをカメラに向けて見せてくれた。

残った藤原さんがおもむろに話し始める。

「皆すげぇかっこいいよ。こっから見ると皆がかっこよくて泣きそうになるんだ。
皆はこういう風に見えてるってずっと分からないんだろうな。でも素敵なんだよ」

「みんな毎日色々あると思うけど…テストの点悪くてライブに
行っちゃダメだとか言われたりした奴とか…いい事ばっかりだったって
人もいるかもしれないけど、辛いことがあった人も今日、
歌を聴くというひとつの目的の元に集まってくれて…ありがとう。
俺は歌う事が大好きで、だけどそれを仕事にしているとつらい時もあるし
勇気を出さなきゃいけない時もあるんだけど今日は皆がその歌を聴きに来てくれて。
そんな時は今日の皆の事を思い出して頑張ろうって思いました。
明日になったら現実だとかそんなさみー事思うんじゃねぇぞ。
明日は今日の続きなんだぞ。さっきあんなに大きな声で
オーイェェー!アハーン!って歌ったじゃないの。
だからって駅前でオーィェーアハーン!って言っちゃダメだよ。捕まるから(笑)
…今日は本当にありがとうございました。ありがとう。気を付けて帰ってね。おやすみなさい」


手を振ってステージを後にする藤原さん。ライブが終了。
何だかまた大切なものをたくさん貰ってしまったようなライブだったな。

BUMPの曲はずるい。心の扉をいともたやすく開けて潜り込んでくる。
だからこそいつも離れても離れられずにまたこうしてライブに足を運ぶんだ。

次に会えるのはいつになるんだろうな。また会いたいな。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

2014.6.24 BUMP OF CHICKEN TOUR“WILLPOLIS2014”@インテックス大阪セットリスト

01.WILL
02.Stage of the ground
03.firefly
04.虹を待つ人
05.サザンクロス
06.(please)forgive
07.友達の唄
08.smile
09.宇宙飛行士への手紙
10.睡眠時間
11.歩く幽霊
12.ray
13.トーチ
14.white note
15.天体観測
16.ガラスのブルース

ENCORE

01.プレゼント
02.真っ赤な空を見ただろうか
03.flyby
04.ダイヤモンド
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by pochi-17 | 2014-06-30 00:21 | Live | Trackback | Comments(0)

2014.6.3 the HIATUS Keeper Of The Flame Tour 2014@京都MUSEレポ

6月3日、京都MUSEであったthe HIATUSのライブに行ってきました。

奈良とあんまり日にち開いてなかったから行かないつもりだったけど、
ライブを観たらまたすぐに観たくなってしまって。
どうしても諦めきれず、運よくチケットを譲って貰える事になりまして。
完全に予定外だったけど行って良かった。楽しかった!

楽しかった!だけで終わってもいいんだけど、やっぱり書き残しておきたい。
でも最近、レポ書くのどうしようって思う事があって。
時間がかかるっていうのもあるけど、やっぱり文字だけで表現するのは
どうしても限界があるし、MCなんか間違ってたりする所もあるだろうしなって。

なので、もしこんなレポでも読んで少しでも興味が湧いたらライブに行ってみてください。
そこにあるものこそが本物だし、自分の目と耳と心で実際に体感してもらいたいです。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

MUSEのキャパは350って聞いてたけど整理番号は365番。勿論ソールドアウト。
SNSという便利なもののお蔭で行けたライブ。譲ってくれた方に感謝。

開場の頃には小雨が降ってて、中に入れたのは開演の15分ぐらい前でした。
どこで観るか迷いつつ、どうせ始まったら動くよねって思ってセンターの後ろ目に待機。
BGMでは細美さんが最近ラジオで流してた曲たちが流れてた。
ちょっとダークなビヨークっぽいのは誰の曲だったんだろ。気になる。
照明のスモークが焚かれたり、サウンドチェックが忙しくなってくるとそわそわ。

開演時間を少し過ぎた頃、ふっと照明が落とされて歓声が起きる。
Guardian Alienの「Mirror」が流れる中、ステージにメンバーの影が。
歓声が拍手に変わり、それに応えるように細美さんが拳を突き上げる。ベースを抱くウエノさん。
ピンと張りつめた空気に触れたのは穏やかな一葉さんのピアノの音色。

すっと息を吸い込んで歌い始める細美さん。Roller Coaster Ride Memories。
いつもライブの一曲目はメンバーの集中力が伝わってきて鼓動が速くなる。
細美さんがハンドマイクで歌う姿もやっとこのツアーで見慣れてきた。


細美さん「こんばんはthe HIATUSです!」

「びっくりした、このイヤモニすげぇディレイかかってる」
と、ディレイ具合をマイクテストの要領で確かめる。


アコギのしなやかで強いタッチのイントロからDeerhounds。
早くもフロアで合唱が起こる。後半のピアノのフレーズがアレンジされてた。

Storm Racersでたまらなくなってウエノさん側の前線に。
細美さんの1.2.3.4!を合図にダイバーが転がってくる。

じっくりと聴かせるSomething Ever Afterのイントロ。と思ったら、
いつものタイミングで細美さんが歌い始めなくて、わざとかな?と思ったら
「間違えた!さっきの所で入るんだった」って。柏倉さんもちょっと戸惑いながらも笑ってた。
一旦演奏を止めて「いつもはここで喋らないんだけどせっかくだから」って話しはじめる。
笑いながら演奏を止めた細美さんにフロアから野次っぽい声が飛んだみたいで、
「胡散臭ぇ?何?胡散臭くないよ。胡散臭ぇのはお前の方だろ」って。

「この曲は友達の…東北の友達なんだけど、そいつは震災で嫁さん亡くしてて。
それでその友達から夜中に泣きながら眠れねぇよって電話とかメールが来るんだよね。
…その友達の事を思っていたらこういう歌詞になりました」

喋ってる時、細美さんの目がだんだん赤く潤んできてるように見えて胸がつまった。
大好きな曲だけどいつもみたいに聴けないなって思って周りがリズムに跳ねてる中で
じっと立ちすくんで聴いてたけど、細美さんが明るい表情で歌ってて少し心が救われた。
でもこの時に感じた気持ちはパンデモツアーの時のOn Your Way Homeみたいに、
いつまでも心の中に残って曲を聴く度によみがえってくるんだろうな。


細美さん「今日でツアー何本目?(14本目!の声)…お前らは俺たちの
記憶装置じゃないんだからそんなさっと答えなくていいんだよ」

「昨日、久しぶりにお風呂に入って、(フロアがざわざわする)
いやお風呂に入ったのが久しぶりなんじゃなくて久しぶりっていうのは
この後の話の事で、お風呂はちゃんと入ってるよ。…さっきケンカ売ってごめんね。
エルレの頃、千葉に住んでるバイク乗ってた頃の先輩から電話がかかって来て、
それで『うちの嫁がこのエルなんとかっていうバンドのボーカルが
オメェだって言うんだけどさぁ、違うよな?』って言われて。
千葉だから訛ってんのね。それで『そうです俺です』って言ったら
『お前丸くなったな。昔は写真撮っても全然笑わなかったのにな』って言われて。
『たまには帰って来いよ』って言うからその後千葉に帰ったの。
その先輩は結婚して奥さんと子供も二人いて。当時のアルバムを見せてもらったら
俺はどの写真もぶすっとしてて笑ってる写真なんかなかったの。
昔は楽しくなかったし。でもバイク乗ってた時は楽しかったし、
ヘルメットの中では笑ってたんだよ。昨日お風呂でそんな事を思い出してて。
俺が今笑えてるのはHIATUSのメンバーや皆のお蔭だと思ってます」

「この間初めて何の引っ掛かりもなく挙動不審にもならずにライブを
一本やる事ができたんだけど、ふとそのライブを振り返った時に
『これってHIATUSらしくないよな』って思って。
完璧なライブじゃなくて、こんな感じなのがHIATUSなんだよなって」

細美さんの言葉に一葉さんが笑いながら頷く。
それを見た時、HIATUSというバンドがどんなバンドなのかちょっと垣間見れた気がした。

細美さん「ツアー中、福岡の前乗りでROTTENGRAFFTYとニアミスだったんだよね。
ライブの前日は飲めないから合流できなかったんだけど。
(大作戦出てー!の声)俺が出るって言って出るようなもんでもないからさ。
俺らの力がなくてもやっていける時は出なくていいと思うし。
(関西のバンドの話になって)大作戦、今2ステージでやってんのか。
あんな暑い時に暑いところでやらなくていいのに」

細美さん「この間飲みに行って、ずっとボクシングの右ストレートの事
ばっかり考えてたんだよ。右ストレート、右ストレート…って。
その後ミュージシャンが集まるバーに行ったらたまたま10-FEETのNAOKIがいて、
NAOKIの顔を見た瞬間になぜか右ストレート!って思っちゃって、
出会い頭に思いっきりバコーン!って殴っちゃったの。
そしたらNAOKIが『テメェ何すんだよ…!』って目をしながら『ほ、細美くん…』って。
翌朝酔いが冷めて自己嫌悪に陥ってNAOKIに謝ろうって思って電話したら、
絶対忘れてないはずなのに『何の事っすかー?』って言ってくれて。
あいつマジでいい奴だから信用していいよ」

masaさん「殴られ損やな(笑)」


「歌詞分かる人は一緒に歌って下さい」とHorse Riding。
ドコドコと弾む柏倉さんのドラムが砂を巻き上げて走る馬の足音のよう。
フロアの皆もステージの細美さんもゆらゆらと心地良さそうに歌ってた。

柏倉さんのキックのリズムに繊細なアコギ、ウエノさんの歪んだベースの音が重なる
間奏がたまらないSuperblock。独特のグルーヴに身体が突き動かされたように跳ねる。
ミラーボールが回って、光の粒が壁一面にきらきらしてた。

ライブで演奏されるSilver Birchはいつにも増して輝いて聴こえる。
メロディーを変化させて歌うところ、すごくぐっときたな。
一葉さんの透明感のあるピアノの音色が綺麗だった。

The Flareのサビのドラムの連打に合わせて照明が雷光みたいに瞬く。
転調する所、それまでせき止められてた感情が水が流れるように動いていくのを感じた。

masaさんのイントロのギターでフロアの温度がぐっと上がるMonkeys。
もうぐちゃぐちゃでダイバーも転がってきて蹴られそうになったけど楽しくて仕方ない。


細美さん「…言わないでおこうと思ったんだけど、この間、反則切符切られたの。
高速で二車線の所を走ってて、前にトロトロ走る軽がいて。
追い越し車線からその軽の前に出て数メートルのとこで切られて。
そりゃあ80キロからきっかり測ってたらオーバーするよ。
それで免許証見せて『お名前はほそみたけしさんってお読みするんですか?』って聞かれても
無言でこう(¬_¬)『東京まで急いでたんだと思いますが気をつけて下さいね』って
言われても(¬_¬)だんだん警察の人もテンパってきて早めに帰してくれて。
それでその後『トロトロ走るんじゃねぇ!』って文句でも言えたら楽なんだけど、
喉休ませる為にマスクもして何も喋れないからずっとイライライライラして」

masaさんもこの話は知らなかったみたい。
移動時間長いだろうけどくれぐれも安全運転でね…。

細美さん「前に京都に来た時、東の寺って書いてなんて読むの?とうじ?
そこの前をタクシーで通ったんだけど、ライトアップされた東寺が
あまりに綺麗だったから俺、少年のような心になって(キラキラした上目遣いで)
『運転手さん、ここ何ていうお寺なんですか?』って聞いたの。少年のような心で。
そしたら運転手さんに『あぁ、そこの標識に書いてあるでしょ』って言われて、
『それを説明すんのがお前の仕事やろがぁぁ!!!』って運転席思いっきり蹴ったら
『お客さん、蹴らないで下さいー!!』って。
それで京都はあんまいいイメージがなかったんだけど昨日京都着いて、
ホテルの駐車場の入口の高さが2.1メートルまでで、機材車が2.8メートルだったの。
だからいいですよ、コインパ入れますよって言ったら『僕見てるので入れてみて下さい』って
言って、しまいには消火栓の上に登って『大丈夫です!行けます!!』って誘導してくれて。
こんないい人がいるんだ…!って感動しちゃってそれで全部帳消しになったの」

蹴ってやろうかと思ったって話かと思いきや実際蹴ったみたいで笑った。
京都の信頼を回復してくれたホテルマンさんありがとう。


ウエノさんが椅子に座ってアコベを弾く。温もりのある音。Tales Of Sorrow Street。
細美さんの歌声も優しくて、柔らかい毛布にすっぽりと包まれてるみたいな安心感。
思わず目を閉じてじっと聴き入ってしまう。幸せなひととき。

Unhurtも聴くとじっとしてられなくなるタイプの曲。軽やかなタッチの柏倉さんのドラムが癖になる。
細美さんが触ってたのはシーケンサーなのかな?パッドとかつまみが付いてた。

masaさんのギターにウエノさんのベースが重なり柏倉さんのドラムが静かに始まりを告げるThirst。
エレクトロな要素もあるけどライブで聴くとごつごつしてて男っぽい曲。
サビの細美さんの歌が心の叫びのようにも宣誓のようにも聞こえる。

どこか懐かしさを感じる一葉さんのピアノの旋律。Lone Train Running。
歌い始め、Rising like lazarusの所から一オクターブ上げてサビと同じキーで歌ってて、
より力強さと明るさが増してた。音が弾けると同時にモッシュの波が押し寄せる。

Sunset Off The Coastlineのイントロ、息を飲むほど美しかった。
感情が歌声に表れててその揺らぎに耳を奪われた。
細美さんの作る歌が、歌う声が改めて好きだなぁって心の底から実感した。


細美さん「今日のライブが終わったらこのまま福井に行くんだけど、
ウエノさんがミッシェル時代も含めて明日の福井で47都道府県を制覇します。
…ウエノさん、何で今まで福井でライブやらなかったんですか?嫌いな奴でもいたんですか?
それともやらせてもらえなかったんですか?天井とか壁とか壊すから」
(とベースのネックを突き出すジェスチャーをしながらウエノさんを見る)

ウエノさん「…明日福井のどこだっけ?」
細美さん「響のホールですね。福井が日本地図のどこにあるかよく分かってないけど。
…お前らも秋田と岩手どっちがどっちだか分かんねぇだろ?…岩手は分かるか」

「この間、大分に行くのに全部車だときついから神戸まで陸路で行って、
そこから大分までフェリーで行ったの。フェリーの楽しみってお風呂しかなくて。
ゲーセンとかもあるんだけどお風呂だけが楽しみで。…その話は置いといて、
フェリーの中のゲーセンに昔のパチスロが置いてあってメダル3000枚出たの。
普通のパチスロだったら5、6万になるぐらい。それでカプセルがポコン、ポコン…って出て。
…フェリーのお風呂って波で船が傾いたりするとお湯がザァーって流れてくるんだよね。
お風呂の淵にもたれて、はぁぁーって油断してると船が傾いて顔がザブンってなるし、
腰まで浸かってると急にザバーってなって○○○丸出しになるし。…なりますよね?ウエノさん」

ウエノさん「……まぁ、なりますね」

細美さん「その時、昔バンドで路上ライブやってた時の事を思い出して。
ライブハウスでライブやっても人が入んなくて赤字になるから路上でライブやってたの。
警察に追いかけ回されながら。路上でやってると観てくれてる人が3人でも
どんな時でも必ずCDは一枚は売れてたの。ある時帯広に行って若者なんて
全然いないけどせっかく来たからやろうって言って演奏してたら朝までやってる居酒屋の、
魚河岸の人みたいな大作戦の前掛けみたいなのをしたおじさんが買ってくれたりして。
でもある時、とうとう一枚もCDが売れない日があって、その日フェリーのお風呂に入りながら
『今日の事はこの先どんなにCDが売れるようになったとしても絶対に忘れないようにしよう』って
心に刻みつけたの。一人の人がCDを買ってくれるのはどれだけ大変な事なのか忘れないようにしようって。
だから今でもCDを手に取ってくれるのは当たり前の事じゃないと思ってるし」

「ツアーやってると楽しみがライブしかないんだよね。歌うたう事だけが楽しみで、
○○○○もあんまやってないし。差し入れで酒とか貰っても
ぶっちゃけ荷物になるだけだけどエッグ○○○はいくつあっても困らないので下さい。
でも女の子がドン・キホーテとかでエッグ○○○下さいとか言えないか。
…あれ?京都ってこんな感じ?東北ではもっとエグい下ネタ言ってるよ俺。
前も東北にワンオクのTakaを連れてきてくれって言われて連れてって、
市民ホールみたいな場所借りて弾き語りやったんだけどTakaが出てきた瞬間、
すごいの女子高生の歓声が。それで負けてらんねぇ!って下ネタ言って
東北の女子高生引くだけ引かせてきた。おじさんだから。
…俺Sだからさ。拘束されてて解かれた時の快感がたまらないんだよね。
(フロアから女子高生!って声)女子高生?知らねぇよ女子高生と繋がる事ないし」

細美さん「masa今日の髪型いいね。masa昨日風呂入らなかったんだよね?」
masaさん「地方に来ると風呂に入るより外に出てやりたい事があるから」

チューニング?をしようとして何かおかしくなったみたいで、
細美さんが「今日は機械に嫌われてる」って。

細美さん「皆には自分の中に何かいっこ『これがあれば俺は無敵だ』って
思えるものを持ってて欲しいなと思ってて。昔の俺にとってはそれがバイクで、
今の俺にとってはこの大作戦のリストバンドで(と左手の白と黒のリストバンドに触れる)。
TOSHI-LOWは『ずっと車に積んでたんだけど』ってミドリ安全の安全靴をくれて、
masaはこのネックレスくれたよね(masaさんが照れたように笑う)。
皆からもらったものを身に着ける事で背中を押されてて。
今日、ライブ前に鴨川を走ってたのね。そしたらTrash We’d LoveのTシャツ着てる奴がいて、
追い越して走ってた時にこいつはHIATUSってバンドがどうなるか
分からなかった時から5年間ずっと応援してくれてんだなって思って」


身を乗り出してサビで拳をフロアに向けてまっすぐ伸ばす細美さん。Burn To Shine。
Your big smileのところ、フロアの皆の事を指してた。
最後の一葉さんのピアノの余韻に拍手するのを忘れそうだった。

柏倉さんのドラムに歓声が起きる。Insomnia。本当にこの曲は聴く度に力強さが増してる。
サビ前、細美さんが行こうぜー!って叫ぶとフロアの皆がエネルギーの塊をステージにぶつける。
その光景が生命力に満ち溢れていて気分が高揚する。
ウエノさん、最初はピックくわえて指弾きでサビでピック弾きに変えてた。

更に気持ちが高ぶるようなmasaさんのギターのフレーズ。紺碧の夜に。
時折フロアに向かって伸ばす細美さんの腕は汗で光ってる。
モッシュで前方の視界がゼロになってもそれでも楽しい!って思えた。

演奏を終え、ステージを後にするメンバー。ウエノさんがボトルの水をフロアに投げ込む。
メンバーがはけてすぐにアンコールを促す手拍子が起こる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、最初に姿を見せたのは細美さん。
「皆なかなか降りてきてくれない」って。楽屋は上の階にあるのかな?
それが聞こえたのか柏倉さんが小走りでステージに。一葉さんの手にはスーパードライの缶。


masaさんが行くぜー!ってベテルギウスの灯のイントロ弾き始めるから、
もうそれだけでたまらなくなって皆前のめりになって手拍子。
気付いたら最前の柵の土台に乗っかってた。細美さん、幸せそうな顔して歌ってたな。

曲が終わっても温かい空気が漂ってて細美さんが「楽しいね」って。

「答えなくていいけど、確認してみたくなってさ。…答えなくていいよ」
言葉ではない何かを受け取ったし、ステージにも届いてるといいなって。
「ありがとう。幸せな人生です」って。

フロアから男子の声で「たけしさん!」って声が飛ぶ。
それに続いて女子から「みーちゃん!」って。

細美さん「みーちゃんはしのっぴが名付け親なんだよね。
先輩はみーって呼び捨てにしたりするんだけど。しのっぴとはそれ程
親しくなかったんだけど、しのっぴにみーちゃんって呼ばれた時、
それまでのお前はどうでもいいって言ってくれたように思えて嬉しかったんだよね」

「最後に歌う曲はエジプトに行った時に誰もいない砂漠に朝日が射し込んできた時の曲です。
一人旅に行くのも日本が大丈夫だって思えないうちは日本を離れたくないなって思ってて。
東北の仮設住宅の最後の仮設が閉鎖になるまでは日本にいようと思って、
閉鎖になったって聞いて東北に行ってみたら何だなんにも変わってないじゃんって思って。
でも世界に行くと違う文化や価値観があって、それに触れて吸収して
視野を広げて帰ってくる。行って帰って行って帰って。絶対に帰ってくるから」

「俺は毎回これが最後のライブだって思いながら歌ってる。
ライブやらないとか辞めるとかじゃなくて、震災以降明日がどうなるか分からなくなったじゃん。
最近も憲法改正とかできな臭い感じになってどんどん戦争に向かって行ってるし。
『また来るよ』って言って守れなかった約束も沢山見てきたし、
『じゃあな』って言ったっきり会えなくなった人もいて。
3月11日にmasaと別れる時『じゃあな』って言った時の重みがそれまでと違って。
…ありがとう京都。また帰ってくるよ。ありがとうございました、the HIATUSでした」


Waiting For The Sun、ライブだとより自由度が増してて開放的。
間奏で脳がぶわーってなってワープしそう!って思ったら、
多分細美さんだと思うんだけど同じタイミングで声にならない声で
マイクを通さず雄叫びを上げてた。ピックをくわえてDJみたいに
体を揺らしながらつまみをひねったりしてプレイしてた。
この曲でコール&レスポンスが起きたのはなかなか新鮮だったな。

ステージを後にするメンバー。
またすぐにアンコールを求める手拍子。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、再びステージにメンバーが出てきてくれた。


ShimmerのAメロBメロのウエノさんのベース、音数は少ないけど存在感がある。
masaさんのギターは優しさと芯の強さを合わせ持っていて
柏倉さんのドラムはふわふわと草原に舞う粉雪のような繊細さ。
一葉さんのピアノは穏やかな川のせせらぎみたいに耳にすっと滑り込んできて、
細美さんの歌声は少し甘くて伸びやかで、そのどれもが心地良かった。

the HIATUSというバンドはどこまで輝きを増し続けるんだろう。
Afterglowツアーから一年半もライブに行けなかった事を後悔した。
演奏を終え、5人がステージを去っていく。

フロアが明るくなって皆が少しずつ出口に向かって歩き始めた時、
balmorheaのsan solomonが流れてきて、心地よい余韻に重なった。
ふわふわしたまま撤収が始まったステージをぼんやり眺めてた。
ローディーさんが投げたピック、近くに飛んできたけど取れなくて
床に落ちて争奪戦になってるのをぼーっと見てた。

その後ドリンクを引き換えてグッズを買って、
階段の踊り場に貼ってあったポスターを写真に収めて。
このポスターも機材車に乗って一緒に旅してるんだなぁって。
いい感じにしわしわになってて、年輪みたいだったな。
ちゃんと今日はアンケート書こう!って思ったのは良かったんだけど
やたら時間かかった割にありきたりな事しか書けなかった。それでも届くといいな。

それで帰ろうとしたら出待ちの人が注意したスタッフさんに逆ぎれしてて。
こんなに素敵なライブを観た後にスタッフさんに対してどうしてあんな態度が取れるんだろう…
なんて思いながら電車の中でまた余韻にひたひたになりながら帰宅したのでした。

ライブを観る度、これまで以上にthe HIATUSというバンドが
かけがえのない大切な存在になっていってる。

細美さんが言ってた「これがあれば無敵だって思えるもの」、
私にとってそれはthe HIATUSの音楽です。いつも支えてくれてありがとう。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

2014.6.3 the HIATUS Keeper Of The Flame Tour 2014@京都MUSEセットリスト

01.Roller Coaster Ride Memories
02.Deerhounds
03.Storm Racers
04.Something Ever After
05.Horse Riding
06.Superblock
07.Silver Birch
08.The Flare
09.Monkeys
10.Tales Of Sorrow Street
11.Unhurt
12.Thirst
13.Lone Train Running
14.Sunset Off The Coastline
15.Burn To Shine
16.Insomnia
17.紺碧の夜に

EN1.ベテルギウスの灯
EN2.Waiting For The Sun

EN2-1.Shimmer
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by pochi-17 | 2014-06-14 00:33 | Live | Trackback | Comments(0)

2014.5.23 the HIATUS Keeper Of The Flame Tour 2014@奈良NEVERLANDレポ

5月23日、奈良NEVERLANDであったthe HIATUSのライブに行ってきました。
ELLEGARDENの奈良ライブからもう少しで7年。もう一度ここで細美さんの歌が聴きたくて
ツアーの日程が出た時から嬉しくて嬉しくて、絶対行きたい!って思ってたから
同じ空間にいれて、生のthe HIATUSの音を浴びれて幸せでした。
この日の事はずっと忘れたくないから、思い出せる限りレポを。

MCも一語一句正確ではないので、大体こんな感じだったよって読んでいただければ。
Zepp Tokyoのライブで細美さんもネットにMC書く人の事を何か言ってたみたいだけど、
どれだけ文字で再現したところで正確なニュアンスは伝わらないと思うので。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

会場に着いたらいきなり柏倉さんが普通に歩いて来て動揺。コンビニ行ったみたい。
物販を一通り見て、近くのブックオフに向かってたら今度はローディーさんが歩いてきた。
(よく見かける前髪が緑の人)ブックオフに着いて店内をうろついてたら柏倉さんとまた遭遇。
声かけたかったけど人違いだったらどうしようとか思ってかけれなかった。
思いっきり私ハイエイタスT来てたからファンだってばれてたのに、惜しい事したな…。
アンプ?か何かを見てる時、柏倉さんがこっちに気付いた風だったの、
あの時が最大のチャンスだったんだろうな…。

6時過ぎに会場に戻って荷物預けて、時間通りに呼び出しが始まって中に。
久しぶりのNEVERLAND、相変わらず狭くて天井が低い。
70番台だったからどこで見ようか迷ったけどセンターの4列目ぐらいの位置に。
ソールドアウトしてたから、始まる前から詰め詰めでぎゅうぎゅう。

緑のライトに照らされたステージにはゲストのIdol Punchの機材。
BGMは細美さんがラジオで最近よく流してた曲がたくさん流れてた。
Sky Ferreiraの24Hoursとか、balmorheaのsan solomonとか。

そうこうしてるうちに7時を過ぎて、ステージの照明が落とされる。
最初に出てきたのはIdol Punchの前座?のYさん。
自分は母親が奈良の消防士(仕事にも行かず、パチンコに明け暮れていた)に
たぶらかされて産まれた不幸な子供だってずっと言っててどう反応していいものかと。
一通り話終わったとこでメンバーが続々とステージへ。

この日のIdol Punch、ベースはヘルプでTHE BACK HORNの岡峰さんが弾いてました。
最後に満を持してボーカルのRaccoさんが登場。生Raccoさん初めまして!
メンバーの上半身裸率が高いから服を着てるメンバーが真面目に見えるという謎の現象。
Idol Punchの曲はライブで初めて聴いたんだけど、とにかく激しくて速い。
最初バラードっぽく歌い始めるから安心してたら急に濁流みたいになる(笑)

メンバーのギターの人かな、会場に着いたのが開演の15分前だったって。
岡峰さんは急遽呼ばれてライブで初めて合わせたんだって言ってたけど、
あんな大音響の中でも全然埋もれないベースラインはさすがでした。指弾き大好き。
途中でRaccoさんが聴いた事のある洋楽の曲をアカペラで歌ってたんだけどいい声だった。

MCでRaccoさんが誕生日に細美さんから2万円の大人のオモチャを貰ったんだけどずっと使ってなくて、
一昨日初めて使いました。昨日も使いました。友達が勧める物は間違いないなと思いました。と(笑)
「今日はライブに呼んでくれてありがとう。友達だから呼んでくれてありがたいです。
今度向こうの事務所に多額の請求書を送りつけようと思ってます」って。
岡山だと言葉のイントネーションが関西に近いから勝手に親近感。

Raccoさんが「今日は友達のバンドのレコ発ツアーで奈良に来ました!
前からIdol Punchを知ってったって人!」って訊いたらまばらに手が上がって、
「今最前にいる人はそいつらに場所を代わってやれ!」って。
「知らなかったって人も今日を機にCD買ってください。Amazonとかで売ってるから。
一枚買ってそれをマスター盤にして、皆でiPodに入れて聴けばいいから!」
持ち時間の話の時、対バンの時はハイエイタスのライブは30分ぐらいになります、
我々の持ち時間はあと2時間あります!って言ってた。逆転してる(笑)
Idol Punchみたいなジャンルの曲は普段聴かないから面白かった。
30分ぐらいあったのかな?Idol Punchのライブが終了。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

すぐに機材の転換。楽屋も狭いからフロアの端から楽器とか搬出してた。
ぎゅうぎゅうだったから待ってる間もじわじわ体力消耗した…。
ギターの配線ミスとかでトラブルがあったみたいでなかなか始まらない。
知らない間に細美さんやmasaさん、柏倉さんが出てきてセッティングに加わってた。
masaさん出てきた時、髪型がすごくてフロアが軽くどよめいてた。
あの髪はセットしてるのかな…?漫画みたいな髪型だった(笑)

ステージが暗くなってSEが鳴る。結局ライブが始まったのは20時ぐらいだったのかな。
ハイエイタスのライブ久々すぎて初めて聴くSEだった。
メンバーが登場すると、更に押されて柵の土台のとこまで流された。

細美さんはグレーの袖が短いTシャツ、黒のカーゴっぽいパンツ。
masaさんは白のタンクトップ、ウエノさんは青紫っぽいチェックのシャツに白のタンクトップ。
柏倉さんは黒地に白の細かいドットのシャツ、一葉さんは黒のTシャツ?(ほぼ見えなかった…)

アルバム通りの曲順かと思ったら「Roller Coaster Ride Memories」。
一葉さんの鍵盤に柏倉さんのドラムが重なる。曲が始まるまでベースを抱くウエノさんの姿。
細美さんが歌い始めた時、声が少しかすれてるかなって思ったけどすぐ気にならなくなった。
ステージが低いからライブが始まるとほとんど何も見えなくなるんだけど、
すぐそこで音が鳴ってる、歌ってるって実感だけでもドキドキした。

細美さん「こんばんはthe HIATUSです!」

おもむろに細美さんがアコギをつま弾く。「Deerhounds」
歌い始めてすぐ、フロアが一緒に合唱して、こんなだったっけこの曲って戸惑った…。

masaさんのイントロのギターが嵐を予感させる「Storm Racers」
案の定、細美さんの「行こーぜー!」を合図にダイバーがゴロゴロ転がってきた。
ここにいたら危ないだろうなとは思ったけど予想以上に身の危険を感じて前線を離脱。

「Something Ever After」はアルバムの中でも特に好きな曲で聴けるのを楽しみにしてたんだけど、
この曲でも合唱が起こってた。私は細美さんの歌が聴きたいだけなのにな。
演奏も歌もすごく良かっただけに、このノリはどうなのかなってちょっと複雑だった。


細美さん「前に奈良に来たのっていつだっけ?7年前?7年も経つのか。
7年ていったら小6が大学生になるもんね。あの時は9mmとの対バンでした。
エルレが休止してまた奈良に来れるかどうか分からない時もあったけど、
ハイエイタスとしてまた奈良に来れて良かったです。
2年に一回ぐらいは奈良に来れたら。次に7年経つと50前になっちゃうからそれまでに来るよ」

「今日は友達のIdol Punchがライブやってくれました。ありがとう。岡山もよろしくね。
気づいてなかったかもしれないけど今日はTHE BACK HORNの光舟がベース弾いてくれてました。
…隆史さっきハードオフ行ったんだよね。フルスクのCDが200円で売ってたんだって。売んなよお前ら!」

「奈良には高校の時の修学旅行で来たんだけど、その頃ずっと片思いしてた子がいて。
中1から5年間ずっと同じ子に片思いしてたの。それで旅行に行く度にその子へお土産に
ぬいぐるみを買うんだけど、その頃は女と喋るなんてかっこ悪いと思ってたから渡せなくて、
どんどんベッドの下にお土産が溜まっていく訳よ。それでその修学旅行でその子と同じ班になって。
修学旅行って恋愛モードになる時あるじゃん?夜中に階段でその子が泣いてるのを見ちゃって。
その子はクラスのチャラ男に遊ばれてたんだよね。
当時の俺からしたら可愛い子で。…当時の俺からしたら可愛く見えたのね。
(名前何て言うのー?)何でお前に言わなきゃいけねぇんだよブス!
…思い出したらまた腹立ってきて奈良嫌いになりそう。もう来ねぇ!!」

masaさん「それから会ってないの?」
細美さん「今どうしてるのか分からない」
masaさん「実は今日その子が…」
細美さん「いねぇだろ(笑)」
masaさん「分からないよ?」
細美さん「千葉から修学旅行で来たっつってんだろ!」
masaさん「今一瞬期待したやろ(笑)」

細美さん「中学高校時代、楽しい事なんてひとつもなかったから。
高校も二年で辞めちゃったし。バイク乗ってる時は楽しかったけど」

細美さん「masaは小さい頃奈良に住んでたんだよね?」
masaさん「登美中。登美ヶ丘二中に通ってて、小さい頃は学園前に住んでました。ええとこやろ?」

masaさん奈良に住んでたの!しかも学園前って奈良の中ではかなりええとこ…

masaさん「この中で登美中の人いる?…お!後輩!今夜一発やりましょう!」
細美さん「直球だなぁ」
お客さん「お断りしまーす!」

何だこのくだり(笑)

お客さん「奈良は好きですか?」
細美さん「奈良に住んだ事がねぇから分からないけど、ここに来てるお前らは好きだぜ」

細美さん「奈良の名物って何?」
お客さん「\奈良漬ー!/\大仏プリン!/」
細美さん「何でそこだけ元気出すんだよ!大仏?それ名物じゃねぇだろ(笑)…あぁ柿の葉寿司ね」

お客さん「今日どこのホテル泊まるのー?」
細美さん「ホテル?危ねぇ言いそうになった。ババアが入口に来るとこだった。
(フロアを見渡して)奈良中のブスを掻き集めたみたいな景色だな」

鉄骨の骨組みに置かれたビールを飲む細美さん。
「これ、ラッコちゃんが置いていったやつ。ぬるくなってる。
いいよね、ここにこうやって置いたりできるの」

お客さん「そっち(ウエノさん側の多分岡峰さんが置いていったやつ)はー?」
細美さん「こっちはほとんど残ってない。ビールじゃ酔えないからテキーラ奢ってよ」


「革命の歌です」と「Horse Riding」
ピースフルな雰囲気で、音の広がりと伸び伸びと歌う細美さんの歌声が心地よかった。
間奏の一葉さんの風をはらんだような柔らかいピアノとアコギの優しい音が素敵。

直球のアッパーチューンも上がるけど「Superblock」も別の意味で上がる。
体が自動的にリズムに合わせて跳ねる。薄暗いフロアに似合ってた。

下がったもののやっぱ見えないな、ってうろうろしてたら「Silver Birch」
後ろから見てたら飛び跳ねてる皆が楽しそうで、ステージは光に包まれて眩しかった。

「The Flare」はライブで聴くといつも気迫に溢れた演奏と歌の力に圧倒される。
サビのドラムの連打からリズムが変化していくところがぞくぞくする程かっこいい。

「Monkeys」のイントロのギターは反則。めっちゃいい音するなぁmasaさんのギター。
我慢できなくなったダイバー達が目の前で次々と担がれて前列に飛び込んでいく。

細美さん「この間ツアーで回ってきた松山サロンキティの、俺が信頼してたスタッフが
辞めてしまうから、自分が付けてた東北ライブハウス大作戦の白いリストバンドをそいつに渡して。
そしたらそれを知った西方さんが何も言わずにまたリストバンドをくれたんだよね」

曲ができた時だったかライブで演奏した時だったか忘れちゃったんだけど、
「今日も来てくれてるんだけど西方先輩がちょうどトイレでウ○コしてて、
ジャーって流して出て来たのが今でもすげぇ印象に残ってんだよな」って。


そんなMCするもんだから笑っちゃったけど曲が始まるとぐっとその世界観に引き寄せられる。
「Tales Of Sorrow Street」はアルバムの中でもまた少し違う色の曲。
曲の入りのところ、音を合わせるのに細美さんがカウントを取ってた。
目を閉じてじっと聴き入ってしまいそうな、包み込むような穏やかな曲。

しんとした空間に一葉さんのピアノの音色だけが響く。「Lone Train Running」
やっぱりもっと近づきたい!って思ってウエノさん側の端っこに潜り込む。
この曲のサビのウエノさんのうねるようなベースライン、かっこ良すぎてずるい。

厳かなギターのイントロにウエノさんのベースが乗り、細美さんが静かに歌い始める。
「Thirst」みたいな打ち込みの曲もライブでちゃんと再現されてる事に驚く。

「Unhurt」の打ち込みと生ドラムが共存した変則的なリズムは癖になる。
間奏で入ってくるmasaさんのギター、ぐっと気持ちが上がる。
音源と違って、声にエフェクトかけてたのがまた新鮮。

夕陽色の照明がフロアを染める。「Sunset Off The Coastline」
儚げなサウンドに細美さんのしなやかな歌声がよく映える。
視界が開けて見えたウエノさんの姿があまりにも間近で現実じゃないみたいだった。


細美さん「俺も大人だけど大人が嫌いで、誰とも比べたりしないで自分の道を一生懸命に歩いて
太く短く燃え尽きるように生きる事に憧れてて。俺はそういう風にしか生きれないし。
その次にInsomniaって曲を歌うんだけど、過去を引きずってる曲だけど今はそこにいないから」

「奈良に前に来たのは七年前だけど、その間に沢山出会いもあったし…
ライブを挑んだけど跳ね返されたりもしたし。
ライブの最後はいつも『また来るよ』って言ってきたけど、震災があってからは
次にまた会える保証もないのに前みたいに『また来るよ』って言えなくなってて。
3月11日もメンバーと一緒にいて、帰りmasaに車で送ってもらったんだけど幹線道路が混んでて
『歩いて帰るからここでいいや。じゃあ』って別れる時に、明日会うまで
またmasaに会える保証なんてどこにもないんだって思って、それまでライブで
『また来るよ、じゃあな!』って言ってきたけど、また来るよって別れて
次に来た時にそいつらがいないと嫌なんだよ。
だから別れの時はもう最後かもしれないって思いながら言うようになって。
いつもツアーに出る時は人生最後のツアーになっても構わないって思ってやってるし、
奈良に来るのも今日が最後だという気持ちでやってます。
ありがとうございましたthe HIATUSでした。…じゃあな」

途中から身を乗り出して、マイクを使わずに生の声でこんな風に伝えてくれた。
当たり前なのに悲しくなるから気付かないふりをしてた事。細美さんの言葉が心に刺さった。


「Burn To Shine」を聴くと、ライブも終わりに近づいてるんだなって。
全身全霊で力の限り歌う細美さんの声。Roller Coaster Ride Memoriesもそうだけど、
こういう曲をライブで聴くとずっとバンドに付いて行きたいって思うし運命共同体でいたいなって。

それまで見えなかったのにこのタイミングでちょうど柏倉さんのイントロのドラムが見れた。
「Insomnia」はツアーごとにメンバー側も聴く側もどんどん解放感が増してるなって思ってたけど、
さっきの細美さんのMCですとんと腑に落ちた。どこまでも自由で駆け上がっていくような躍動する音。

masaさんのギターのフレーズから「紺碧の夜に」
サビ前の細美さんのカウント、ライブなんだなって実感する。
今までほとんどのライブでは堀江さんの鍵盤だったから不思議な感じだった。

演奏を終え、ステージを去るメンバー。
すぐにアンコールを求める手拍子が。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、メンバーが再びステージへ。

出てくるなり細美さん「パラッ、パラッ…って、奈良ってなかなか手拍子が揃わないんだな(笑)
お前らどうせセ○○スもそんな感じなんだろ?いきそうでいかないみたいな」

安定の下ネタ。もう細美さんのお蔭で免疫ついたけど笑っていいものか一瞬迷う。

masaさん「さっき楽屋でいいの見つけたんだけど…」(何かを持ってきた様子)
細美さん「Wi-Fi入らないんじゃない?」

静かなフロアにお姉さんのセクシーな着ボイス(多分)が響き渡る。
案の定、ふわっとした空気になって、
masaさん「タイミング間違った。今じゃなかった(笑)」って。

お客さん「もう一回最初からやって!」
masaさん「またチケット代取るで!」
お客さん「(即答で)払う!」
うん、払うよね。まだ終わってほしくないもん。


身を乗り出してギターを掻き鳴らすmasaさん。明るい光が広がるようなフレーズ。「ベテルギウスの灯」
2番の頭、誰よりも張り切って手拍子してしまうぐらい楽しかった。
間奏明けの合唱から皆がひとつになってステージに向かうエネルギーを感じる。

ハイエイタスの1stが出た頃は「Waiting For The Sun」みたいな曲をライブでやるようになるとは
想像もしてなかったんだけど、今は皆それをすごく自然に受け止めていて、
それぞれの感じ方で好きなように楽しんでる感じがしていいなぁって思う。
ちらりと見えたステージの上の細美さんがほんと生き生きとしていてぐっときた。

演奏が終わり、メンバーがステージを後にする。
スタッフさんに退場を促されるもアンコールの手拍子が起こる。

しばらくして、またステージに人影が。


細美さん「物販で売ってる東北ライブハウス大作戦のTシャツの収益のうち、
半分は義援金で、あとの半分はツアーの移動のガソリンとか宿泊費に申し訳ないけど
使わせてもらってます。ごめんね。でもそんなにいいもん食ってないから」


イントロが鳴った瞬間、心臓が跳ねた。ライブのラストは「Shimmer」
美しくて儚くて、きらきらと水面に反射する夕陽の光みたいなピアノの音色。
ずっとこの音と声に包まれていられたらどんなにいいだろう、
でもあと少しでこの幸せな時間も終わってしまうんだって思うと切なかった。

演奏を終え、ステージを去るメンバー。今度こそ本当にお別れ。
終わってしまったんだっていう実感より先に放心してしまった。

フロアが空いてきてやっと我に返って、こんなに低くて狭いステージで
ライブが繰り広げられてたんだって事が信じられなかった。
ローディーさんが残ってたピックとかセトリとか投げてたけど取れなかった…。
気付いたら髪がありえないぐらいぐちゃぐちゃになっててひどかった。
ドリンクを引き換えに外に出ると涼しい風が吹いてて、
物販でRaccoさんがお客さんと談笑してた。

帰るのも名残惜しくてネバランの裏に回ってみたけど、
スタッフさんのガードが固くて出待ち組の皆との間にちょっとした結束が生まれた。
ネバランの隣マンションだもんなぁ…しょっちゅう苦情来るんだろうな…。
それで結局白いハイエースが出てったのを静かに見送るだけでした。
(通り過ぎる時、助手席の細美さんが窓をコンコンって叩いてたらしい)

それでやっと諦めて帰ろうって、一緒にいた見知らぬ女の子とお話しながら駅に向かって、
新大宮の駅の改札近くで車で迎えに来てもらうのを待ってて。
携帯片手に週末だからかこんな時間なのに人多いな、って思ってふと周りを見たら


…あれ、あの人見た事ある。

…細美さんとmasaさんだ。



細美さんとmasaさん、あとスタッフさんが三人で線路を渡って歩いて来て、
車で出た時点でさよならのつもりだったから混乱して30秒ぐらい固まった。
どうしよう、スタッフさんもいるし話しかけづらいなって迷ったけど、
見失ったら一生後悔すると思ってとりあえず距離を保ったまま追跡。

小走りで腰からぶら下げたままだったタオルをカバンに突っ込む私、どう見ても怪しい。
細美さん達は打ち上げに向かう途中だったみたいで、とあるお店にスタッフさんが入って、
その次にmasaさんが入って行って、その後に細美さんが歩いてて、
もう今しかない!って思って勇気を振り絞って「細美さん!」って。

そしたら細美さんが気付いて立ち止まってくれて。
話しかけたはいいものの、どうしようってあたふたしてしまって、
何とか「ライブお疲れさまでした」って絞り出すように言えた。
緊張で震えそうになりながら、何を話したかったんだっけって思った時に出てきたのは
「7年前のライブも行きました。また奈良でライブが観れて嬉しかったです」って言葉。
話してる時、まっすぐに目を見て話を聞いてくれてたじろぎそうになったけど。
そしたら「ありがとう、また来るよって」言いながら手を差し出してくれて。

おどおどしながら握手してもらった細美さんの手があったかくて、
ずっと外にいたから自分の手が冷えてた事を思い出して「冷たくてすみません」って言ったら
「手ぇ冷えちゃってるから風邪引かないでね。ありがとう」って。優しいな。

別れ際、追いかけたりしてすみませんでしたって謝れて良かった。
階段を上っていく細美さんに手を振ったら手を上げて返してくれた。
何で手なんて振っちゃったんだろって今思うと恥ずかしくて消えたくなるけど無意識だった。

細美さんとお別れしてすぐ、駅に着いたけどどこにいるの?って電話が鳴って現実に引き戻された。
今でもあれは夢だったんじゃないのかななんて思ってしまうような出来事。
奈良でthe HIATUSのライブを観るという夢と細美さんとお話するという夢がいっぺんに叶ってしまった。

本当にしあわせな時間でした。ありがとう。
何にもない場所だけど、細美さんはあんまりいい思い出が奈良にはないかもしれないけど(笑)
懲りずにまた来てくれるといいな。いつまでも待ってるよ。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


2014.5.23 the HIATUS Keeper Of The Flame Tour 2014
@奈良NEVERLAND セットリスト


01.Roller Coaster Ride Memories
02.Deerhounds
03.Storm Racers
04.Something Ever After
05.Horse Riding
06.Superblock
07.Silver Birch
08.The Flare
09.Monkeys
10.Tales Of Sorrow Street
11.Lone Train Running
12.Thirst
13.Unhurt
14.Sunset Off The Coastline
15.Burn To Shine
16.Insomnia
17.紺碧の夜に

EN1.ベテルギウスの灯
EN2.Waiting For The Sun

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by pochi-17 | 2014-06-06 23:59 | Live | Trackback | Comments(2)

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