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2016.12.28 RADIO CRAZY@インテックス大阪

2016.12.28 RADIO CRAZY@インテックス大阪

行ってきましたRADIO CRAZY。

今年はベボベ、グドモ、OKAMOTO'S、Suchmos、スカパラ×健さん、
クリープハイプ、KANA-BOON、the HIATUS、サカナクションという流れ。

RADIO CRAZYはチケット取るのも大変だし、行くまではしんどいし
行ったら今度は入場規制に悩まされるけど、それでもやっぱり楽しいフェス。
こういう機会でもないと観ないバンドも色々観れたし、
あんまり好きじゃないと思ってたバンドが良かったりして新しい発見があった。

+++

11時頃に着いたから並ばずに入れて、まだ少し時間があったから
神社とかがあるブースを覗きに行って一発目はR-STAGEでBase Ball Bear。

…の前に802DJによる前説があって出てきたのが飯室さんとばんちゃんで、
飯室さんと言えば髭のライブでしょっちゅうお見かけするから変な感じだった。笑

ギターの湯浅さんが脱退してサポートで弓木さんが入ってたんだけど、
見た目ふわっとした女子力高めなのにギター弾くと男前でかっこよかった。
小出さんが「今日出てる中でも一番ギターが上手いと思います」って
話してたけどほんとお上手で目も耳も奪われた。
関根さんのベースも結構男性的だし相性も良かったのかな。
小出さんはいつ観ても、いい意味で変わらないなあって思う。

+++

そのままR-STAGEでグッドモーニングアメリカ。
たなしんさんがサウンドチェックで出て来た時ざわついてたの面白かった。
(多分ピチピチの短パン履いてて脚細くてキレイだったから笑)
本番で出てきた時ピコ太郎の仮装してて、あれはいい出オチだった…。すぐ脱いでたけど。

グドモの曲はキャッチーなのにグッとくる歌詞が不意に出てくるのがいいなって。
あんまり知らないながらも知ってる曲やってくれて嬉しかった。
裏がフォーリミだったから途中で抜ける人も多くてそれをネタにしたりしてた。
あとグドモには声とテンションが高い人が二人いたのか…という発見。
途中で抜けて移動するつもりだったけどライブが良かったから最後まで観た。

+++

L-STAGEに移動してOKAMOTO'S。もうすでに人がいっぱい。
ステージあんまり見えなくて端の方で映像メインで観てたんだけど、
若いのに音だけ聴いてたらどこのおっさんが鳴らしてるのかっていう渋さがすごい。

ご両親ゆずりなのか、802でDJやってたからかハマくんのMC上手いなあって思った。
「配られてるタイムテーブルのところに802で番組やってた人は印が付いてるんですけど
OKAMOTO'Sのところには印がついてませんでした。ひどいよね、SNSで広めて下さい」って。笑

あと曲の途中のコール&レスポンスで「うまくやれ」って連呼するところで
「『うまくやれ』って曲なんです、付き合って下さい」って言ったりとか。
自分の中では観るものに迷ったらOKAMOTO'Sっていうところがある。
OKAMOTO'SはRADIO CRAZY唯一の皆勤賞なんだって。
どおりで何度も観てるはずだ!(確かALが出てた年のミートでも観た)

+++

一旦出てお昼ごはんを特急で済ませてまたL-STAGEでSuchmos。
Suchmosも人いっぱいでぎゅうぎゅうだった。もはやL-STAGEでは手狭なのでは…
あふれ出るオシャレ感にあてられてぐうの音も出なかった。
こういう音楽を聴くには自分自身もオシャレでなきゃいけないんじゃとか思ってしまう。
サウンドの作りも見た目もMCも全部洗練されててダサいところが見つからないというか。

MintとかSTAY TUNEとか、ラジオやCMでもすっかりおなじみの曲も聴けた。
演奏は良かったけど淡々としてるというかクールというか、そういう印象も受けたかな。

+++

東京スカパラダイスオーケストラfeat.Ken Yokoyamaを観にZ-STAGEに向かって
ぞろぞろ歩いてる途中、入口の近くでthe HIATUSのRadioが流れててドキッとした。

人が多くて入口に着いた時にはゴッドファーザーのテーマが聴こえてきてて、
やばい始まってる!って急いで前方へ。真ん中のブロックは埋まってて端のブロックに。
そこでも端に少し花道みたいな作りになっててギターの加藤さんとかが来てくれてた。
谷中さんはひとり真っ赤なシャツにジャケットで、健さんもスカパラメンバーと
お揃いのジャケットにハーフパンツですっかりスカパラの一員だったし、
スカパラのメンバーたちはKen Bandの一員のような雰囲気だった。

健さん「ちょうど一年前に…ちょうど一年前にって虎舞竜みたい!
ちょうど一年前に~♪(笑)これ曲に繋がる!」

嬉しそうにきゃっきゃとはしゃいでる健さんがかわいすぎてですね…。

健さん「ちょうど一年前にRADIO CRAZYの喫煙所で谷中さんと会った時に
谷中さんが難しい顔してて、体調でも悪いのかなって思ったら
歌詞に悩んでたみたいで『俺、横山健の人生背負いすぎた』って言われて。
それがちょうど一年前に~♪この道を通った夜~♪道なき道、反骨の」

と、もちろんあのコラボ曲も披露してくれた。

トランペットのNARGOさんがインフルエンザで不在で、
谷中さんが「スカパラも長くやってると色々あります。
これだけ一人の存在を大きく感じたのは初めてです」と。

百戦錬磨のスカパラメンバーに負けじと、
加藤さんとギター競演してた健さんかっこ良かったな。
Punk Rock Dream聴けたのめちゃめちゃテンション上がった。
今回できなかった谷中のお願い(肩組み)は今度絶対リベンジする!

+++

スカパラ終わってどうしようかなって思ったけど規制かかりそうだったし
せっかくだから観た事ないの観てみようかなって思ってそのままクリープハイプ。

正直あまり好きなタイプではないと思ってたんだけど、ライブを観てみると
あれ、そうでもないぞ…っていう感じでこれも新しい発見だった。
特に5パーセントという曲が良かったかな。静かで穏やかなバラード。

クリープハイプはバンドなんだけどガチャガチャした音じゃなくて
繊細に組み合わされたアンサンブルという感じで、曲の世界とも合ってて良かった。
MCの時、尾崎さんが「さっきエゴサをしたら『クリープは大人見する』って
書いてあって、大人見があるんだったら大人なコール&レスポンスを」と言って
ささやくように「…イェーー!」ってやってたのがじわじわきた。

+++

クリープの後はKANA-BOON。テナー観たかったけどこれがフェスのダメなところ。。

KANA-BOONっていうとTVにもいっぱい出てるし売れてるけどメンバーは謙虚で好感が持てた。
TVで耳にする事も多いけど、802のスタッフさんへの気持ちも伝えてたりして。
それに演奏もしっかりしてて曲もキャッチーでノリが良くて、そりゃ人気あるよね。
フルドライブとかかなり盛り上がってた。客層は若い子が多かったかな。
新曲もガンダムの曲になったらしく、すごいな売れてるバンドは違うなーって。

+++

KANA-BOON勢が抜けたところにするっと収まっていちばんのお目当てthe HIATUS。

機材のセッティングで出てきたmasaさんが黒いTシャツに革ジャン着てて
黒いTシャツめずらしいなって思ったら本番では安定の白のタンクトップだった。笑
細美さんは黒の無地T、ウエノさんはバックにピストルのラインストーン?が入ってるレザー。

サウンドチェックで軽くドラムを叩く柏倉さんがすでに素晴らしかった…。
他のドラマーさんとは叩き方というか音が全然違う。軽やかでしなやかなドラム。
ギター諸々のチューニングが終わって細美さんが「サウンドチェックで1曲やります」と。
そしたら拍手が起きて「サウンドチェックで拍手もらえるって贅沢だよね」って。
さらっと流す感じでCloneを演奏してくれたんだけど、masaさんのギターかっこよかったなあ。

一旦メンバーはステージを後にして、前説で今年も802DJの卓人さんが登場。
細美さんとの付き合いはELLEGARDENの休止前、Zepp Osakaの楽屋から始まって
最初の音源、アルバム、今年出たアルバムに至るまで番組でずっと追い続けてきて、
Radioのサンプル盤を聴いた卓人さんが802で最初にOAさせてください!と
細美さんに直談判した事とか、とにかく熱く、愛情たっぷりに話されていたのが心に残った。

今年のツアーでも使われていた柏倉さん作の痺れるSEの後、下手からメンバーが登場。
曲が始まる前にじっとベースを抱きかかえるようにしているウエノさんをいつも見てしまう。
一曲目からぐっと惹きこまれるGeraniumでツアーを思い出した。
貫くような芯の強い歌声、深く美しい鍵盤、耳をつんざくようなイントロのギター、
心臓の鼓動みたいなドラム、グルーヴ感自在にを操るベース。端から端までかっこいい曲。

二曲目がStorm Racersで身構えたのも一瞬、モッシュの波に飲まれて気付いたら
周りが壁みたいな男子だらけでここにいたら最後までもたないと思って脱出。
ライブでのこの曲の爆発力はすごいものがある。みんな楽しそう。

その流れのままThe Flare。ステージの熱がフロアにダイレクトに伝わってくる。
間奏での一葉さんの鍵盤からの流れはいつ聴いてもゾクゾクする。

イントロの一音聴いただけでハッとするBonfire。一葉さんの鍵盤がやばい。。
鍵盤とドラムに耳が行きがちだけどウエノさんの間の取り方も絶妙。
曲の終わり際の柏倉さんのリズムが変化していて、二度と同じ風にはならないんだろうなって。

細美さん「こんばんは、the HIATUSです!今年も一年ありがとうございました。
熊本の地震の時もいち早く物資を届けてくれてありがとうございました」

フロアからの「ウエノー!」の声に応えてウエノさんがひと言挨拶。
そしたらmasaさんが「ウエノさんの事呼び捨てにしやがって!」と。

細美さん「俺は別に先輩のこと呼び捨てでもいいと思ってるからいいけど、
呼び捨てがダメって奴もいるからまあどっちでもいいんじゃない?」

細美さん、シンジさんにビール持ってきて!って言ってたけどSCの時からアサヒ飲んでた。笑

ハンドマイクの細美さんが間奏で楽しそうに踊りながら音をコントロールしていたUnhurt。
この曲のベースラインはほんとに気持ちいいポイントを突いてくるし、
柏倉さんのドラムに気付いたら体が勝手に踊り出してる。

きらきらとした光に照らされてRadio。息を吸い込む音も声の揺れも全部リアルに伝わってくる。
今年はこの曲がいちばん心に響いたし、何度も助けてもらったなって思いながら聴いてたら
どうしても涙が溢れてきてしまったけど、一年の終わりにもう一度ライブで聴けて良かったなって。

細美さん「タクティとは8年の付き合いだけど、ライブ前に後でやる曲バラさなくても良くない!?」

「今年も大阪にはお世話になりました。今年は1日も無駄にせずやってこれたと思います。
また来年もHIATUSとかMONOEYESとかでお世話になると思うのでよろしくお願いします。
来年も気の向くまま、新しい事をできたらいいなと思ってます」

「次に大阪に来るのは半年後とかになると思うんだけど(えー!)
それまでは他のバンドのライブに行くといいよ。10-FEETとか…
あの唇の分厚いTAKUMAって奴、結構いい事言うよ。それかBRAHMANのライブに行くと
TOSHI-LOWが弱ってるお前らの頭を上から踏んづけてくれる」

Insomniaのイントロ、柏倉さんのドラムはいつも心を鷲掴みにされる。
ライブだとストリングスの部分が鍵盤になってて、そのアレンジもとても好き。
今のInsomniaは力強くて、どこへでも高く上って行けそうで無敵。

ラストは紺碧の夜に。もうすぐ終わってしまう実感が急に込み上げてきて寂しくなった。
演奏も歌もめちゃめちゃかっこ良くて、ギターソロの前まで「masa!」って調子よかったのに
後半歌詞がとっ散らかって「僕らは月の影にそって歩き続けるんだ…間違えた!」って。笑
そういうとこも含めてライブだし、これもきっと思い出の一部になるはず。

「ありがとうございました!良いお年をお迎え下さい!」と笑顔でステージを後にする細美さん。

2016年はたくさんHIATUSのライブが観れて幸せだった!
RADIO CRAZYでのライブを観て、やっぱり私の中で細美さんは永遠のヒーローだなって。
ずっとこの日感じた気持ちを忘れないで来年も頑張ろうって思った。

the HIATUS@RADIO CRAZYセットリスト

01.Geranium
02.Storm Racers
03.The Flare
04.Bonfire
05.Unhurt
06.Radio
07.Insomnia
08.紺碧の夜に

+++

RADIO CRAZYのシメはサカナクション。

サカナクションのライブはRADIO CRAZYで何度か観た事があるけど、
観る度にスケールアップしててエンターテイメント性がどんどん増していってる。

そんなにサカナクションに関して詳しくない私ですら知ってる曲の連発で、
夜の踊り子では踊り子さんが登場して舞を披露したり、
新宝島では派手なレーザーで染め上げたり。
演出だけでなく演奏面も良くて、相変わらず草刈さんのベースかっこいいなって。

「人の記憶のほとんどは18歳頃までのものらしいんですけど、
大人になると色んな事が一瞬で通り過ぎてしまうから
楽しかったことも辛かったことも噛みしめて生きていきたい」

アンコールの時、山口さんがこんな風に話していたのが心に残った。
大きいステージのトリにふさわしい、堂々としたライブだったな。

+++

一日中、時間も忘れて休む間も惜しんで音楽を浴びるように聴いて。
RADIO CRAZYに来るとやっと年末だー!っていう実感が湧く。

2016年もいいライブをいっぱい観れて良かった。
2017年もいいライブがいっぱい観れますように!
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by pochi-17 | 2017-01-06 23:29 | Live | Trackback | Comments(0)

2016.9.30 the HIATUS Hands Of Gravity TOUR2016 @Zepp Namba

*細美さんの意図を汲んで、
当たり障りのないMCだけ書いたレポです。

+++


9月30日Zepp Namba、the HIATUSツアーファイナル。
7月に名古屋で観たツアー序盤とは思えないライブの記憶も合わさって
早くライブが観たい気持ちと終わってほしくない両方の気持ちがあった。

この日の整理番号は329番。自分では取れた事のないような番号。
中に入ると下手スピーカー前の端とはいえ最前が空いてたからそこに。
開演前に流れていたのはビヨークのCrystalline。
セキュリティスタッフの人数が増えたり、お客さんのざわめきが
次第に大きくなったり、サウンドチェックが始まったり。

開演時間を少し過ぎた頃、ふっとフロアの明かりが落とされて
青紫の照明がステージを照らして目の覚めるようなSEが鳴り響く。
名古屋の時とはSEが変わっていて、今回は柏倉さん作だそう。
しばらくして下手側からメンバーが登場すると大きな歓声が上がる。

ウエノさんは銀ラメのバックプリントが入った黒のシャツに黒の細いパンツに
薄いブラウンのベロアっぽい靴、細美さんは黒のTシャツにいつものワークパンツ、
masaさんは白のノースリTに黒のダメージパンツ、柏倉さんは黒のTシャツに
黒のハーフパンツ、伊澤さんは黒地に白いプリントのTシャツだったかな。

+++

ぴりっとした緊張感と高揚感に包まれた中、
それぞれが立ち位置についてライブが始まる。
1曲目のGeraniumはイントロのドラムからぐっと惹き込まれる。
赤いレーザーライトに照らされる細美さんと伊澤さんは
神々しさすら感じるほどだった。
矢のようにまっすぐに放たれる歌声が心に突き刺さる。

一葉さんのデジタルっぽい音色の鍵盤が効いてるDrifting Story。
2曲目にしてぐっとフロアの温度が上昇して早々とダイバー出現。
ウエノさんの後半のうねるベースがめちゃめちゃかっこいい。

Storm Racersのイントロのギターは文字通り嵐の前の静けさ。
高ぶった気持ちを煽るような2番頭の柏倉さんのドラムが最高。

雷光のようなストロボの照明の中で演奏されたThe Flareは
メンバー全員の熱量がすごくてとにかく圧倒された。
激しさと美しさが共存していて、気付いたら涙がこぼれてた。

ドライで疾走感あるMonkeysのイントロは何度聴いても上がる。
大きいライブハウスにも小さいライブハウスにも映える曲。
曲後半のウエノさんのベース大好きだから間近で聴けて嬉しかった。

細美さん「こんばんはthe HIATUSです!」

細美さんが爪弾くアコギの冷たさが冬を思い起こさせるDeerhounds。
ゆったりとした曲調が聴く者のイメージを膨らませてくれる。
後奏の音の重なりはいつまでも聴いていたい心地良さ。

続いて演奏されたBittersweet/Hatching Mayfliesも、
どっぷりと世界観に浸るには十分すぎるぐらいだった。
細美さんの歌声はやわらかく、ふわっと包み込まれるよう。

細美さん「the HIATUSのメンバー全員が好きな曲。いや、全部好きなんだけど」

Let Me Fallは言葉が心に響いてぎゅっと締め付けれらた。
最後の一音が聴こえなくなるまで、フロアがしんと静まり返ってた。

赤と白の照明が柏倉さんと伊澤さんを照らしていたBonfire。
瞬きも息も忘れそうになるぐらいの気持ちのこもった演奏。
どの瞬間を切り取っても完璧としか言えない。
柏倉さんも伊澤さんも人間離れしてて超人かと思うようなプレイだった。

曲が終わってMC中、ウエノさんにフロアから「広島優勝おめでとー!」の声が。
ウエノさん「おめでとうって言われても俺は何もしてないから」

細美さん「何を言ってるんですか、25年間ずっと
応援してきたじゃないですか!速報とか見て」

ウエノさん「皆さんはもうシーズンは終わりですか?(笑)
阪神って言っても金本監督も広陵じゃけえ、
来年は阪神とクライマックスシリーズを戦いたいです」

細美さん「大阪が生んだパンクヒーロー、masasucks!」
masaさん「酒と女は二合(二号?)まで!」

細美さん「ベース、ウエノコウジ!ドラム、柏倉隆史!
鍵盤、伊澤一葉、ボーカル、酒乱、細美武士!」

細美さん「もう少し歌わせてつかぁさい。
狼の遠吠えをギターで表現したらどうなるんだろうっていうのを
テーマに作った曲です。日本語に直すと渇き。Thirst」

masaさんのギターのイントロから始まるThirst。
ギターの音色も細美さんの歌も孤高で一本筋が通ってる。
Keeper以降の電子的なサウンドとピアノの相性も抜群。

このブロックは細美さんがハンドマイクで歌う曲が続く。
Unhurtのサビのどこまでも高く駆け上って行くような柏倉さんの
軽やかなドラミングと細美さんのカウントが盛り立てる。
ThirstだったかUnhurtだったか、曲の間奏開けるとこでよいしょ!って。
ギターを弾いて歌ってる時も、シーケンサーを触ってる時も本当に楽しそう。

細美さん「ツアー最終日だから何か特別な事をと思って、武道館ぶりに演奏します」

聴こえてきたのはSomething Ever After。
もうイントロを聴いた瞬間にダメだった。
青い光が降り注いで、歌い始める前に細美さんが天を見上げていた。
大げさでも何でもなく、今日まで生きててよかったって思った。
時折笑顔を見せながら歌う細美さんの姿が涙でぼやけた。

細美さん「今日はどこへ行こうって歌です」

その次に演奏されたのがRadio。反則でしょ。
最近ずっとこの曲が頭の中で流れてて、つらい時に
支えてもらってたから余計に泣けてしょうがなかった。

Silver Birchのきらきらしたサウンドと細美さんの声は
力強くて、大丈夫って言ってくれてる気がした。
Stars were always"shining!" bright、そんな風に歌ってた。

細美さん「次の曲はPVを背負って歌います。masaは見るなよ?
リハの時、masaがPV見て泣いてんの(笑)」

そんなMCの後のCloneはmasaさんじゃなくても泣く。
細美さんの中のCloneに自分の中のCloneを重ね合わせてしまった。

子供の頃の気持ちを思い起こさせるような伊澤さんのピアノのイントロ。
Lone Train Runningではフロアのみんなも子供みたいな笑顔で
ばんばんダイブして、目の前の通路を楽しそうに駆けて行ってた。

細美さん「(細美さんが飲んでるのを見てフロアから飲みたーい!の声)
ライブ観ながら飲む酒は美味いもんな。酒を飲みながらライブが観たいって人は
今度のジャズクラブ、何だっけ?ビルボードに来てください。
二部制になってて俺は二部になる頃にはべろべろに酔っ払ってると思います」

伊澤さんのピアノと細美さんの歌だけで展開されるTree Rings。
言葉では言い表せない程、それはとても美しく壮大で息を飲んだ。
Hands Of Gravityの歌詞の所で手のひらをそっと握る細美さん。
熱量を受け止めきれなくて拍手をするのも忘れてしまいそうだった。

曲が始まると同時に無数の光の筋がフロアいっぱいに広がる。
名古屋で二階席から見た時すごく綺麗だったなあって思い出した。
サウンドとしてはバンド寄りだけどCatch You Laterも
音の広がりと歌詞が相まって心を締め付けられた。
曲に寄り添うように丁寧に歌っていたのが印象的だった。

Secretの低音の鍵盤はハッとするような鋭さと重さがある。
歌詞の通り地を這うサビのメロディと間奏前の滑空するような
メロディのコントラストが痺れるほどかっこいい。

細美さん「いつも平日のライブばっかでごめんな。
1年半も前からライブやるって決められなくてアルバム作って
ツアーやろうとしたらもう平日しか空いてなくて」

「クルー、スタッフ、セキュリティ、携わってくれた方々、
本当にありがとうございました。また力を貸してください」
細美さんの言葉にセキュリティさんも頭を下げてた。

入りの柏倉さんのドラムにフロア中の耳と視線が集中するInsomnia。
曲の前半、じっとピックをくわえるウエノさんの佇まいが絵になる。
今の細美さんが歌うInsomniaは伸ばした手を引っ張ってくれる強さがある。
メンバー全員が100以上の力でぶつかり合っていて圧巻のひと言だった。

masaさんのギターに先導され、みんなが手のひらでリズムを刻む紺碧の夜に。
間奏でメンバー全員が輪になってアイコンタクトを交わしながら
すごく生き生きとした表情で演奏してたのが忘れられない。
そこには幸せな空気が満ちた、かけがえのない空間が広がってた。

本編ラストは旅の終わりと新たな始まりを祝福するようなSunburn。
やっぱりこの5人最強にかっこいい、敵わないって思った。

演奏を終えてステージを後にするメンバー。
姿が見えなくなってすぐにアンコールの手拍子が始まる。


+++


一旦少し明るくなってBGMも鳴った後、再びメンバーが登場。

先に出てきたウエノさんが袖の方を見て笑ってるから何かと思ったら
masaさんがパンツのベルトを直しながら歩いて来てた。笑

いつものようにベテルギウスの灯のイントロでかっこ良くキメて
ギターを掻き鳴らそうとしたmasaさん、初っ端でいきなりミスる。
みんなびっくりしてえーーーっ!って。これには細美さんも笑ってた。
気を取り直してのイントロはリラックスした雰囲気もあって盛り上がってた。
曲中masaさんが走って下手の端っこに来てくれたの嬉しかったな。
ラスサビ前のみんなで歌う所、上や後ろから声が降ってきて感動的だった。

アコギに持ち替える細美さん。これもある意味仲間の歌です、と。
聴けないと思ってたHorse Riding。歌詞に合わせて銃を構える仕草を見せながらも
すごく幸せそうで、細美さんのこういう所昔から変わらないなって思った。

再び演奏を終えたメンバーがステージを後にする。
またさっきと同じように自然とアンコールの手拍子が始まる。

+++

しばらくしてメンバーが再びステージに。
立ち位置についた後、細美さんとmasaさんが肩を抱き合ってた。

細美さん「正真正銘次の曲が最後です。俺は最後だって言ったら
ほんとにもう出てこないから。ライブが終わって出待ちとかされても
サインも写真もできないし、そんな事なら友達と飲みに行って、
もし明日早い人がいたら家に帰ってあったかい湯船に浸かって
『今日のライブ結構良かったんじゃねえの?』って
思ってくれたら俺はそれが一番嬉しい。
どれだけ何万って言葉を尽くしても安っぽくなって
しまうから一言だけ。感謝してます、ありがとう」

ツアーファイナル、正真正銘のラストはGhost In The Rain。
1stアルバムの1曲目、新たな旅立ちを予感させるような最後の曲。
…のはずが、イントロで今度は伊澤さんがミスるというまさかの事態。
ファイナルは何かが起こる。でもそれもこれもきっといい思い出になる。
ライブが終わってしまうのが寂しくて、ラスサビ前で涙がぼろぼろ出てきた。
前にいたスタッフさんが曲中に眼鏡を拾ってこれ誰の?ってやってて
笑っちゃうからやめてよって思ったんだけど間に合って良かったねとも思った。

最後の最後までメンバー全員ほんとにかっこ良かった。
曲の終わり際、別れを惜しむようにじっとフロアを見つめる細美さん。
演奏が終わった時、メンバーの表情に充実感が漂ってた。
フロアに向けて満面の笑みでダブルピースする伊澤さん可愛かったな。

masaさんがメンバーを指差して「まーちゃん、みーちゃん、たーちゃん、
こーちゃん、いーちゃん、俺達がthe HIATUSだ!!よろしくな!!」って。
その時のメンバーが笑いながらも嬉しそうで思い出しただけで泣けてくる。

最後帰る時にウエノさんと細美さんが並んで腰の辺りを叩きながら
一緒に歩いてて、細美さんがすごくいい笑顔を浮かべてたのが印象的だった。

+++

フロアが明るくなると同時にまた開演前と同じようにビヨークが流れていて、
夢の中にいたんじゃないかなって錯覚してしまいそうなライブだった。
ライブに行き始めて7年目にして初めて最前で観れた事も、
それがツアーファイナルだった事も、何よりこんな素敵なライブだった事も
全部特別で、ずっと忘れたくない大切な思い出がまたひとつ増えた。

メンバーの事を最高の仲間って言っていた細美さんが、曲中のメンバーソロで
名前を呼ぶ声が自慢のメンバーのソロを見てくれ!って言わんばかりに
誇らしげだったのがライブを観ていても伝わってきて嬉しかった。

the HIATUSという最高のバンドと同じ時間を生きる事ができて幸せだ。
これからバンドがどんな風に変化を遂げていくのか、楽しみで仕方ない。
Hands Of Gravityツアー、お疲れさまでした!


+++++

2016.9.30 the HIATUS
Hands Of Gravity TOUR2016
@Zepp Namba セットリスト


01. Geranium
02. Drifting Story
03. Storm Racers
04. The Flare
05. Monkeys
06. Deerhounds
07. Bittersweet/Hatching Mayflies
08. Let Me Fall
09. Bonfire
10. Thirst
11. Unhurt
12. Something Ever After
13. Radio
14. Silver Birch
15. Clone
16. Lone Train Running
17. Tree Rings
18. Catch You Later
19. Secret
20. Insomnia
21. 紺碧の夜に
22. Sunburn

EN1. ベテルギウスの灯
EN2. Horse Riding

WEN1.Ghost In The Rain
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by pochi-17 | 2016-10-06 00:10 | Live | Trackback | Comments(0)

2016.7.21 the HIATUS TOUR2016 Hands Of Gravity@Zepp Nagoya

7月21日、the HIATUS@Zepp Nagoya。
チケット取ってなかったし諦めたつもりだったけど
アルバムを聴いたらどうしても行きたくなって。
2年もthe HIATUSのライブ観てなかったし、
ファイナル観てもう一回行きたい!って思っても遅いし。
だから少々無理をしてでも行っちゃえと。
いつも通りの覚え書きなので苦情は受け付けません。
注意!セトリ&ネタバレありです。
何度も言うけどMCはニュアンスなので鵜呑みにしないでね。

***

名古屋はそんなに遠くないのに全然来てなくて、
思い返してみるとGLAYさんのツアーで12年前に来たぶりだった。
お昼過ぎに名古屋に着いて、2日前に細美さんが訪れた
パッセのタワレコへ。パッセ内の別のお店でRadioが流れてた。
ちょうど細美さんが立ってた場所にそっと立ってみたり、
ポスターやカードに書かれたメッセージの写真を撮ったり。
その後名古屋駅近辺をうろうろしつつ歩いてZeppへ。

大通りから曲がって正面の入口に向かうまでに裏口があって、
機材車が停めてあった。ダッシュボードになぜかふなっしー。笑
ルームミラーには交通安全のお守り。今回の旅もどうか安全に。
譲って頂いたチケットは2階席だったけど、1階にも行けるから
荷物もちゃんとロッカーに。入場列がすごく長くて、
1500番以降と2階席は大通りまで出て並ぶ羽目に。
18時20分ぐらいかな、列が動いてようやく中へ。

一旦は2個目の柵あたりに行ってみたんだけどあまり見えなくて、
2階はどんな感じで見えるんだろうと思って上がってみたら
最後列だけど意外と距離は感じないし何より全体がよく見えるから
たまには2階で観るのもいいかなってそこで観る事にした。
ステージ下手からベース、その少し中央寄り奥にドラム、
真ん中にマイク、上手寄りの奥に鍵盤、上手にギターという配置。

場内にはヤング・ファーザーズのLowとか、細美さんが好きそうな
BGMが流れてて、19時を少し過ぎた頃フロアの照明が落とされた。
SEはKeeper Of The FlameのInterlude。
上手からほぼステージの並び順でメンバーが登場する。
ライブが始まるまでの数秒間、ベースのネックを抱くウエノさん。

***

赤い光に照らされた一曲目、ハッとするような鮮やかさのGeranium。
柏倉さんのドラムに伊澤さんのピアノが乗った瞬間に鳥肌が立った。
サウンドと声の迫力がとにかくすごくて、いきなり圧倒された。

ギアを一段上げるようなDrifting Story。
後半のウエノさんのうねるようなベースラインがたまらない。

The Flareは一体どこまで進化を遂げるんだろうと思うほど、
ライブで聴く度に強さと熱量が増していってる。
音と音のぶつかり合い、感情むき出しの細美さんの歌。
2番のAメロBメロ、4つ打ちも柏倉さんが叩くとただの4つ打ちじゃない。

イントロでフロアの空気が変わるのを感じたStorm Racers。
サビに入ると大量にダイバーが出現。上から見ててもすごかった。
細美さんの1!2!1234!は反則。masaさんのギターの鳴りも最高だった。


細美さん「こんばんはthe HIATUSです!」

「HIATUSの曲をやってると血がたぎってきて、
ここら辺(masaさんの横)に来て(マイクから外れて地声で喋る)
戻ってく時にその辺の物を蹴飛ばしたくなる。
蹴飛ばしたら音出なくなっちゃうからやらないけど」

「名古屋2日間やれて本当に良かった。いつも喉の事気にして
飲まないようにしてるんだけど今日はパーっと飲みます。
名古屋の夜に酒乱を発揮して東京に帰ります。
フジロックで誰かと喧嘩したとか聞いたら飲みまくったんだなと
思ってください。何にも誇れるものなんてねえけど酒癖の悪さは
日本代表レベルです。今日は最後までよろしくお願いします!」

Deerhoundsの細美さんのアコギのフレーズ、繊細さとしなやかさがあって
ずっと聴いていたくなる。伊澤さんのピアノもまた絶妙なんだ。

Bittersweet/Hatching Mayfliesの憂いを帯びた独特の揺らぎは
きっとHIATUSにしか表現できない。ピアノとアコギの透明感ある音色、
くぐもったウエノさんのベース、全てが調和した心地よさは格別。

Let Me Fallは照明も相まってドラマティックでスケール感があった。
後半の歌詞は聴いてるうちに心がぎゅっとなってくる。
最後の1音、細美さんの歌声が消えるまで、しんと静まり返ってた。

イントロだけで全部持って行かれるBonfire。細美さんはハンドマイク。
間奏で柏倉さんと伊澤さんにスポットがあたったシーンは
間違いなくライブのハイライト。えげつないぐらいかっこ良かった。。


細美さん「BonfireのドラムはCDと同じようには2度と叩けない雷様、柏倉隆史!
ベース、パンクじゃなくてロックンロールって言ってって言うから
ロックンロール、ウエノコウジ!変態のキーボード、伊澤一葉!
変態なのは演奏に関してだけだからね(笑)ギター、パンク、masasucks!
ボーカル&ギター、酒乱、細美武士!」

masaさん「最近女と別れてやさぐれてます。masasucksです」

細美さん「そんな事言うとまた拡散されるしFacebookとかに
ブスから『私はどうですか?』って来てめんどくせえぞ」

masaさん「そういうのはいいです(笑)」
お客さん「スーパーサイヤ人!」
細美さん「青に染めるのやめたの?」
masaさん「気分で(笑)」

お客さん「細美さん若ーい!」
細美さん「いや若くない」
お客さん「若い!」
細美さん「若くない」
お客さん「おじさん!」
細美さん「おじさん、合ってる。これからもおじさんと
ブスの関係でいいじゃん。薄っぺらーい関係で」
ウエノさん「細美がおじさんなら俺はおじいちゃんになる」

お客さんが口々に叫び始めて収拾がつかなくなって、
「どうすんだよこの名古屋の乱れきった空気を」って細美さん。

細美さんの「後半戦もよろしく」って言葉の後、
ステージの後ろの暗幕が左右に開きスクリーンが出現。
ハンドマイク曲が続いてThirst。マイクを持つ時の構え方が
どことなくボクサーのような、TOSHI-LOWさんにも似ているような。
間奏のところ、体を揺らして踊りながら音を操る細美さん。

ポップなピンクとブルーの照明に彩られたUnhurt。スクリーンには記号。
曲によってダンスフロアのように感じたり、大きなスタジアムやアリーナの
ように感じたり。高揚感を煽る抜けるようなドラミングが最高だった。

明るいグリーンの照明が降り注ぐRadio。細美さんの声が持つ甘さとほろ苦さ、
強さと優しさ。改めて細美さんの声が大好きだって心底思った。
間奏前の歌詞の所でたまらなくなってぼろぼろ涙が出てきた。
その後の歌い方が優しくてやわらかくて、またそこで泣かされた。

Ghost In The Rainのイントロが鳴った瞬間、息を飲むようなどよめきが起きた。
いつぶりに聴いたのか分からないぐらい久々に聴けた。
"You Witness what's been jeopardized"って歌いながらフロアを指す細美さん。
伊澤さんのピアノの音色がきらきらと光を反射するように綺麗だった。
細美さんの歌、あの頃よりもっと高く舞い上がるように、自由になってた。


細美さん「ありがとう。楽しい」

「指図もしてないのに手拍子してくれるお前らはほんとすげえよ。
みんな同じようにのるライブなんてパラパラと一緒だからね。
(パラパラやってー!)やるか!(masaさんやってー!)
masaがパラパラできるっていうのはチャラいっていうイメージ?」

「昨日近くのコンビニでブラックエンジェルズを見つけて。
お前らも大体同世代だから分かんだろ、俺が思春期の入口の小学生の頃に
読んだ漫画で、ジュディが磔にされて胸を揉みしだかれるシーンが
あるんだけど、あるかな、あるかな、って思ってたら入ってたーーー!
(キラッキラの瞳で)ってなって朝のランニング後に○○ました。
でも小学生の頃のような衝撃はなかったね。
…話してて着地点が分からなくなっちゃった」

「新しいミュージックビデオができました。それをかけながら」

照明を少し落として後ろのスクリーンにMVが映し出される。Clone。
無垢なピアノの音色、軽いタッチで入るのにしっかりと支えるドラム、
印象的なギターのフレーズ。そこに細美さんにしか紡げない言葉が乗る。

Lone Train Runningの初め、いつもI amからWe are変えて歌ってくれる。
サビに入った途端、待ちきれない様子だったダイバーが押し寄せる。
ドライブ感とウエノさんのベースラインがほんと気持ちいい。

ロントレの次にTree Ringsが来たからその振り幅に驚かされた。
歌い始めた瞬間、すっと空気が変わったのを感じた。
最初は穏やかなピアノだけの演奏、途中から他のパートも加わって
世界観がどんどん広がっていって、細美さんの声の表情や揺れ、
息遣いまでリアルに伝わってきてまた鳥肌が立った。

Catch You Laterはサウンドも展開もメロディも歌詞も全部、
どこを切り取っても細美さんらしい曲だなあと思う。
曲が進むにつれて胸に迫ってくるものがあってぐっときてしまった。
ステージから光の筋がまっすぐに伸びていて、フロアのお客さんが
その光に触れようと手を伸ばしていたのを覚えてる。

歌詞のとおり深く地を這うような低音の効いたサウンドが
かっこ良かったSecret。こういう曲は思わず聴き入ってしまう。


細美さん「次名古屋くるのいつだろう?(明日もライブやってー!)
じゃあお前がやれよ!俺だってやりたいけど明日は東京に帰ります。
ライブやってると一秒後もない、一秒前もない、
今しかないけど今があるっていう気持ちになるんだよね。
こうやってここに立っていられるのも7年間応援してくれた
みんなのお陰です。本当にありがとう」

「熱いこと言いたくないんだけどいつも言ってしまって後で
シャワー浴びながらあんな事言わなきゃ良かったぁ…ってなって。
(言ってー!)うっせー、お前がここに出てきて言えよ!
俺は今の自分が人生で一番かっこいいと思ってる。残り3曲やって終わります」


Insomniaのイントロ、柏倉さんのドラムにフロアが湧く。
音源のストリングスもいいけどライブのピアノのアレンジもいいなあ。
激しさだけじゃなく美しさもあって、だけどたぎるような瞬間もあって。
2階席の後ろにいても力強くダイレクトに伝わってくるものがあった。

紺碧の夜にの胸のすくようなmasaさんのギターのイントロ。
自然とフロアがそれに反応して手拍子を始める。
間奏の伊澤さんの鍵盤がキラッキラでまた素敵なんだ。

本編ラストはSunburn。この曲でも手拍子が起きてた。
どこか懐かしいような、心をくすぐるサウンドとメロディ。
やっぱり最後のフレーズはかっこ良すぎてずるいって思った。

演奏を終えてステージを後にする5人。
メンバーの姿が見えなくなってすぐアンコールの手拍子。

***

しばらくして再びステージがライトで照らされてメンバーが登場。
「アンコールありがとう」と細美さん。

masaさんがギターのリフを弾き始める。ベテルギウスの灯。
細美さんがmasaさんと向かい合って笑顔でギターを弾いてて、
それがめちゃめちゃ楽しそうで、見てるだけで幸せで満たされて
気付いたら涙が出てた。全然泣く曲じゃないのにね。
最後のサビの静かになるとこ、masaさんコーラスフライングしてて
あれ?今の…って思ったけどそういう所も含めて愛おしかった。

演奏が終わって楽器を置いてステージを後にしようとするメンバー。
そしたらはける前にアンコールのオイオイコールが始まって、
細美さんがびっくりしたような、でもすごい笑顔でそれを見てて。
伊澤さんや柏倉さんはすでに袖にいたんだけど、
細美さんが手招きして呼び寄せてそのままダブルアンコール!
急だったから細美さんがメンバーに演奏する曲を耳打ちしてた。

細美さん「ありがとう、さっきのすげえ嬉しかった。
もうこの後はどんなけ呼ばれても出ない、正真正銘これが最後の一曲。
今日は本当にありがとう。次会う時まで元気で。仲間の歌」

ラストはSilver Birch。次会う時まで元気でって言葉が耳に残って、
目の前に広がる光景とリンクしてまた涙が出た。
みんなが笑顔で、幸せな気持ちで満たされてて、熱いほど温かくて。
今までも十分好きだったけど更にHIATUSというバンドが好きになった。

演奏を終え、ステージを去る前にピックを投げる細美さん。
笑顔でステージを去るメンバー。
すぐにフロアが明るくなったけど不思議と寂しさはなかった。
ふと時計を見たらまだ21時前で、驚いたけど短いとは思わなかったし
濃厚な時間だったからすごく充実感があった。

ツアー3本目とは思えないぐらい息が合っていて、
演奏面で何度も息を飲んだりそれこそ口をぽかんと開けて閉じれないような
音がぶつかり合う瞬間もあったんだけど、細美さんの歌声も最後まで
すごく伸びやかで力強くて圧倒されっぱなしだった。
照明も凝っていて言葉では言い表せないぐらい美しくて、
今回は特に2階席で観れて良かったなって。あれは本当に映像化してほしい!
バンド7年目にしてまだまだ伸びしろがあるなんてこれからが楽しみで仕方ない。
名古屋を観てファイナルの大阪がますます楽しみになった。

何の話の時だったか忘れてしまったんだけど、細美さんが
「人が死ぬ時は何も持って行けないんだよ。思い出しか持って行けない」と
話していたのを聞いて、年々物欲がなくなっていってそれよりも
人と会ったり知らない場所に行ったりする事に喜びを感じているのに気付いた。

ライブ後に友達と合流してごはんに付き合ってもらって、
たくさんライブの話もできて楽しかったな。
帰りもバスで疲れたけどそれ以上に楽しかった。
何度でもthe HIATUSに惚れ直すわ。ほんっとかっこ良かった!


***

2016.7.21 the HIATUS TOUR2016
Hands Of Gravity@Zepp Nagoyaセットリスト

01.Geranium
02.Drifting Story
03.The Flare
04.Storm Racers
05.Deerhounds
06.Bittersweet / Hatching Mayflies
07.Let Me Fall
08.Bonfire
09.Thirst
10.Unhurt
11.Radio
12.Ghost In The Rain
13.Clone
14.Lone Train Running
15.Tree Rings
16.Catch You Later
17.Secret
18.Insomnia
19.紺碧の夜に
20.Sunburn

EN1.ベテルギウスの灯
EN2.Silver Birch
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by pochi-17 | 2016-07-24 23:53 | Live | Trackback | Comments(0)

the HIATUS「Hands Of Gravity」

Hands Of Gravity

the HIATUS / ユニバーサル ミュージック


the HIATUSの5枚目のアルバム、Hands Of Gravity。
美しくて強くて優しくて、歌詞見ながらじっくり聴いてたら泣けてきた。
Bonfireの一葉さんと柏倉さんの演奏に圧倒されて
息をするのも忘れそうになって、再生ボタンを押す瞬間の
ドキドキがクロージングトラックまで続いた。
”俺は駆け抜けてるんだ過ぎ去る日々のような速さで”
こんなフレーズで終わるなんてカッコ良すぎでしょ。

演奏が素晴らしいのはもちろん、曲ごとの細美さんの
声のトーンとか揺れにぐっとくる。3枚目のアルバムのツアーで、
自分に興味がない人が街で聴いた時にこれは誰が歌ってるんだ?って
思う歌を歌えるようになりたいって細美さん自身が話していたのを
このアルバムを通して聴いた後にふと思い出した。

ふたつバンドをやっていてもこの音は絶対the HIATUSでしか
出せないって曲ばっかりなのが本当にすごい。
アルバムを聴いて更にthe HIATUSというバンドが愛おしくなったし、
やっぱり細美さんが作る曲が大好きで仕方ない。

前に細美さんとお話する機会があった時、細美さんの作る曲が
世界でいちばん好きです!って勢い余って言ってしまったんだけど
今でもその気持ちは変わらないなってそんな風に思った。
Hands Of Gravity、ずっと聴いていたい一枚。大切に聴こう。
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by pochi-17 | 2016-07-07 23:02 | ELLEGARDEN/theHIATUS | Trackback | Comments(0)

BEST SONG2014

いつの間にやら12月31日。ここの所レポ専用ブログと化してたけど、
2014年も残り24時間を切ったところでようやくブログらしくなってきた。

そう言えば去年は書かなかったっけと思って今年聴いた音楽を振り返ってみようとしたけど、
最近どんどん好きな音楽をひたすら聴き続けるという傾向が強まって、
前みたいに色んなアーティストの名前は羅列できなくなってる事に気付いた。

ほんの少しだけ好きな音楽があれば、他はそんなになくても良くなってきたと言うか、
もちろん新しいバンドに対するアンテナは常に張ってたいけど、
それよりも好きなバンドに気持ちを持って行かれてしまってそこまで回らないと言うか。

それぐらい今年聴いたのがthe HIATUSの「Keeper Of The Flame」。
リリースから半年も経たないうちにiPodの再生回数TOP25に全曲入るぐらい聴いた。
その中でも「Something Ever After」がすごく良くて、HIATUSの曲の中でも
個人的には5本の指に入るぐらい大好きな一曲。

次によく聴いたのが髭ちゃんの「闇をひとつまみ」。
この曲は初めて聴いたのがライブだったからその分思い入れも強くて。
歌詞が自分の気持ちと重なる部分があって、だから余計にそう思うのかも。
同じく10周年本に収録されてた「セメタリー」と「なんて素敵でいびつ」も何度も聴いた。

最近になってちょこちょこ聴くようになったのがGLAYの「MUSIC LIFE」。
安心安定のGLAYサウンドは健在なんだけど、曲によって異なるゲストドラマーを迎えたり、
亀田さんプロデュースになってキラキラとしたサウンドの曲もあるかと思えば
いかにも氷室さんの某バンドを意識した(ドラムは高橋まことさん!)曲もあって、
20周年を迎えても攻めの姿勢だったり、自分たちが楽しむ事も忘れてなくて。
最後に収録されてるタイトル曲も、バンドを始めた頃の事を歌っててぐっとくる。

あと今年の始めによく聴いてたのはBUMP OF CHICKENの「RAY」から「トーチ」と「ラストワン」。
「トーチ」はもう、歌詞がずるい。こんな風に歌われたらたまらなくなる。

他にはきのこ帝国の「東京」もよかった。春に髭との対バンを何の予備知識もないままに観て、
まだ若いバンドなんだけど、独特な世界観と感性があって良かったな。

残りは書ききれないから箇条書きで羅列。

・ストレイテナー「Super Magical Illusion」
・椎名林檎「NIPPON」
・EGO-WRAPPIN'「サニーサイドメロディー」

羅列するほどもなかった…。しかも何の脈絡もない並び。
他にもあるかもしれないけどぱっと思い浮かんだのはこんな感じでした。

最後にひとつ。今年、大好きなバンドが解散しました。andymori。
2009年、初開催のRADIO CRAZYで初めて彼らのライブを観て釘付けになって、
すぐアルバムを買って2010年の春にシャングリラであった大阪初ワンマンのチケットを取って。
そこからずっと特別な存在だったし大好きだったバンド。
去年リリースされたアルバムはその後一年間聴けなかったけど、
野音の前にようやく聴いて、andymoriというバンドの魅力を改めて感じた。
初めて聴いた時みたいな瑞々しさだったり、子供の頃に見た風景や心情の描写だったり、
もちろんサウンドも無二のもので。まだ若いのに解散なんてもったいないけど、
まぁそれもandymoriらしいなって。各々の今後の活動に期待してます。

と、2014年はこんな感じでした。来年もいい音楽との出会いがありますように!

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by pochi-17 | 2014-12-31 01:03 | Music | Trackback | Comments(2)

2014.11.22 SESSION×ZASSO.@味園ユニバース

11月22、味園ユニバースであったSESSION×ZASSO.に行ってきました。

普段あんまり行かない感じのイベントで、バンドのライブはもちろん、
シンガーだったり弾き語りだったりジャンルは様々。
目当ては細美さんの弾き語りだったけど、ユニバースは前からずっと
行ってみたかった場所で、元々キャバレーだったという会場の雰囲気も楽しめました。

レポ書くのどうしようかと思ったけど個人の記録用に書き残しておきます。
特に細美さんのMCとかいい加減に書かれるのは本人も嫌がるんじゃないかなぁって。
記憶を基にして書いてるだけだから間違ってる事もあると思うし、
あくまでもこんな感じだったよ、っていうぐらいに捉えてもらえれば。
と言うか、ほぼ細美さんの弾き語りの事しか書いてない。

惑星みたいな照明、星屑みたいな光の粒、ステージの後ろと天井には
昔ながらのカラフルなネオン管が張り巡らされててかなり独特。
階段のところにはレトロなシャンデリアがあったり、
ドリンクカウンターに置かれたきのこ型のランプもかわいかった。

まだ粗削りで手作り感のあるイベントで、入場も手間取ってたりして
開演も押してフロアもお酒とタバコの匂いが充満してて。
ライブと言うよりクラブに迷い込んでしまったみたいな気分に。
まだ前の方開いてたからふらふらと3列目辺りに。
中では爆音でDJが曲を流していて、YUKIちゃんのハローグッバイのMIXも流れてた。

14時半開場だったけど結局ライブが始まったのは15時半ぐらいだったかな?
OAのバンド、MOVEMENTは見た目やんちゃだけど歌ってる事は意外と直球で純粋な感じ。

オトザイサトコさんは黒髪に黒の背中の開いたドレスで出てきて、
近寄りがたいのかなって思ったけど喋るとさばさばしてて可愛い人だった。
今で言うと椎名林檎とかあの辺なのかもしれないけど、中森明菜みたいな感じもしたり
どことなく昭和の香りがして、ユニバースの雰囲気に合ってた。

POP DISASTERはとっつきやすいポップなワンオクみたいな感じ。
ドラムが女の子だったけどのりやすかった。

それまで全然押されたりもしなかったのにSUNSET BUSが始まった瞬間、
ものすごい押しが来て圧縮されて、ダイバーがばんばん転がってきた…。
セキュリティさんがカウンター持ってたんだけど、きっと何曲目と何曲目が
要注意ですよ、みたいな前情報が渡されてるんだろうな。
途中、10-FEETのTAKUMAさんがサンバスのTシャツ着て出てきて
一緒に歌ってたけどダイバーが怖くて集中できなかった…蹴られて鼻血出るかと思った。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

その後、ぎゅうぎゅうのまま細美さん待機。
マッスンさんかな、DJでジターバグかけてくれてフロアの空気が変わった。

ハイエイタスのツアーの時みたいに細美さん普通に出てきてセッティング。
そこに西片さんがやってきて赤ワインをボトルで差し入れ。

黒の大作戦Tに黒のカーゴっぽいパンツ(よく履いてるやつかな?)大作戦の前掛け姿。
譜面台の楽譜?歌詞?の裏に納品書って書いてあって経費節減なのかなって。
3月のNU茶屋町以来の弾き語り、何が聴けるのかと思ってそわそわ。
ゆっくりと穏やかに歌い始めたのが「BBQ riot song」でぶっ飛んだ。
噂には聞いてたけど、こんなアレンジになってたとは。
じっくりと歌い上げる細美さんの声は甘くてやわらかくて温かい。

「金星」の頃にはすっかりみんなで合唱するスタイルに。
人と人との間からとはいえ、こんなに近くで観たのいつぶりだろ。

お前らの年代は知らないかもしれないけどシンディローパーの曲を、と「True Colors」。
細美さんがカバーするのはどれも口ずさみたくなるメロディの曲が多くて、
歌詞も知れば知るほど心にフィットするものばかりだ。

NUの弾き語りの時にも歌っていた涙そうそうは、歌いこんでいて持ち歌みたいだった。
心に染み入るような歌声で、どこからともなくすすり泣く声が聞こえてきた。

お客さんから「髪ー!」って声が飛んで「髪?TOSHI-LOWに『髪短すぎない?』って
言われたんだけど、40過ぎてモテたいとかなくなってきたからいいの」と。

スケボーのプレゼントタイムに。番号呼ばれた女の子がステージに。

細美さん「今日は誰を観に来たの?マンウィズ?」
女の子が手のひらで細美さんを指すと「俺?」って。

「風の日の歌詞知ってるかな。歌って!」って女の子に言ったけど
「人前で歌うのが…」って言ったら「俺も人前で歌うの苦手だよ」って。
誰か歌える奴!って言ったら男性が立候補してステージに呼ばれて。喋ろうとして
マイクのスイッチ探してたら「カラオケじゃないんだからマイクにスイッチないよ」って。
歌詞が自信なかったみたいで譜面台に歌詞がないか探す男性に「風の日は歌詞ないよ」と。

ステージにお客さん二人を上げたまま「風の日」に。
意気込みは十分だったけど意外と歌えなかった男性を援護するように皆おっきな声で歌う。
歌い終わった後、記念撮影しようってなってスタッフさんが撮った後、
男性が自分のスマホでも撮ってほしいって言ったけど電源切ってたみたいで
ちょっと時間がかかってて、細美さんが「iPhone起動中」って。
撮ってもらった後「#ZASSO #細美武士でTwitter上げます!」って。探したらあった(笑)

the HIATUSというバンドをやっているので、その曲を、と「Something Ever After」。
この曲は原曲も弾き語りバージョンもどっちも素敵。
細美さんの声の甘さと繊細さのバランスが絶妙で、ずっと聴いていたかった。

細美さん「あと何分?あと15分?(すごい歓声とリクエストが飛ぶ)
お前らのリクエストに答えてたら時間が足りなくなる(笑)」

酔っぱらってる人も多かったからかヤジがすごくて、
「うっせーブス。今日もブスばっかだな。もう少しマシかと思ったのに」って。

「Let it be」の途中「歌詞なんて知らなくていいからさ」って呼びかけに
それまで遠慮がちに口ずさんでた皆の声が大きくなる。
細美さんの歌声、今でもちゃんと思い出せるぐらい耳に焼き付けた。


曲の前にMCがあって、TOSHI-LOWみたいな人とゴッチみたいな人と
やってるエセタイマーズで歌ってる曲を、と。
新大久保の朝鮮学校、小学校前で(実在する団体名を挙げて)「死ね」とか
小さい子に向かって言うヘイトスピーチが許せねぇって話してた。
そんな話の後の「青空」は余計に心に刺さった。
サビのところ、細美さんはコーラスに徹して皆に歌わせてくれた。

細美さん「今日は東北ライブハウス大作戦の西片先輩がPAやってくれてます。
(兄貴ー!って声に)うん、兄貴。あの人は兄貴と呼ぶに値する人だよ。
その西片先輩にこの間大作戦の特報部長(だったかな?)に任命されました。
この曲は東日本大震災の後歌い始めたんだけど、
福島にもお前らみたいなバカな奴がいるんだよ。バカで、強くて、…優しい」

フロアの空気も温まってラストは「Make A Wish」。
この曲でも当然皆歌ってたんだけど、後ろにいた女の子がおもむろに
生形さんパートのコーラス部分を完コピで歌い始めてちょっと笑ってしまった。
ワンコーラス歌った後、ギターを弾く手を止めて、
「飯が食えるとか寝る場所があるとかそれだけでいいと思ってたけど、
今日のお前らの気持ちはちゃんと福島に届いてるよ」って。
最後の“Along the paths you walk”のところ、フロアの皆を指して
“Along the paths 『we』 walk”って歌ってくれた。

ギターを掻き鳴らして身をかがめてジャンプで締めくくる細美さん。
大きな歓声に見送られてステージを後にする。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

もうこの時点でかなり使用感出てたからあとは後ろで大人見を決め込む。
Xmas Eilleenは7月のハイエイタスのZEPPでも観たけど、
色んなジャンルの音楽をまるっと飲み込んで自分達の色に染めあげててかっこいい。
誰も知らない新曲やります!って新しい曲も披露してた。

そしてトリは10-FEET。去年のRADIO CRAZYぶり。
そこまで詳しくはないけど知ってる曲も結構聴けた。

TAKUMAさんの言葉はいつも全力で泥くさくてまっすぐ。
気が済むまでやればいい、何もないよりましだ。って言葉が刺さった。

MCの時にKOUICHIさんが昔、エルレのDVDのケースの中にエロDVDを
隠してたってTAKUMAさんにばらされてた。まだエルレが知られてない頃で
奥さんは興味なさそうだったから隠してたら見つかっちゃったんだって。
そんな話してるのを細美さんが袖で笑いながら見てた。

MAN WHITH A MISSIONのタナカさんが登場して一曲コラボするというサプライズも。
細美さんが「今日は誰観に来たの?マンウィズ?」って言ってたのは伏線だったのね。
出てきた途端、お座り!お手!って完全に犬扱いされてたけどかっこよかった。
あとgoes on歌い始める前、エルレのMake A Wishをワンフレーズ歌ってくれてすごい歓声が起きてた。
ダイバーに交じって細美さんもgoes onで飛んでたらしい。愛だね。

そんなこんなで終わったのは22頃だったかな?
長時間でちょっと疲れちゃったけど音楽漬けの一日でした。
憧れのユニバースに潜入できて楽しかった!
いつかあの空間で髭ちゃんのライブが観てみたいな。似合うと思うんだけどなぁ。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

細美武士 弾き語りセットリスト

BBQ riot song
金星
true colors
涙そうそう
風の日
something ever after
Let it be
青空
make a wish
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by pochi-17 | 2014-12-09 23:31 | Live | Trackback | Comments(2)

2014.7.1 the HIATUS Keeper Of The Flame TOUR@Zepp Nambaレポ

7月1日、Zepp Nambaであったthe HIATUSのライブに行ってきました。
5月から始まった41本のツアーも後半戦、私にとってはラストのライブでした。

この日のライブはいつもみたいに楽しかったー!ってだけではなくて色々考えさせられた。
それは主に細美さんのMCによるものだったんだけど、この日閣議決定された
集団的自衛権の事に何度も触れてて。影響力のある人だから、
この話を聞いた今まで選挙に無関心だった若い子達が次の選挙からは
投票に行くようになったらいいなとは思ったけど、この手の話は難しいな。

需要あるのか分からないけどいつも通りの個人的感想です。
記憶を辿って思い出しながら書いてるので一語一句正確ではないです。
あくまでもこんな感じだったよっていう程度で。

ライブ前に難波のタワレコで細美さんのサインを拝む。イベントスペースのサイン増えたなぁ。
その後歩いてZeppへ。難波からだと駅から遠い。
南港にあった頃は割とよく行ってたけど移転してからは初めて。
外ロッカーの中は温室並みの暑さ。ローディーさんがロッカーに来てたけど何してたんだろ。

ステージの最終チェックで開場が少し押してて、6時過ぎてから入場してた。
ロビーに入ると左手に802からのお花と見慣れたポスターが。
もうこのポスターを見るのも最後かな、って思いながら写真に収めた。

どっちから入ればどこに出るのか分からずとりあえず奥の扉から入ったら上手側だった。
どこで観ようかなって迷ったけど前の方もまだ空いてたから上手端の2列目に。

開場BGMは今回も細美さん選曲でスカイ・フェレイラの24hoursとか、
昔のシンディーローパーみたいなポップな曲も結構流してた。
開演直前にサンソロモンが流れてきて、MUSEのライブが終わった時にも流れてた事を思い出した。

開演時間を少し過ぎてたのかな、客電が落ちてジングルベルのSEが鳴る中、Xmas Eileenが登場。
メンバー全員白いマスクで顔半分を覆ってて、表情を窺う事はできない。
7人編成のバンドでボーカル、ギター、ベース、ドラムにDJなのか
マニピュレーターなのかの人がいて、後はボーカルと煽りみたいな感じだった。
エモ、スクリーモ、ヒップホップにメタルをmixしたみたいな
フェスに似合うキッズが好きそうな曲調で、曲を知らなくても楽しめた。
MCでボーカルの人が、今日で5回目ぐらいのライブですって言ってたからまだまだ若いバンドみたい。
今日は俺達は敵ではありませんって言うつもりでステージに立ったのに、
こんなに温かく迎えてくれてありがとうございますって。

あと本当にどうでもいいけどギターの人の足元のモニタ、ドラムのバスドラ鳴らす度に
貼ってあったセトリの紙が音圧で風が吹いたみたいにめくれ上がってて、
モニタの出音ってすごいんだなぁって思った。
ライブ自体は30分ぐらいだったかな、思ったより短く感じた。

Xmas Eileenのライブが終わってすぐ、ステージの転換が始まる。
しばらくしたら細美さんも出てきて自ら機材をセッティング。
こういう事をさも自然にできるってすごいな。やらないと気が済まないっていうのを抜きにしても。
機材がどんどん増えてきてる分、エフェクター周りの配線とか大変そうだった。

その後サウンドチェックが始まるといよいよだなって落ち着かなくなる。
7時50分頃かな、フロアが暗くなってthe HIATUSのライブが始まる。
紫の照明がステージを妖しく照らしていて、そこに流れるSEの不穏さを際立たせてた。
子供が聴いたら泣きそうなSEだけど今のthe HIATUSというバンドには不思議と似合ってる。

メンバーが下手側から現れて、それをフロアの皆が拍手で迎える。
それぞれ立ち位置につくメンバー。masaさんがローディーさんとハイタッチを交わしてた。
SEの音なのか、エフェクターが入ったからなのか、スピーカーがびりびりしてる。

ライブが始まる瞬間の緊張感は何度目の当たりにしても息が止まりそうになる。
しんと静まり返ったステージに水が滴り落ちるように一葉さんのピアノの音色が零れる。
全身を使って声を響かせるように歌う細美さんの歌に一瞬で引き込まれる。
Roller Coaster Ride Memories。一葉さんが見える位置だったから間奏で釘付けになってしまった。
歌詞のYouのところ、フロアを指して歌ってたな。

masaさんが青く光るebowをギターの弦にかざしてスライドさせ、
そこに静かに柏倉さんが刻むリズムが重なる。Thirst。
出音の調整か、袖のスタッフさんに指示を出す細美さん。
サビでは合唱が起きて、曲が持つ力強さがより際立ってた。

細美さん「こんばんはthe HIATUSです!」

「…今日ばかりは俺も機嫌よく出てくることができなくてさ。
憲法が改正されたクソみたいな史上最悪の一日で。
戦争に突き進むための法律ができて、その前には特定秘密保護法が成立されて、
日本がどこが戦争すんのか分からないけど太平洋戦争の時と同じ流れだよね。
ライブ前に楽屋で考えすぎてどんどんシリアスになってイラついてきて。
でもこんな日だからこそ音楽は止めない方がいいと思って。
俺らの音楽は嫌な事を忘れるための音楽じゃなくて大切なものを忘れない為の音楽だから」

ライブに政治の話を持ち込むのは嫌がる人もいるだろうけど、ライブに来てる人の中には
それがきっかけで関心を持つ人もきっといると思う。いちばん怖いのは無関心でいる事。


Deerhoundsではフロアから伸びた拳がステージに向けられてゆらゆらと揺れる。
柏倉さんのドラムは複雑なリズムなのにすっと入ってくる。
サビの歌詞がさっきのMCの言葉に重なるところがあってドキッとした。

Storm Racersはイントロだけで後ろからの熱気を感じた。masaさんが弾くフレーズが憎いほどかっこいい。
サビになると人がざーって入ってきて流されてステージに寄って観やすくなった。
サビ前の手拍子とか、1・2・3・4!とか、上がらない訳ない。

Sonething Ever Afterは空中にまっすぐ手を伸ばして、リズムに合わせて
跳ねるようにいきいきとした表情で歌ってる細美さんの姿が印象的だった。
know me hold me againのところ、フロアを指して歌ってた。
初めから終わりまで、夢の中を旅してるみたいに美しくて切ない曲。


細美さん「俺、脇毛も生えないし年齢より若く見えるのか
この間、タクシー乗ったら運転手に言われたんだよ。
“おたくらが選挙に行かないお陰で俺らはいい目させてもらってるよ”って。
選挙に行っても投票したい政党がない、投票したい候補者がいないって言うんだったら
白紙で投票すりゃいいんだよ。そしたら投票率の割に票を取れなかった人が当選して
当選はしたけど信用されてないって事になるからさ。それで意思表示できるんだよ。
お前らが組めばドクター中松だって当選させられるんだよ。
…電力会社の株主総会で俺らより金持ちで頭のいい人が社長に
“もう原発はやめましょう”って訴えても何も変わらないんだよ。
悪い方のバカが何も変えられないんだったらいい方のバカである俺らが変えていくしかないよね。
TVとかネットばっかり見て、名前も知らないような奴の言葉なんか信用するんじゃねぇ。
自分の目で見た事だけを信じろ。TVに洗脳される奴がやっといなくなったと思ったら
TVからネットになっただけだった。お前らヤ○ーニュースばっかり見てたらバカになんぞ。
俺達にまだまだ出来ることはたくさんあるんだよ。次の選挙で自公にぜってぇ投票しないとかさ」


この日のHorse Ridingは今まででいちばん気高くて勇敢で、温かかった。
ステージのメンバーとフロアの皆の気持ちがひとつになってるなって
感じる瞬間があって、こんな時間が永遠に続けばいいのになって。

Superblockのイントロが流れるとライブハウスがクラブみたいな雰囲気になる。
音数の少ないアレンジでも緩急のあるリズムで空気を自在に操る。
繊細なアコギに骨のあるベースが重なってドラムのキックが入る瞬間がたまらない。

明るく陽が射しこんでくるようなSilver Birchの広がりのあるきらきらとしたサウンド。
一葉さんのピアノ、タッチは軽やかなのに強さがある。
細美さんがメロディーを変化させて歌うところはいつもぐっとくる。

曲が終わってそのまま一葉さんのピアノソロ。
細美さん「怒りの曲を一曲作っといて良かった」

体中に漲るエネルギーを全て注ぎ込んだかのようなThe Flare。渾身の演奏。
メンバーが纏う熱量がすごくて受け止めきれない、って思った。

masaさんが目の前のモニタに片足かけてギターを掻き鳴らす。Monckeys。
あまりにも素敵すぎて思わず叫んでしまった。あの距離はずるい。
masaさんの黒いエナメルで紐が青いショートブーツ、似合ってたな。
間奏の細美さんが囁くように歌って後半になだれ込んでいくところが最高にかっこいい。

Unhurtは打ち込みのサウンドと生のギターの絡みが痺れる。
シーケンサー(かな?)を操る細美さん楽しそうだったな。
ひりひりした歌詞と跳ねるようなサウンドが描くコントラスト。


細美さん「今日は地元のXmas Eileenがライブやってくれて。
…いいよな言っても。クリスマスにあいりんで炊き出ししてるから
Xmas Eileenって言うんだって。いい名前なんじゃね?」

「最近どんどん若手の奴らに抜かされていって。この間初めてワンオクの
スタジアムのDVD見て、あいつらすごいところに行ってんだなって。
今度会ったら思いっきりテキーラ飲ませてやろうと思いました。
…とある某巨大フェスの主催者に“細美、いい加減長いものには巻かれろ”って
言われたんだけど、巻かれねぇから。ぜってぇ巻かれねぇ。
それでフェスに呼ばれなくなるならそれでいい。
見てくれてる人が1万人であれ3人であれ、俺はいい歌を歌うだけだから」

「この間、最近までシリアにいた戦場カメラマンの人に
現地で撮った動画見せてもらったんだよね。戦場に行って撃たれる
数時間前の兵士たちが食堂みたいなところで笑いながら喋ってるの。
きっとmasaみたいなムードメーカーがいるんだろうね。
そのぎりぎりの状況でも最後まで出来ることがあるんだ」

思いがけず名前が出てきて、masaさんが「俺?」って顔して笑ってた。
ウエノさんのところにはコントラバスがスタンバイされる。

細美さん「なんだっけこれ、コントラバスか。
ウエノさんのコントラバスは特別仕様で3mあります。
後ろのボルヴィックもああ見えて1.5リットルあります」
ウエノさん、笑いながらコントラバスのスタンドを軸にをくるくると回転させる。

細美さん「西片明人さん、明人さんって言うのも変だな。先輩。
先輩はいつも人と繋がれって言ってて、この間大船渡フリークスで移転前最後の
ライブをやってきたんだけど、そこに東北の連中が集まってくれて繋がってんだなって」

「東北ライブハウス大作戦のテーマ曲」とTales Of Sorrow Street。
一音一音丁寧に音を紡ぐようにコントラバスを弾くウエノさん。最高に絵になる。
この曲では一葉さんがピアノを弾きながらコーラスしてた。
穏やかなリズム、歌声、ゆったり流れる時間。どこを切り取っても心地いい。

Sunset Off The Coastlineは細美さんの伸びやかな歌声に聴き入ってたら
サビ前のところでマイクを通さず叫ぶような声を上げて、
どうしたんだろうって思ったらイヤモニを引っこ抜いてそのまま歌ってた。
イヤモニから音が出なかったみたいだったけど、そんな事も忘れさせるような圧巻の歌だった。
イントロは同期だけど途中から入る一葉さんの鍵盤の音色もいいな。

Lone Train Running、サビ前のところ“We are getting away now”って。
フロアの皆の目を見ながら歌ってくれるからたまらないよね。
ダイバーがごろごろ転がってくるんだけど、皆ほんと楽しそうだったな。


細美さん「…今日は機材が全部ぶっ壊れてる。
でも機材が壊れてても関係ねえ。肩が壊れるまで投げるだけだ」

何て言ったのか聞き取れなかったんだけどフロアから女性に話しかけられて、
「近くにいる奴あいつに注射打って大人しくさせろ。ブスはろくな事言わねぇな」って。
一瞬にして空気凍ったけど、男性の声で「たまらん!」って声が聞こえて、それを聞いた細美さんが
「何?たまらん!か。トゥモロートゥモローってやたら前向きな奴がいるなって思った(笑)」って。

「皆の顔見てたら元気出た。また明日から頑張れるわ。ありがとな」
そしたらフロアからありがとうって返ってきて、
「お前らがありがとうなんて言うのはおかしいだろ。
ありがとうなんて言わなくていい。ゴミも拾って帰んなくていい。
ゴミぐらい俺達に拾わせろ。皆毎日会社や学校で絞り取られてんだろ?
無理して笑わなくてもいいんだよ。しんどい時はしんどい顔すりゃいいんだよ。
お前らぜってぇ愛想笑いなんかすんな。死ぬまですんな。
…今皆が真顔になったらどうしようって(笑)
今皆が見せてくれてるのは皆が俺達に見せたい顔なんだろ?
お前らのお陰で40過ぎても俺は夢とか理想を語ってられるんだよ」


ライブ終盤になっても声に力がある。魂が宿ってる。Burn To Shine。
フロアを見渡しながら“Your big smile”って歌う姿が忘れられない。

柏倉さんのドラムに歓声が降り注いでくる。Insomnia。
細美さんと皆が一体となっての“Save me”は無敵だと思える強さがある。
その光景を焼き付けたくて後ろを振り返ってみたら2階席まで総立ちだった。

目の前に来てくれたmasaさんが大きな口を開けて一緒に歌ってる。紺碧の夜に。
サビになるとまたダイバーがごろごろ転がってきた。
間奏の一葉さんの鍵盤、かっこ良すぎでしょ。ずるい。


演奏を終えてステージを後にするメンバー。
masaさんがマイクを通さず「ありがとう!」ってボトルを投げてた。
最前の人たちとグータッチしてたけどもうちょっとのところで届かなかった!

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

すぐに始まるアンコールを求める手拍子。
誰一人として帰ろうとはしない。

その声に応えてメンバーが再びステージに。
最初に細美さんの姿が見えたのにすぐ引き返して、?ってなってたら
Tシャツを脱いで出てきて「出てから脱ぐのも変だなと思って」って。
masaさんは髪をてっぺんでひとつ結びしながら出てきてかわいかった。

ベテルギウスの灯のイントロのmasaさんのギターはどんな暗闇だって切り裂いてくれそうだった。
間奏終わりのとこ、細美さんの目線の先を辿ったらリフトしてもらってる子の楽しそうな顔が見えた。


細美さん「次に歌う曲はエジプトのサハラ砂漠に行った時の曲で、
砂漠の真ん中は水もなくて生物もいないし夜になると真っ暗で
1メートル先に置いたリュックも見えなくなるの。
空を見上げたら曇ってて、どうして砂漠なのに雲が出てるんだろうって
思ってよく見たら全部星だったの。だからミルキーウェイって言うんだと思って。
砂漠の真ん中でぼけーっと一日中考え事をしてて。
人間が死ぬと言うのは自分、俺は細美武士という人間と
別れるという事なんだな、俺はこいつの事、割と好きだったなって。
死んでしまった後、そのもう一つのものである魂はどこに向かうのかと思ったら
この星のひとつになって真っ暗で音もしねぇ砂漠の空の上に漂ってんのかなって。
もしそうだったら死ぬのも悪くねぇなって。
俺は宗教とか信じねぇけど、今日はここにいる奴以外にも
先に行っちゃった奴も見てくれてると思ってるから。
…今日はありがとう。もし日本で戦争が始まってもライブやるわ」


静かにWaiting For The Sunが始まる。瞼の裏に星空を思い浮かべてみる。
曲中「ありがとうございましたthe HIATUSでした!」とコール&レスポンスに突入。
細美さんが歌うメロディーを皆で追いかけるように歌う。


温かな空気に包まれたまま、演奏を終えてステージを去るメンバー。
姿が見えなくなってまたすぐにアンコールの手拍子が起こる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、再びメンバーが登場。

細美さん「あれ、いっぱいいるな。何でまだいんの?(笑)」
そう言いながらも細美さんもいじられた皆も嬉しそう。2階席の人も笑ってるのが見えた。


ライブを締めくくるのはShimmer。一葉さんのピアノが陽の光みたいにさんざめく。
最後の一音が鳴り止むまで、細美さんの声がすーっと消えるまでの全ての瞬間が愛おしかった。


鳴り止まない拍手の中、演奏を終えたメンバーがステージを去っていく。
去り際にmasaさんがおどけて「ようさん人がおるなぁ!」って。

メンバーの姿が見えなくなってすぐまた手拍子が起こる。
残念ながら3度目のアンコールは叶わなかったけど、
終演アナウンスの後の拍手がこの日のライブを物語ってた。

ふわふわした頭のまま帰ろうと思ってふと足元を見てみたら、
あんなにフロアはぐちゃぐちゃだったのにほとんどゴミなんて落ちてなかった。
ロビーに出る時はセキュリティさんが閉まらないように扉を押さえててくれて、
そんな小さな事でも思い出したらじわっとくるぐらい心がやわらかくなってた。

この時の気持ちを言葉にするのはむずかしい。
言葉にして人に伝えるのはもっとむずかしい。活字だとなおさら。

でも、この日のライブを観て何も感じなかった人はいないと思う。
真剣に自分に、音楽に向き合ってる人達の姿を目の当たりにしたのだから。
何が正しくて何が間違ってるのかは結局自分のジャッジでしかないけど、
フラットな心でちゃんと受け止めたいな、って思った。

ツアーも残すところあと少し、あのポスターに刻まれた皺も樹木の年輪みたいに、
おじいちゃんおばあちゃんの笑い皺みたいに見えてくるから不思議だな。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

2014.7.1 the HIATUS Keeper Of The Flame TOUR@Zepp Nambaセットリスト

01.Roller Coaster Ride Memories
02.Thirst
03.Deerhounds
04.Storm Racers
05.Something Ever After
06.Horse Riding
07.Superblock
08.Silver Birch
09.The Flare
10.Monkeys
11.Unhurt
12.Tales Of Sorrow Street
13.Sunset Off The Coastline
14.Lone Train Running
15.Burn To Shine
16.Insomnia
17.紺碧の夜に

EN1.ベテルギウスの灯
EN2.Waiting For The Sun

EN2-1.Shimmer
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by pochi-17 | 2014-07-06 00:27 | Live | Trackback | Comments(0)

2014.6.3 the HIATUS Keeper Of The Flame Tour 2014@京都MUSEレポ

6月3日、京都MUSEであったthe HIATUSのライブに行ってきました。

奈良とあんまり日にち開いてなかったから行かないつもりだったけど、
ライブを観たらまたすぐに観たくなってしまって。
どうしても諦めきれず、運よくチケットを譲って貰える事になりまして。
完全に予定外だったけど行って良かった。楽しかった!

楽しかった!だけで終わってもいいんだけど、やっぱり書き残しておきたい。
でも最近、レポ書くのどうしようって思う事があって。
時間がかかるっていうのもあるけど、やっぱり文字だけで表現するのは
どうしても限界があるし、MCなんか間違ってたりする所もあるだろうしなって。

なので、もしこんなレポでも読んで少しでも興味が湧いたらライブに行ってみてください。
そこにあるものこそが本物だし、自分の目と耳と心で実際に体感してもらいたいです。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

MUSEのキャパは350って聞いてたけど整理番号は365番。勿論ソールドアウト。
SNSという便利なもののお蔭で行けたライブ。譲ってくれた方に感謝。

開場の頃には小雨が降ってて、中に入れたのは開演の15分ぐらい前でした。
どこで観るか迷いつつ、どうせ始まったら動くよねって思ってセンターの後ろ目に待機。
BGMでは細美さんが最近ラジオで流してた曲たちが流れてた。
ちょっとダークなビヨークっぽいのは誰の曲だったんだろ。気になる。
照明のスモークが焚かれたり、サウンドチェックが忙しくなってくるとそわそわ。

開演時間を少し過ぎた頃、ふっと照明が落とされて歓声が起きる。
Guardian Alienの「Mirror」が流れる中、ステージにメンバーの影が。
歓声が拍手に変わり、それに応えるように細美さんが拳を突き上げる。ベースを抱くウエノさん。
ピンと張りつめた空気に触れたのは穏やかな一葉さんのピアノの音色。

すっと息を吸い込んで歌い始める細美さん。Roller Coaster Ride Memories。
いつもライブの一曲目はメンバーの集中力が伝わってきて鼓動が速くなる。
細美さんがハンドマイクで歌う姿もやっとこのツアーで見慣れてきた。


細美さん「こんばんはthe HIATUSです!」

「びっくりした、このイヤモニすげぇディレイかかってる」
と、ディレイ具合をマイクテストの要領で確かめる。


アコギのしなやかで強いタッチのイントロからDeerhounds。
早くもフロアで合唱が起こる。後半のピアノのフレーズがアレンジされてた。

Storm Racersでたまらなくなってウエノさん側の前線に。
細美さんの1.2.3.4!を合図にダイバーが転がってくる。

じっくりと聴かせるSomething Ever Afterのイントロ。と思ったら、
いつものタイミングで細美さんが歌い始めなくて、わざとかな?と思ったら
「間違えた!さっきの所で入るんだった」って。柏倉さんもちょっと戸惑いながらも笑ってた。
一旦演奏を止めて「いつもはここで喋らないんだけどせっかくだから」って話しはじめる。
笑いながら演奏を止めた細美さんにフロアから野次っぽい声が飛んだみたいで、
「胡散臭ぇ?何?胡散臭くないよ。胡散臭ぇのはお前の方だろ」って。

「この曲は友達の…東北の友達なんだけど、そいつは震災で嫁さん亡くしてて。
それでその友達から夜中に泣きながら眠れねぇよって電話とかメールが来るんだよね。
…その友達の事を思っていたらこういう歌詞になりました」

喋ってる時、細美さんの目がだんだん赤く潤んできてるように見えて胸がつまった。
大好きな曲だけどいつもみたいに聴けないなって思って周りがリズムに跳ねてる中で
じっと立ちすくんで聴いてたけど、細美さんが明るい表情で歌ってて少し心が救われた。
でもこの時に感じた気持ちはパンデモツアーの時のOn Your Way Homeみたいに、
いつまでも心の中に残って曲を聴く度によみがえってくるんだろうな。


細美さん「今日でツアー何本目?(14本目!の声)…お前らは俺たちの
記憶装置じゃないんだからそんなさっと答えなくていいんだよ」

「昨日、久しぶりにお風呂に入って、(フロアがざわざわする)
いやお風呂に入ったのが久しぶりなんじゃなくて久しぶりっていうのは
この後の話の事で、お風呂はちゃんと入ってるよ。…さっきケンカ売ってごめんね。
エルレの頃、千葉に住んでるバイク乗ってた頃の先輩から電話がかかって来て、
それで『うちの嫁がこのエルなんとかっていうバンドのボーカルが
オメェだって言うんだけどさぁ、違うよな?』って言われて。
千葉だから訛ってんのね。それで『そうです俺です』って言ったら
『お前丸くなったな。昔は写真撮っても全然笑わなかったのにな』って言われて。
『たまには帰って来いよ』って言うからその後千葉に帰ったの。
その先輩は結婚して奥さんと子供も二人いて。当時のアルバムを見せてもらったら
俺はどの写真もぶすっとしてて笑ってる写真なんかなかったの。
昔は楽しくなかったし。でもバイク乗ってた時は楽しかったし、
ヘルメットの中では笑ってたんだよ。昨日お風呂でそんな事を思い出してて。
俺が今笑えてるのはHIATUSのメンバーや皆のお蔭だと思ってます」

「この間初めて何の引っ掛かりもなく挙動不審にもならずにライブを
一本やる事ができたんだけど、ふとそのライブを振り返った時に
『これってHIATUSらしくないよな』って思って。
完璧なライブじゃなくて、こんな感じなのがHIATUSなんだよなって」

細美さんの言葉に一葉さんが笑いながら頷く。
それを見た時、HIATUSというバンドがどんなバンドなのかちょっと垣間見れた気がした。

細美さん「ツアー中、福岡の前乗りでROTTENGRAFFTYとニアミスだったんだよね。
ライブの前日は飲めないから合流できなかったんだけど。
(大作戦出てー!の声)俺が出るって言って出るようなもんでもないからさ。
俺らの力がなくてもやっていける時は出なくていいと思うし。
(関西のバンドの話になって)大作戦、今2ステージでやってんのか。
あんな暑い時に暑いところでやらなくていいのに」

細美さん「この間飲みに行って、ずっとボクシングの右ストレートの事
ばっかり考えてたんだよ。右ストレート、右ストレート…って。
その後ミュージシャンが集まるバーに行ったらたまたま10-FEETのNAOKIがいて、
NAOKIの顔を見た瞬間になぜか右ストレート!って思っちゃって、
出会い頭に思いっきりバコーン!って殴っちゃったの。
そしたらNAOKIが『テメェ何すんだよ…!』って目をしながら『ほ、細美くん…』って。
翌朝酔いが冷めて自己嫌悪に陥ってNAOKIに謝ろうって思って電話したら、
絶対忘れてないはずなのに『何の事っすかー?』って言ってくれて。
あいつマジでいい奴だから信用していいよ」

masaさん「殴られ損やな(笑)」


「歌詞分かる人は一緒に歌って下さい」とHorse Riding。
ドコドコと弾む柏倉さんのドラムが砂を巻き上げて走る馬の足音のよう。
フロアの皆もステージの細美さんもゆらゆらと心地良さそうに歌ってた。

柏倉さんのキックのリズムに繊細なアコギ、ウエノさんの歪んだベースの音が重なる
間奏がたまらないSuperblock。独特のグルーヴに身体が突き動かされたように跳ねる。
ミラーボールが回って、光の粒が壁一面にきらきらしてた。

ライブで演奏されるSilver Birchはいつにも増して輝いて聴こえる。
メロディーを変化させて歌うところ、すごくぐっときたな。
一葉さんの透明感のあるピアノの音色が綺麗だった。

The Flareのサビのドラムの連打に合わせて照明が雷光みたいに瞬く。
転調する所、それまでせき止められてた感情が水が流れるように動いていくのを感じた。

masaさんのイントロのギターでフロアの温度がぐっと上がるMonkeys。
もうぐちゃぐちゃでダイバーも転がってきて蹴られそうになったけど楽しくて仕方ない。


細美さん「…言わないでおこうと思ったんだけど、この間、反則切符切られたの。
高速で二車線の所を走ってて、前にトロトロ走る軽がいて。
追い越し車線からその軽の前に出て数メートルのとこで切られて。
そりゃあ80キロからきっかり測ってたらオーバーするよ。
それで免許証見せて『お名前はほそみたけしさんってお読みするんですか?』って聞かれても
無言でこう(¬_¬)『東京まで急いでたんだと思いますが気をつけて下さいね』って
言われても(¬_¬)だんだん警察の人もテンパってきて早めに帰してくれて。
それでその後『トロトロ走るんじゃねぇ!』って文句でも言えたら楽なんだけど、
喉休ませる為にマスクもして何も喋れないからずっとイライライライラして」

masaさんもこの話は知らなかったみたい。
移動時間長いだろうけどくれぐれも安全運転でね…。

細美さん「前に京都に来た時、東の寺って書いてなんて読むの?とうじ?
そこの前をタクシーで通ったんだけど、ライトアップされた東寺が
あまりに綺麗だったから俺、少年のような心になって(キラキラした上目遣いで)
『運転手さん、ここ何ていうお寺なんですか?』って聞いたの。少年のような心で。
そしたら運転手さんに『あぁ、そこの標識に書いてあるでしょ』って言われて、
『それを説明すんのがお前の仕事やろがぁぁ!!!』って運転席思いっきり蹴ったら
『お客さん、蹴らないで下さいー!!』って。
それで京都はあんまいいイメージがなかったんだけど昨日京都着いて、
ホテルの駐車場の入口の高さが2.1メートルまでで、機材車が2.8メートルだったの。
だからいいですよ、コインパ入れますよって言ったら『僕見てるので入れてみて下さい』って
言って、しまいには消火栓の上に登って『大丈夫です!行けます!!』って誘導してくれて。
こんないい人がいるんだ…!って感動しちゃってそれで全部帳消しになったの」

蹴ってやろうかと思ったって話かと思いきや実際蹴ったみたいで笑った。
京都の信頼を回復してくれたホテルマンさんありがとう。


ウエノさんが椅子に座ってアコベを弾く。温もりのある音。Tales Of Sorrow Street。
細美さんの歌声も優しくて、柔らかい毛布にすっぽりと包まれてるみたいな安心感。
思わず目を閉じてじっと聴き入ってしまう。幸せなひととき。

Unhurtも聴くとじっとしてられなくなるタイプの曲。軽やかなタッチの柏倉さんのドラムが癖になる。
細美さんが触ってたのはシーケンサーなのかな?パッドとかつまみが付いてた。

masaさんのギターにウエノさんのベースが重なり柏倉さんのドラムが静かに始まりを告げるThirst。
エレクトロな要素もあるけどライブで聴くとごつごつしてて男っぽい曲。
サビの細美さんの歌が心の叫びのようにも宣誓のようにも聞こえる。

どこか懐かしさを感じる一葉さんのピアノの旋律。Lone Train Running。
歌い始め、Rising like lazarusの所から一オクターブ上げてサビと同じキーで歌ってて、
より力強さと明るさが増してた。音が弾けると同時にモッシュの波が押し寄せる。

Sunset Off The Coastlineのイントロ、息を飲むほど美しかった。
感情が歌声に表れててその揺らぎに耳を奪われた。
細美さんの作る歌が、歌う声が改めて好きだなぁって心の底から実感した。


細美さん「今日のライブが終わったらこのまま福井に行くんだけど、
ウエノさんがミッシェル時代も含めて明日の福井で47都道府県を制覇します。
…ウエノさん、何で今まで福井でライブやらなかったんですか?嫌いな奴でもいたんですか?
それともやらせてもらえなかったんですか?天井とか壁とか壊すから」
(とベースのネックを突き出すジェスチャーをしながらウエノさんを見る)

ウエノさん「…明日福井のどこだっけ?」
細美さん「響のホールですね。福井が日本地図のどこにあるかよく分かってないけど。
…お前らも秋田と岩手どっちがどっちだか分かんねぇだろ?…岩手は分かるか」

「この間、大分に行くのに全部車だときついから神戸まで陸路で行って、
そこから大分までフェリーで行ったの。フェリーの楽しみってお風呂しかなくて。
ゲーセンとかもあるんだけどお風呂だけが楽しみで。…その話は置いといて、
フェリーの中のゲーセンに昔のパチスロが置いてあってメダル3000枚出たの。
普通のパチスロだったら5、6万になるぐらい。それでカプセルがポコン、ポコン…って出て。
…フェリーのお風呂って波で船が傾いたりするとお湯がザァーって流れてくるんだよね。
お風呂の淵にもたれて、はぁぁーって油断してると船が傾いて顔がザブンってなるし、
腰まで浸かってると急にザバーってなって○○○丸出しになるし。…なりますよね?ウエノさん」

ウエノさん「……まぁ、なりますね」

細美さん「その時、昔バンドで路上ライブやってた時の事を思い出して。
ライブハウスでライブやっても人が入んなくて赤字になるから路上でライブやってたの。
警察に追いかけ回されながら。路上でやってると観てくれてる人が3人でも
どんな時でも必ずCDは一枚は売れてたの。ある時帯広に行って若者なんて
全然いないけどせっかく来たからやろうって言って演奏してたら朝までやってる居酒屋の、
魚河岸の人みたいな大作戦の前掛けみたいなのをしたおじさんが買ってくれたりして。
でもある時、とうとう一枚もCDが売れない日があって、その日フェリーのお風呂に入りながら
『今日の事はこの先どんなにCDが売れるようになったとしても絶対に忘れないようにしよう』って
心に刻みつけたの。一人の人がCDを買ってくれるのはどれだけ大変な事なのか忘れないようにしようって。
だから今でもCDを手に取ってくれるのは当たり前の事じゃないと思ってるし」

「ツアーやってると楽しみがライブしかないんだよね。歌うたう事だけが楽しみで、
○○○○もあんまやってないし。差し入れで酒とか貰っても
ぶっちゃけ荷物になるだけだけどエッグ○○○はいくつあっても困らないので下さい。
でも女の子がドン・キホーテとかでエッグ○○○下さいとか言えないか。
…あれ?京都ってこんな感じ?東北ではもっとエグい下ネタ言ってるよ俺。
前も東北にワンオクのTakaを連れてきてくれって言われて連れてって、
市民ホールみたいな場所借りて弾き語りやったんだけどTakaが出てきた瞬間、
すごいの女子高生の歓声が。それで負けてらんねぇ!って下ネタ言って
東北の女子高生引くだけ引かせてきた。おじさんだから。
…俺Sだからさ。拘束されてて解かれた時の快感がたまらないんだよね。
(フロアから女子高生!って声)女子高生?知らねぇよ女子高生と繋がる事ないし」

細美さん「masa今日の髪型いいね。masa昨日風呂入らなかったんだよね?」
masaさん「地方に来ると風呂に入るより外に出てやりたい事があるから」

チューニング?をしようとして何かおかしくなったみたいで、
細美さんが「今日は機械に嫌われてる」って。

細美さん「皆には自分の中に何かいっこ『これがあれば俺は無敵だ』って
思えるものを持ってて欲しいなと思ってて。昔の俺にとってはそれがバイクで、
今の俺にとってはこの大作戦のリストバンドで(と左手の白と黒のリストバンドに触れる)。
TOSHI-LOWは『ずっと車に積んでたんだけど』ってミドリ安全の安全靴をくれて、
masaはこのネックレスくれたよね(masaさんが照れたように笑う)。
皆からもらったものを身に着ける事で背中を押されてて。
今日、ライブ前に鴨川を走ってたのね。そしたらTrash We’d LoveのTシャツ着てる奴がいて、
追い越して走ってた時にこいつはHIATUSってバンドがどうなるか
分からなかった時から5年間ずっと応援してくれてんだなって思って」


身を乗り出してサビで拳をフロアに向けてまっすぐ伸ばす細美さん。Burn To Shine。
Your big smileのところ、フロアの皆の事を指してた。
最後の一葉さんのピアノの余韻に拍手するのを忘れそうだった。

柏倉さんのドラムに歓声が起きる。Insomnia。本当にこの曲は聴く度に力強さが増してる。
サビ前、細美さんが行こうぜー!って叫ぶとフロアの皆がエネルギーの塊をステージにぶつける。
その光景が生命力に満ち溢れていて気分が高揚する。
ウエノさん、最初はピックくわえて指弾きでサビでピック弾きに変えてた。

更に気持ちが高ぶるようなmasaさんのギターのフレーズ。紺碧の夜に。
時折フロアに向かって伸ばす細美さんの腕は汗で光ってる。
モッシュで前方の視界がゼロになってもそれでも楽しい!って思えた。

演奏を終え、ステージを後にするメンバー。ウエノさんがボトルの水をフロアに投げ込む。
メンバーがはけてすぐにアンコールを促す手拍子が起こる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、最初に姿を見せたのは細美さん。
「皆なかなか降りてきてくれない」って。楽屋は上の階にあるのかな?
それが聞こえたのか柏倉さんが小走りでステージに。一葉さんの手にはスーパードライの缶。


masaさんが行くぜー!ってベテルギウスの灯のイントロ弾き始めるから、
もうそれだけでたまらなくなって皆前のめりになって手拍子。
気付いたら最前の柵の土台に乗っかってた。細美さん、幸せそうな顔して歌ってたな。

曲が終わっても温かい空気が漂ってて細美さんが「楽しいね」って。

「答えなくていいけど、確認してみたくなってさ。…答えなくていいよ」
言葉ではない何かを受け取ったし、ステージにも届いてるといいなって。
「ありがとう。幸せな人生です」って。

フロアから男子の声で「たけしさん!」って声が飛ぶ。
それに続いて女子から「みーちゃん!」って。

細美さん「みーちゃんはしのっぴが名付け親なんだよね。
先輩はみーって呼び捨てにしたりするんだけど。しのっぴとはそれ程
親しくなかったんだけど、しのっぴにみーちゃんって呼ばれた時、
それまでのお前はどうでもいいって言ってくれたように思えて嬉しかったんだよね」

「最後に歌う曲はエジプトに行った時に誰もいない砂漠に朝日が射し込んできた時の曲です。
一人旅に行くのも日本が大丈夫だって思えないうちは日本を離れたくないなって思ってて。
東北の仮設住宅の最後の仮設が閉鎖になるまでは日本にいようと思って、
閉鎖になったって聞いて東北に行ってみたら何だなんにも変わってないじゃんって思って。
でも世界に行くと違う文化や価値観があって、それに触れて吸収して
視野を広げて帰ってくる。行って帰って行って帰って。絶対に帰ってくるから」

「俺は毎回これが最後のライブだって思いながら歌ってる。
ライブやらないとか辞めるとかじゃなくて、震災以降明日がどうなるか分からなくなったじゃん。
最近も憲法改正とかできな臭い感じになってどんどん戦争に向かって行ってるし。
『また来るよ』って言って守れなかった約束も沢山見てきたし、
『じゃあな』って言ったっきり会えなくなった人もいて。
3月11日にmasaと別れる時『じゃあな』って言った時の重みがそれまでと違って。
…ありがとう京都。また帰ってくるよ。ありがとうございました、the HIATUSでした」


Waiting For The Sun、ライブだとより自由度が増してて開放的。
間奏で脳がぶわーってなってワープしそう!って思ったら、
多分細美さんだと思うんだけど同じタイミングで声にならない声で
マイクを通さず雄叫びを上げてた。ピックをくわえてDJみたいに
体を揺らしながらつまみをひねったりしてプレイしてた。
この曲でコール&レスポンスが起きたのはなかなか新鮮だったな。

ステージを後にするメンバー。
またすぐにアンコールを求める手拍子。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、再びステージにメンバーが出てきてくれた。


ShimmerのAメロBメロのウエノさんのベース、音数は少ないけど存在感がある。
masaさんのギターは優しさと芯の強さを合わせ持っていて
柏倉さんのドラムはふわふわと草原に舞う粉雪のような繊細さ。
一葉さんのピアノは穏やかな川のせせらぎみたいに耳にすっと滑り込んできて、
細美さんの歌声は少し甘くて伸びやかで、そのどれもが心地良かった。

the HIATUSというバンドはどこまで輝きを増し続けるんだろう。
Afterglowツアーから一年半もライブに行けなかった事を後悔した。
演奏を終え、5人がステージを去っていく。

フロアが明るくなって皆が少しずつ出口に向かって歩き始めた時、
balmorheaのsan solomonが流れてきて、心地よい余韻に重なった。
ふわふわしたまま撤収が始まったステージをぼんやり眺めてた。
ローディーさんが投げたピック、近くに飛んできたけど取れなくて
床に落ちて争奪戦になってるのをぼーっと見てた。

その後ドリンクを引き換えてグッズを買って、
階段の踊り場に貼ってあったポスターを写真に収めて。
このポスターも機材車に乗って一緒に旅してるんだなぁって。
いい感じにしわしわになってて、年輪みたいだったな。
ちゃんと今日はアンケート書こう!って思ったのは良かったんだけど
やたら時間かかった割にありきたりな事しか書けなかった。それでも届くといいな。

それで帰ろうとしたら出待ちの人が注意したスタッフさんに逆ぎれしてて。
こんなに素敵なライブを観た後にスタッフさんに対してどうしてあんな態度が取れるんだろう…
なんて思いながら電車の中でまた余韻にひたひたになりながら帰宅したのでした。

ライブを観る度、これまで以上にthe HIATUSというバンドが
かけがえのない大切な存在になっていってる。

細美さんが言ってた「これがあれば無敵だって思えるもの」、
私にとってそれはthe HIATUSの音楽です。いつも支えてくれてありがとう。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

2014.6.3 the HIATUS Keeper Of The Flame Tour 2014@京都MUSEセットリスト

01.Roller Coaster Ride Memories
02.Deerhounds
03.Storm Racers
04.Something Ever After
05.Horse Riding
06.Superblock
07.Silver Birch
08.The Flare
09.Monkeys
10.Tales Of Sorrow Street
11.Unhurt
12.Thirst
13.Lone Train Running
14.Sunset Off The Coastline
15.Burn To Shine
16.Insomnia
17.紺碧の夜に

EN1.ベテルギウスの灯
EN2.Waiting For The Sun

EN2-1.Shimmer
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by pochi-17 | 2014-06-14 00:33 | Live | Trackback | Comments(0)

2014.5.23 the HIATUS Keeper Of The Flame Tour 2014@奈良NEVERLANDレポ

5月23日、奈良NEVERLANDであったthe HIATUSのライブに行ってきました。
ELLEGARDENの奈良ライブからもう少しで7年。もう一度ここで細美さんの歌が聴きたくて
ツアーの日程が出た時から嬉しくて嬉しくて、絶対行きたい!って思ってたから
同じ空間にいれて、生のthe HIATUSの音を浴びれて幸せでした。
この日の事はずっと忘れたくないから、思い出せる限りレポを。

MCも一語一句正確ではないので、大体こんな感じだったよって読んでいただければ。
Zepp Tokyoのライブで細美さんもネットにMC書く人の事を何か言ってたみたいだけど、
どれだけ文字で再現したところで正確なニュアンスは伝わらないと思うので。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

会場に着いたらいきなり柏倉さんが普通に歩いて来て動揺。コンビニ行ったみたい。
物販を一通り見て、近くのブックオフに向かってたら今度はローディーさんが歩いてきた。
(よく見かける前髪が緑の人)ブックオフに着いて店内をうろついてたら柏倉さんとまた遭遇。
声かけたかったけど人違いだったらどうしようとか思ってかけれなかった。
思いっきり私ハイエイタスT来てたからファンだってばれてたのに、惜しい事したな…。
アンプ?か何かを見てる時、柏倉さんがこっちに気付いた風だったの、
あの時が最大のチャンスだったんだろうな…。

6時過ぎに会場に戻って荷物預けて、時間通りに呼び出しが始まって中に。
久しぶりのNEVERLAND、相変わらず狭くて天井が低い。
70番台だったからどこで見ようか迷ったけどセンターの4列目ぐらいの位置に。
ソールドアウトしてたから、始まる前から詰め詰めでぎゅうぎゅう。

緑のライトに照らされたステージにはゲストのIdol Punchの機材。
BGMは細美さんがラジオで最近よく流してた曲がたくさん流れてた。
Sky Ferreiraの24Hoursとか、balmorheaのsan solomonとか。

そうこうしてるうちに7時を過ぎて、ステージの照明が落とされる。
最初に出てきたのはIdol Punchの前座?のYさん。
自分は母親が奈良の消防士(仕事にも行かず、パチンコに明け暮れていた)に
たぶらかされて産まれた不幸な子供だってずっと言っててどう反応していいものかと。
一通り話終わったとこでメンバーが続々とステージへ。

この日のIdol Punch、ベースはヘルプでTHE BACK HORNの岡峰さんが弾いてました。
最後に満を持してボーカルのRaccoさんが登場。生Raccoさん初めまして!
メンバーの上半身裸率が高いから服を着てるメンバーが真面目に見えるという謎の現象。
Idol Punchの曲はライブで初めて聴いたんだけど、とにかく激しくて速い。
最初バラードっぽく歌い始めるから安心してたら急に濁流みたいになる(笑)

メンバーのギターの人かな、会場に着いたのが開演の15分前だったって。
岡峰さんは急遽呼ばれてライブで初めて合わせたんだって言ってたけど、
あんな大音響の中でも全然埋もれないベースラインはさすがでした。指弾き大好き。
途中でRaccoさんが聴いた事のある洋楽の曲をアカペラで歌ってたんだけどいい声だった。

MCでRaccoさんが誕生日に細美さんから2万円の大人のオモチャを貰ったんだけどずっと使ってなくて、
一昨日初めて使いました。昨日も使いました。友達が勧める物は間違いないなと思いました。と(笑)
「今日はライブに呼んでくれてありがとう。友達だから呼んでくれてありがたいです。
今度向こうの事務所に多額の請求書を送りつけようと思ってます」って。
岡山だと言葉のイントネーションが関西に近いから勝手に親近感。

Raccoさんが「今日は友達のバンドのレコ発ツアーで奈良に来ました!
前からIdol Punchを知ってったって人!」って訊いたらまばらに手が上がって、
「今最前にいる人はそいつらに場所を代わってやれ!」って。
「知らなかったって人も今日を機にCD買ってください。Amazonとかで売ってるから。
一枚買ってそれをマスター盤にして、皆でiPodに入れて聴けばいいから!」
持ち時間の話の時、対バンの時はハイエイタスのライブは30分ぐらいになります、
我々の持ち時間はあと2時間あります!って言ってた。逆転してる(笑)
Idol Punchみたいなジャンルの曲は普段聴かないから面白かった。
30分ぐらいあったのかな?Idol Punchのライブが終了。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

すぐに機材の転換。楽屋も狭いからフロアの端から楽器とか搬出してた。
ぎゅうぎゅうだったから待ってる間もじわじわ体力消耗した…。
ギターの配線ミスとかでトラブルがあったみたいでなかなか始まらない。
知らない間に細美さんやmasaさん、柏倉さんが出てきてセッティングに加わってた。
masaさん出てきた時、髪型がすごくてフロアが軽くどよめいてた。
あの髪はセットしてるのかな…?漫画みたいな髪型だった(笑)

ステージが暗くなってSEが鳴る。結局ライブが始まったのは20時ぐらいだったのかな。
ハイエイタスのライブ久々すぎて初めて聴くSEだった。
メンバーが登場すると、更に押されて柵の土台のとこまで流された。

細美さんはグレーの袖が短いTシャツ、黒のカーゴっぽいパンツ。
masaさんは白のタンクトップ、ウエノさんは青紫っぽいチェックのシャツに白のタンクトップ。
柏倉さんは黒地に白の細かいドットのシャツ、一葉さんは黒のTシャツ?(ほぼ見えなかった…)

アルバム通りの曲順かと思ったら「Roller Coaster Ride Memories」。
一葉さんの鍵盤に柏倉さんのドラムが重なる。曲が始まるまでベースを抱くウエノさんの姿。
細美さんが歌い始めた時、声が少しかすれてるかなって思ったけどすぐ気にならなくなった。
ステージが低いからライブが始まるとほとんど何も見えなくなるんだけど、
すぐそこで音が鳴ってる、歌ってるって実感だけでもドキドキした。

細美さん「こんばんはthe HIATUSです!」

おもむろに細美さんがアコギをつま弾く。「Deerhounds」
歌い始めてすぐ、フロアが一緒に合唱して、こんなだったっけこの曲って戸惑った…。

masaさんのイントロのギターが嵐を予感させる「Storm Racers」
案の定、細美さんの「行こーぜー!」を合図にダイバーがゴロゴロ転がってきた。
ここにいたら危ないだろうなとは思ったけど予想以上に身の危険を感じて前線を離脱。

「Something Ever After」はアルバムの中でも特に好きな曲で聴けるのを楽しみにしてたんだけど、
この曲でも合唱が起こってた。私は細美さんの歌が聴きたいだけなのにな。
演奏も歌もすごく良かっただけに、このノリはどうなのかなってちょっと複雑だった。


細美さん「前に奈良に来たのっていつだっけ?7年前?7年も経つのか。
7年ていったら小6が大学生になるもんね。あの時は9mmとの対バンでした。
エルレが休止してまた奈良に来れるかどうか分からない時もあったけど、
ハイエイタスとしてまた奈良に来れて良かったです。
2年に一回ぐらいは奈良に来れたら。次に7年経つと50前になっちゃうからそれまでに来るよ」

「今日は友達のIdol Punchがライブやってくれました。ありがとう。岡山もよろしくね。
気づいてなかったかもしれないけど今日はTHE BACK HORNの光舟がベース弾いてくれてました。
…隆史さっきハードオフ行ったんだよね。フルスクのCDが200円で売ってたんだって。売んなよお前ら!」

「奈良には高校の時の修学旅行で来たんだけど、その頃ずっと片思いしてた子がいて。
中1から5年間ずっと同じ子に片思いしてたの。それで旅行に行く度にその子へお土産に
ぬいぐるみを買うんだけど、その頃は女と喋るなんてかっこ悪いと思ってたから渡せなくて、
どんどんベッドの下にお土産が溜まっていく訳よ。それでその修学旅行でその子と同じ班になって。
修学旅行って恋愛モードになる時あるじゃん?夜中に階段でその子が泣いてるのを見ちゃって。
その子はクラスのチャラ男に遊ばれてたんだよね。
当時の俺からしたら可愛い子で。…当時の俺からしたら可愛く見えたのね。
(名前何て言うのー?)何でお前に言わなきゃいけねぇんだよブス!
…思い出したらまた腹立ってきて奈良嫌いになりそう。もう来ねぇ!!」

masaさん「それから会ってないの?」
細美さん「今どうしてるのか分からない」
masaさん「実は今日その子が…」
細美さん「いねぇだろ(笑)」
masaさん「分からないよ?」
細美さん「千葉から修学旅行で来たっつってんだろ!」
masaさん「今一瞬期待したやろ(笑)」

細美さん「中学高校時代、楽しい事なんてひとつもなかったから。
高校も二年で辞めちゃったし。バイク乗ってる時は楽しかったけど」

細美さん「masaは小さい頃奈良に住んでたんだよね?」
masaさん「登美中。登美ヶ丘二中に通ってて、小さい頃は学園前に住んでました。ええとこやろ?」

masaさん奈良に住んでたの!しかも学園前って奈良の中ではかなりええとこ…

masaさん「この中で登美中の人いる?…お!後輩!今夜一発やりましょう!」
細美さん「直球だなぁ」
お客さん「お断りしまーす!」

何だこのくだり(笑)

お客さん「奈良は好きですか?」
細美さん「奈良に住んだ事がねぇから分からないけど、ここに来てるお前らは好きだぜ」

細美さん「奈良の名物って何?」
お客さん「\奈良漬ー!/\大仏プリン!/」
細美さん「何でそこだけ元気出すんだよ!大仏?それ名物じゃねぇだろ(笑)…あぁ柿の葉寿司ね」

お客さん「今日どこのホテル泊まるのー?」
細美さん「ホテル?危ねぇ言いそうになった。ババアが入口に来るとこだった。
(フロアを見渡して)奈良中のブスを掻き集めたみたいな景色だな」

鉄骨の骨組みに置かれたビールを飲む細美さん。
「これ、ラッコちゃんが置いていったやつ。ぬるくなってる。
いいよね、ここにこうやって置いたりできるの」

お客さん「そっち(ウエノさん側の多分岡峰さんが置いていったやつ)はー?」
細美さん「こっちはほとんど残ってない。ビールじゃ酔えないからテキーラ奢ってよ」


「革命の歌です」と「Horse Riding」
ピースフルな雰囲気で、音の広がりと伸び伸びと歌う細美さんの歌声が心地よかった。
間奏の一葉さんの風をはらんだような柔らかいピアノとアコギの優しい音が素敵。

直球のアッパーチューンも上がるけど「Superblock」も別の意味で上がる。
体が自動的にリズムに合わせて跳ねる。薄暗いフロアに似合ってた。

下がったもののやっぱ見えないな、ってうろうろしてたら「Silver Birch」
後ろから見てたら飛び跳ねてる皆が楽しそうで、ステージは光に包まれて眩しかった。

「The Flare」はライブで聴くといつも気迫に溢れた演奏と歌の力に圧倒される。
サビのドラムの連打からリズムが変化していくところがぞくぞくする程かっこいい。

「Monkeys」のイントロのギターは反則。めっちゃいい音するなぁmasaさんのギター。
我慢できなくなったダイバー達が目の前で次々と担がれて前列に飛び込んでいく。

細美さん「この間ツアーで回ってきた松山サロンキティの、俺が信頼してたスタッフが
辞めてしまうから、自分が付けてた東北ライブハウス大作戦の白いリストバンドをそいつに渡して。
そしたらそれを知った西方さんが何も言わずにまたリストバンドをくれたんだよね」

曲ができた時だったかライブで演奏した時だったか忘れちゃったんだけど、
「今日も来てくれてるんだけど西方先輩がちょうどトイレでウ○コしてて、
ジャーって流して出て来たのが今でもすげぇ印象に残ってんだよな」って。


そんなMCするもんだから笑っちゃったけど曲が始まるとぐっとその世界観に引き寄せられる。
「Tales Of Sorrow Street」はアルバムの中でもまた少し違う色の曲。
曲の入りのところ、音を合わせるのに細美さんがカウントを取ってた。
目を閉じてじっと聴き入ってしまいそうな、包み込むような穏やかな曲。

しんとした空間に一葉さんのピアノの音色だけが響く。「Lone Train Running」
やっぱりもっと近づきたい!って思ってウエノさん側の端っこに潜り込む。
この曲のサビのウエノさんのうねるようなベースライン、かっこ良すぎてずるい。

厳かなギターのイントロにウエノさんのベースが乗り、細美さんが静かに歌い始める。
「Thirst」みたいな打ち込みの曲もライブでちゃんと再現されてる事に驚く。

「Unhurt」の打ち込みと生ドラムが共存した変則的なリズムは癖になる。
間奏で入ってくるmasaさんのギター、ぐっと気持ちが上がる。
音源と違って、声にエフェクトかけてたのがまた新鮮。

夕陽色の照明がフロアを染める。「Sunset Off The Coastline」
儚げなサウンドに細美さんのしなやかな歌声がよく映える。
視界が開けて見えたウエノさんの姿があまりにも間近で現実じゃないみたいだった。


細美さん「俺も大人だけど大人が嫌いで、誰とも比べたりしないで自分の道を一生懸命に歩いて
太く短く燃え尽きるように生きる事に憧れてて。俺はそういう風にしか生きれないし。
その次にInsomniaって曲を歌うんだけど、過去を引きずってる曲だけど今はそこにいないから」

「奈良に前に来たのは七年前だけど、その間に沢山出会いもあったし…
ライブを挑んだけど跳ね返されたりもしたし。
ライブの最後はいつも『また来るよ』って言ってきたけど、震災があってからは
次にまた会える保証もないのに前みたいに『また来るよ』って言えなくなってて。
3月11日もメンバーと一緒にいて、帰りmasaに車で送ってもらったんだけど幹線道路が混んでて
『歩いて帰るからここでいいや。じゃあ』って別れる時に、明日会うまで
またmasaに会える保証なんてどこにもないんだって思って、それまでライブで
『また来るよ、じゃあな!』って言ってきたけど、また来るよって別れて
次に来た時にそいつらがいないと嫌なんだよ。
だから別れの時はもう最後かもしれないって思いながら言うようになって。
いつもツアーに出る時は人生最後のツアーになっても構わないって思ってやってるし、
奈良に来るのも今日が最後だという気持ちでやってます。
ありがとうございましたthe HIATUSでした。…じゃあな」

途中から身を乗り出して、マイクを使わずに生の声でこんな風に伝えてくれた。
当たり前なのに悲しくなるから気付かないふりをしてた事。細美さんの言葉が心に刺さった。


「Burn To Shine」を聴くと、ライブも終わりに近づいてるんだなって。
全身全霊で力の限り歌う細美さんの声。Roller Coaster Ride Memoriesもそうだけど、
こういう曲をライブで聴くとずっとバンドに付いて行きたいって思うし運命共同体でいたいなって。

それまで見えなかったのにこのタイミングでちょうど柏倉さんのイントロのドラムが見れた。
「Insomnia」はツアーごとにメンバー側も聴く側もどんどん解放感が増してるなって思ってたけど、
さっきの細美さんのMCですとんと腑に落ちた。どこまでも自由で駆け上がっていくような躍動する音。

masaさんのギターのフレーズから「紺碧の夜に」
サビ前の細美さんのカウント、ライブなんだなって実感する。
今までほとんどのライブでは堀江さんの鍵盤だったから不思議な感じだった。

演奏を終え、ステージを去るメンバー。
すぐにアンコールを求める手拍子が。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、メンバーが再びステージへ。

出てくるなり細美さん「パラッ、パラッ…って、奈良ってなかなか手拍子が揃わないんだな(笑)
お前らどうせセ○○スもそんな感じなんだろ?いきそうでいかないみたいな」

安定の下ネタ。もう細美さんのお蔭で免疫ついたけど笑っていいものか一瞬迷う。

masaさん「さっき楽屋でいいの見つけたんだけど…」(何かを持ってきた様子)
細美さん「Wi-Fi入らないんじゃない?」

静かなフロアにお姉さんのセクシーな着ボイス(多分)が響き渡る。
案の定、ふわっとした空気になって、
masaさん「タイミング間違った。今じゃなかった(笑)」って。

お客さん「もう一回最初からやって!」
masaさん「またチケット代取るで!」
お客さん「(即答で)払う!」
うん、払うよね。まだ終わってほしくないもん。


身を乗り出してギターを掻き鳴らすmasaさん。明るい光が広がるようなフレーズ。「ベテルギウスの灯」
2番の頭、誰よりも張り切って手拍子してしまうぐらい楽しかった。
間奏明けの合唱から皆がひとつになってステージに向かうエネルギーを感じる。

ハイエイタスの1stが出た頃は「Waiting For The Sun」みたいな曲をライブでやるようになるとは
想像もしてなかったんだけど、今は皆それをすごく自然に受け止めていて、
それぞれの感じ方で好きなように楽しんでる感じがしていいなぁって思う。
ちらりと見えたステージの上の細美さんがほんと生き生きとしていてぐっときた。

演奏が終わり、メンバーがステージを後にする。
スタッフさんに退場を促されるもアンコールの手拍子が起こる。

しばらくして、またステージに人影が。


細美さん「物販で売ってる東北ライブハウス大作戦のTシャツの収益のうち、
半分は義援金で、あとの半分はツアーの移動のガソリンとか宿泊費に申し訳ないけど
使わせてもらってます。ごめんね。でもそんなにいいもん食ってないから」


イントロが鳴った瞬間、心臓が跳ねた。ライブのラストは「Shimmer」
美しくて儚くて、きらきらと水面に反射する夕陽の光みたいなピアノの音色。
ずっとこの音と声に包まれていられたらどんなにいいだろう、
でもあと少しでこの幸せな時間も終わってしまうんだって思うと切なかった。

演奏を終え、ステージを去るメンバー。今度こそ本当にお別れ。
終わってしまったんだっていう実感より先に放心してしまった。

フロアが空いてきてやっと我に返って、こんなに低くて狭いステージで
ライブが繰り広げられてたんだって事が信じられなかった。
ローディーさんが残ってたピックとかセトリとか投げてたけど取れなかった…。
気付いたら髪がありえないぐらいぐちゃぐちゃになっててひどかった。
ドリンクを引き換えに外に出ると涼しい風が吹いてて、
物販でRaccoさんがお客さんと談笑してた。

帰るのも名残惜しくてネバランの裏に回ってみたけど、
スタッフさんのガードが固くて出待ち組の皆との間にちょっとした結束が生まれた。
ネバランの隣マンションだもんなぁ…しょっちゅう苦情来るんだろうな…。
それで結局白いハイエースが出てったのを静かに見送るだけでした。
(通り過ぎる時、助手席の細美さんが窓をコンコンって叩いてたらしい)

それでやっと諦めて帰ろうって、一緒にいた見知らぬ女の子とお話しながら駅に向かって、
新大宮の駅の改札近くで車で迎えに来てもらうのを待ってて。
携帯片手に週末だからかこんな時間なのに人多いな、って思ってふと周りを見たら


…あれ、あの人見た事ある。

…細美さんとmasaさんだ。



細美さんとmasaさん、あとスタッフさんが三人で線路を渡って歩いて来て、
車で出た時点でさよならのつもりだったから混乱して30秒ぐらい固まった。
どうしよう、スタッフさんもいるし話しかけづらいなって迷ったけど、
見失ったら一生後悔すると思ってとりあえず距離を保ったまま追跡。

小走りで腰からぶら下げたままだったタオルをカバンに突っ込む私、どう見ても怪しい。
細美さん達は打ち上げに向かう途中だったみたいで、とあるお店にスタッフさんが入って、
その次にmasaさんが入って行って、その後に細美さんが歩いてて、
もう今しかない!って思って勇気を振り絞って「細美さん!」って。

そしたら細美さんが気付いて立ち止まってくれて。
話しかけたはいいものの、どうしようってあたふたしてしまって、
何とか「ライブお疲れさまでした」って絞り出すように言えた。
緊張で震えそうになりながら、何を話したかったんだっけって思った時に出てきたのは
「7年前のライブも行きました。また奈良でライブが観れて嬉しかったです」って言葉。
話してる時、まっすぐに目を見て話を聞いてくれてたじろぎそうになったけど。
そしたら「ありがとう、また来るよって」言いながら手を差し出してくれて。

おどおどしながら握手してもらった細美さんの手があったかくて、
ずっと外にいたから自分の手が冷えてた事を思い出して「冷たくてすみません」って言ったら
「手ぇ冷えちゃってるから風邪引かないでね。ありがとう」って。優しいな。

別れ際、追いかけたりしてすみませんでしたって謝れて良かった。
階段を上っていく細美さんに手を振ったら手を上げて返してくれた。
何で手なんて振っちゃったんだろって今思うと恥ずかしくて消えたくなるけど無意識だった。

細美さんとお別れしてすぐ、駅に着いたけどどこにいるの?って電話が鳴って現実に引き戻された。
今でもあれは夢だったんじゃないのかななんて思ってしまうような出来事。
奈良でthe HIATUSのライブを観るという夢と細美さんとお話するという夢がいっぺんに叶ってしまった。

本当にしあわせな時間でした。ありがとう。
何にもない場所だけど、細美さんはあんまりいい思い出が奈良にはないかもしれないけど(笑)
懲りずにまた来てくれるといいな。いつまでも待ってるよ。


*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*


2014.5.23 the HIATUS Keeper Of The Flame Tour 2014
@奈良NEVERLAND セットリスト


01.Roller Coaster Ride Memories
02.Deerhounds
03.Storm Racers
04.Something Ever After
05.Horse Riding
06.Superblock
07.Silver Birch
08.The Flare
09.Monkeys
10.Tales Of Sorrow Street
11.Lone Train Running
12.Thirst
13.Unhurt
14.Sunset Off The Coastline
15.Burn To Shine
16.Insomnia
17.紺碧の夜に

EN1.ベテルギウスの灯
EN2.Waiting For The Sun

EN2-1.Shimmer
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by pochi-17 | 2014-06-06 23:59 | Live | Trackback | Comments(2)

2012.11.22 the HIATUS "The Afterglow Tour 2012"@オリックス劇場レポ

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11月22日、大阪オリックス劇場であったthe HIATUSのライブに行って来ました。

なかなか今年は行けなくて、去年のRADIO CRAZY以来のHIATUSでした。
今回は先にリリースされてたDVDとBlu-rayでも種明かしされていたように、
HIATUSのメンバー(今回は一瀬さんも)にチェロやバイオリンなどの弦楽器、
フルートやトランペット、トロンボーンなどの管楽器、コーラスには
坂本美雨さんを加えた総勢16人編成でのスペシャルなライブ。

きっと大変な事になるんだろうなぁとは思ってたけど、想像なんて軽々と飛び越えてた。
当たり前だけど、あんなライブはもう二度と観れないと思う。
ステージ上のメンバーと客席の皆の気持ちがひとつになった、そんなライブ。
いつもレポを書いてて思うけど、今回は特に言葉にするのが難しい。
どんなに言葉を尽くしても伝えきれないけど、空気感だけでも届けられたらと。
長い上にネタバレだらけなのでまだこれから参加される方は読まないほうがいいです(笑)

*++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

厚生年金会館の時はGLAYのメンバープロデュースライブで一度だけ行ったけど、
オリックス劇場は初めてでした。外観も中もすっかり綺麗になってた。
案内板をよく見ないでロビーをふらふらしてたら2階席の後ろの扉から入ってしまった。

この日の座席は、指定席のライブとしては珍しく6列目。上手の堀江さんのピアノの前でした。
足を踏み入れてまず目に飛び込んできたのは重厚な雰囲気のステージセット。

ステージの奥には細かいプリーツの白いカーテン、天井には小さなシャンデリアが吊るされていて、
下手奥に柏倉さんのドラム、その向かって右隣に一瀬さんのドラムが並んでて、
前列にはマニュピュレーターさんが使うmac、革張りのソファが置かれていて、
ウエノさん、masaさん、細美さんのエフェクター類とマイクとアンプ、
赤いベルベットのクロスがかかった丸テーブルを挟んだ上手の手前が堀江さんの
グランドピアノとシンセかな?鍵盤があって、鍵盤の上に更に色々と機材が置いてあって、
アコーディオンも隣に置かれていて、その奥に弦楽器と管楽器隊用の小高いステージがあって、
青紫の照明が淡く灯っていて所々に月明かりみたいな色の間接照明がセッティングされてた。
流れてるBGMも古き良き時代のお洒落な洋楽で気分を盛り立てる。

グッズを買う為に早く並んでたから時間を持て余して、席についてから
買ったばかりのポスターグラムを開いて読んでた。ポスターグラムって
単なるポスターかと思いきや、中にメンバーからのコメントが書いてあるんだけど、
ライブの前に読んで良かった。細美さんのメッセージ、ちょっと泣きそうになった。

いつもならライブハウスだからTシャツ姿のスタッフさんが立ってるけど、
ホールだからか、きちっとスーツ着た人が立ってたり、お客さんも
もちろんバンドTの人もいたけど、服装が様々なのが何だかこそばゆかった。
私もせっかくだからって思ってライブハウスでは絶対できない服装で行きました。
最前には中学生ぐらいの男の子とそのお父さんもいたりして微笑ましかった。

開演時間が近付いてきて、いつものスタッフさんの姿もステージに見える。
あの緑髪のローディーさんを見るとハイエイタスのライブに来たんだなーって実感する。
諸々の注意の後、ロビーにおられる方は客席へ、というアナウンスに心臓の音が速くなる。

*++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

19時を少し過ぎた頃、ふっと場内の照明が落とされる。
皆座って待ってたから、立つの?立たないの?みたいな空気になったけど、
下手からメンバーの姿が見えると場内総立ちになった。
SEが鳴ってたみたいだったけど、歓声がすごくて掻き消されてた。

どんな衣装なんだろう、と思う間もなくツアーT姿の細美さんが目に飛び込んできた。
それに対してウエノさんはびしっと黒のジャケットできめてる。
堀江さんも真っ赤なシャツに黒のネクタイ、髪を後ろに流して紳士のよう。
masaさんは白のシャツ、柏倉さんは黒のシャツ、あれ、一瀬さん何だったっけな・・・。
それにしても近い。指定席でこんなに近いの久々だなぁ。肉眼でメンバーの目線まで分かる距離。

管楽器、弦楽器の皆さんはシックな感じの衣装で、コーラスの坂本美雨ちゃんは
緑のスパンコールのノースリーブに黒のフレアスカート、ラメラメのハイヒールで可愛い!

細美さん「今日は皆来てくれてありがとう!愛してるぜ!」

と、いきなり客席に向かって投げキスする細美さん。
昔は絶対こんな事しなかったのに、TERUさんみたいな事するなぁって思ってしまった。
あれ、でも去年のRADIO CRAZYもこんな感じだったっけと思い出したりして。

軽やかな横笛の音色にアコギのアルペジオが重なって、細美さんが歌い始める。
「Deerhounds」のイントロが鳴った瞬間、会場の空気が変わった。

もっとぴりぴりした緊張感に包まれるのかと思ってたけど、歌ってる細美さんは
リラックスした表情で音の世界を自由に行き来して、歌う喜びを噛みしめてるように見えた。
幾重にも重なった様々な楽器の音の層、広がり、息の合った演奏に圧倒される。
今まで感じたことのない感覚になって、まだ始まったばっかりなのに鳥肌が立ってしまう。

アコースティックベースを手にするウエノさん。
アコベ弾いてるの初めて生で聴いたけど、すごくいい音だったなぁ。
「Flyleaf」は細美さんがハンドマイクで歌ってたのにびっくりした。
間奏のクラップ、一瀬さんのドラムの所に行って2人して笑顔で叩いてました。


細美さん「こんばんは!the HIATUSです!」

「あのドアをくぐったら売れてるとか売れてないとか、男とか女とか肌の色とか国籍とか、
地位とか立場とか、どんな学校行っててテストの点が何点だとか一切関係なくなるから、
普段の仕事とか嫌な事とか全部忘れてパーッとやろうぜ!今日は最後までよろしくお願いします!」

ひとりひとりの目をじっと見ながらこんな風に言われるともう・・・全部心の中を見られてしまったような、
隠し事はできないなって思うし、ライブに求めてるのって結局そこなんだろうなって。


透明なピアノの音色。「Ghost In The Rain」のイントロが鳴った瞬間、わっと会場が湧いた。
“Rainbow”の所で歌い方を変化させて、色とりどりの歌声でその言葉の通り虹を描いてた。
間奏開けの音がスパークする所、堀江さんが椅子に座った姿勢のままジャンプしてた!

「My Own Worst Enemy」は複雑なリズムを刻んでるのに軽々と簡単そうに見えてしまう柏倉さんの
ドラムテクニックに目を見張りました。荒々しいギターの裏で響くピアノの音色の美しさが際立つ。

イントロの可憐さと不穏さを併せ持つ鍵盤のメロディに迫っていくスピード感のあるアコギのリフ。
「The Tower and The Snake」。緩急のある展開、繊細だけど芯のあるmasaさんのギターの音に耳が釘付け。

「Bittersweet / Hatching Mayflies」はイントロが鳴った瞬間から頭の奥まで音楽が染み渡る。
ステージ奥のカーテンに紫色のぐにゃりと歪んだ不思議な模様が投影される。
曲を聴いてるうちに、今の脳内を映像化したらあんな感じになるんだろうなぁって思ったり。


曲とMCとの落差が激しすぎて書いていいものやら迷ったんですが。
下衆い下ネタばっかりで伏字だらけになりますが、下ネタ大丈夫な方だけ反転させてどうぞ。

堀江さん「細美くんオ○禁してるんだって?」
細美さん「俺、オ○ニー我慢してるんですよ。昨日も、明日大阪二日目だから我慢しようと思って
やめたらやってる夢を見て(笑)・・・あ、夢かぁ。って思ってまた寝たらもう一回夢を見て(笑)」

お客さん「見たいー!」

細美さん「・・・えっ見たい?見たいって何を?(笑)皆笑ってるけど将来すっげえAV男優に
なってるかもしれないよ?腰も振ってますー♪みたいな」

何か歌ってたけどあれ、元ネタ何なんだろう。堀江さんも知ってる風だったし地味に気になる(笑)

細美さん「トロンボーンのタッキー。この間、打ち上げでア○ル○ッ○スの話してて、
タッキーがア○ル○ッ○ス好きだって事が判明したんだけど、
女の人が後ろから男のア○ル責めながら○○○しごく事を英語でア○ルトロンボーンって言うんだって。
・・・本当だって!!偶然とは思えないよね(笑)何?舐めてくれる人募集してるの?変態だな(笑)」

・・・書いてて自分でも引いてるけど、あくまでも文字起こししてるだけなのでご了承を。


masaさん「オカン来てる!!」
細美さん「皆引いてるけど、打ち上げではホルンの知世ちゃんとか凄いよ?(笑)
ホルンの知世ちゃん、最年少。・・・あっそうか。今日は最年少は(竹山)愛ちゃんか」

お客さん(男子)「何歳ー?」
竹山さん「29歳です」
お客さん「・・・あ、あぁー」

細美さん「何だよその間は!!正直すぎるじゃねぇかよ!!15歳だとでも言うと思ったのかよ!?」

お客さん「楽しそー!演奏したい!」
堀江さん「そっちと何人か交換する?(笑)」

細美さん「・・・何?交換するって?」
堀江さん「聞いてなかったの?」
細美さん「聞いてなかった(笑)」

堀江さん「お客さんがステージに立ちたいって言うからお客さんとステージのメンバーを
交換してみる?って言ってたの。・・・2500人で演奏したら大変な事になるか(笑)」

堀江さんって喋る時、マイクを垂直に立てて、何とも言えない緩い雰囲気を醸し出すのが素敵。

お客さん「細美さん聞いてー!今日誕生日!」

細美さん「誕生日?マジで?今日誕生日って人、他にもいる?(ちらほら手が上がる)
おーすげぇ結構いる!昨日は?(ちらほら)一昨日!(ちらほら)
じゃあ前後半年誕生日の人!(大多数が挙手、masaさんも張り切って挙手。細美さんも挙手、笑)」

細美さん「それじゃー歌いますか!」

柏倉さんが叩く鼓笛隊みたいなドラムロールに乗ってバースデーソングを歌う細美さん。
指揮者みたいに腕振ったり、行進してるみたいに腕振ったりしてて可愛かった。
「ハッピーバースデーディアみんなー♪ハッピーバースデートゥー・・・ユー、ミー♪」って(笑)

細美さん「・・・この間、アンケートに『柏倉くんに話振って下さい』って書いてあったんだけど(笑)
(喋ろうとしない柏倉さん)masaも話す事とかない?(\ウエノさーん!/)
ウエノさんのMCが聞きたい方は武藤ウエノのライブへ。(\行ったよー!/)行った?ありがとう!」

MC中、ソファに座るmasaさんと手すりに腰掛けるウエノさん。

「今回ライブのアンケートにマイブームを書いてもらってるんだけど、
18歳女性『食しかない』って書いてあって(笑)
他にも色々あんだろ!そこに行き着くのはまだ早いだろ!!」

18歳で他にも色々あんだろ!で薄々感じてたけどやっぱり下ネタの事だった・・・

細美さん「(両端の迫り出した二階席を見て)そこ見ててすげえおっかねぇんだけど大丈夫?
お前が落っこちんのは勝手だけど、下の人とか巻き込むなよ?」

ハイエイタスになる前、細美さんがソロでゲスト出演した矢野顕子さんのリサイタルで
同じような事を喋ってたのを思い出した。でも矢野さんはもし落っこちたら
下の人は受け止めてあげてねって言ってたけど、細美さんは放任主義なの?(笑)

細美さん「こんな話ばっかりしてるけど曲になったらびしっと。音が濁ったらさっきの話のせいだけど」


イントロのピアノが優しいタッチの「Shimmer」はキラキラとさんざめく、
日が傾く前の西陽のようなイメージが浮かぶメロディ。
1サビ終わりの音源では歌ってない所で細美さんが“I'm waking up this time”って歌おうとしたけど
「あ、違った」って感じでマイクから離れて、それを見てたmasaさんが「今歌おうとしたやろw」
みたいな顔で細美さんを見てて、お互いニヤニヤしてじゃれてたのが微笑ましかった。
それにしてもこの曲の転調する所のフレーズはいつも胸に迫ってくるなぁ。

「Broccoli」は青弦さんのチェロが奏でる不協和音にも似たイントロが特徴的。
弦楽器隊に目を奪われてたら今度は柏倉さんと一瀬さんのツインドラムが目に飛び込んできた。
オーケストラの音の厚みと、ロックの音の歪みとが不思議なグルーヴと一体感を生み出してた。

赤と緑の光の点滅が曲の荒々しさを増幅させる。「The Ivy」。
この曲が演奏されるのは意外だったけど、轟音の後のAメロ、弦楽器と細美さんの
ボーカルだけのアレンジになってて、静と動のコントラストがより鮮やかに際立ってた。
転調前の所で客席を指したり、最後の“She's saving today inside my head”で自分の頭をとんとんしたり。

一旦ステージを後にするメンバー。場内の照明が落とされる。

闇に包まれたステージに、温かな色の光が照らされ細美さん、青弦さん、堀江さんの姿が浮かび上がる。
指の隙間から零れ落ちる砂のような堀江さんのピアノの音色がしんと静まった会場に響く。
それが聴き覚えのあるメロディに変わった瞬間、思わず小さく声を上げてしまった。

堀江さんのバンド離脱が決まってからずっともう一度ライブで聴きたいと願ってた
「Little Odyssey」。涙が止まらなかった。優しさと凛とした強さを併せ持った堀江さんのピアノの音色と、
それに寄り添う青弦さんのチェロと細美さんの歌。一生忘れられない、忘れたくない光景でした。

ステージにハイエイタスのメンバーが戻ってくる。

余韻を引きずってふわふわしてたら目が覚めるようなmasaさんの青いストラトのリフが耳に飛び込んで来た。
打って変わってアッパーな「Monkeys」。涙も乾ききらないうちに、気付いたら拳を上げてた。
細美さんの囁くようなあのフレーズはいつ聴いてもぞくぞくする。

「ベテルギウスの灯」のイントロのギターが鳴ると自然とクラップが起こって、
まるでライブハウスのような雰囲気に。皆うずうずしてるのが手に取るように分かる。
Monkeysとかも椅子がなかったらきっと走り出しちゃってぐしゃぐしゃになってただろうな。
間奏終わりの所、皆で歌ってたら細美さんも声を重ねて歌ってくれた。

雪みたいな白い光の粒が会場いっぱいに降りそそぐ。「Snowflakes」は始めは打ち込みのリズムトラックで、
途中から柏倉さんの生ドラムに替わる。Aメロでウエノさんがベース抱き寄せててきゅんとしてしまった。

「Walking Like A Man」では堀江さんが打ち込みのリズムトラックを流す。曲を自在に操る支配者のよう。
しんと水を打ったように静まり返る客席。ひとフレーズずつそっと置くように歌う細美さん。
あの音の渦の最中にいると、現実の世界なんて頭の片隅にもなくなってしまう。もう圧巻のひと言。
どうやって曲をシメるのかなぁって思ったら柏倉さんがカウントを取ってた。

演奏が終わり、感動と興奮が入り混じったような表情で細美さんが喋り始める。
「さっきのすげぇなー。皆とこっちが同じとこにいれてたらいいなと思います」って。

「The Flare」ではバスドラを共有した2台のドラムを柏倉さんと一瀬さんが一緒に叩く。
ライブで聴くと女性的なイメージのアレンジ。転調する所のドラムのリズムの刻み方がかっこいい。

弦楽器のイントロが新鮮な「Superblock」はお隣の男性がやたらノリノリでつられてしまった。
あの独特なビートの刻み方、クセになるなぁ。アッパーな曲ではないけど、体が勝手に揺れる。
転調する所の、ゆらゆらするような細美さんの歌い方がまた何とも。

「Insomnia」のイントロが会場いっぱいに響き渡って歓声が上がった瞬間、その迫力に
圧倒されて鳥肌が立った。ステージにいる細美さんが声にならない声で雄叫びを上げていて、
あの演奏をバックに歌えたらどんなに気持ちいいんだろうって想像してぐっときてしまった。
音源では少し掠れた歌声だけどこの日は良く声が出てて、高く舞い上がってどこまでも届きそうだった。
皆で声をひとつにした“Save me”の大合唱は今まで聴いた事がないぐらい凄まじかった。

「Twisted Maple Trees」は演奏が終わったらそのままライブも終わってしまうんじゃないかと思う程、
全員が持てる力の全てを出し切っているような、壮絶なラストだった。
ウエノさんmasaさん細美さんはお互いを意識し合って音をぶつけ合って激しくかき鳴らして、
弦楽器隊も譜面通り弾いてる感じでなく、真剣勝負のセッションみたいな雰囲気で観ていてドキドキした。
"Should I regret the color of my dress" の所の細美さんの声が今もまだ耳に残ってる。


細美さん「美雨ちゃん!」
そう呼ばれて、美雨ちゃんが細美さんの隣に。

細美さん「・・・美雨ちゃんはア○ル好き?(笑)」
出たー!公開セクハラ!

美雨ちゃん「あんまり・・・(苦笑)」
細美さん「あんまりって事はちょっとはって意味?」
美雨ちゃん「これ以上喋らないようにしよう(笑)段々毒されてきてる・・・」

細美さん「こっち来てよ!男子部屋居心地いいぜー。ステージの上って緊張するとか言うけど、
俺はここがいちばん居心地いいや。ここで吸う空気がいちばん美味しい」


堀江さんがアコーディオン、masaさんがマンドリンを持つ。「Souls」。
ゆらゆら揺れながら歌う、ふわっと軽やかで優しい美雨ちゃんの声が曲に彩りを添える。
会場を漂う空気がすごくハッピーで、皆笑顔なのにちょろっと涙が出そうになった。
間奏のところ、美雨ちゃんがおもちゃみたいな黄緑の笛を吹いてて可愛かった。
この曲でもウエノさんがベースを抱いててほわーっとなってしまったのは内緒です。

本編ラストは「On Your Way Home」。歌い出しの“Feel no magic in this room.”の所を
ライブでは“I'm Feel no magic in this room.”って歌ってる。
去年、京都MUSEでこの曲を聴いた時は直前のMCの事もあって涙が止まらなかったけど、
この日はステージにいるメンバーがすごくいい顔をしていて、自然とこっちも笑顔になれた。
間奏のトランペットが最高に良かった。あれはちょっとぐっときちゃったなぁ・・・

上手側に来たmasaさんが堀江さんの鍵盤の椅子に登っちゃって、
小さい子供に注意するみたいに、降りなさいってたしなめてた堀江さんの表情が印象的でした。
歌い終えた後、よろよろとステージの床にへたりこむ細美さん。

演奏を終え、ステージを後にするメンバー。masaさんがピックを投げる。
メンバーの姿が見えなくなってすぐ、いつもみたいにテンポの速い手拍子が起こる。
さすが速い曲に慣れてるだけあって手拍子もばらつかないなぁなんて変な所で感心したりして。

*++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、細美さんが一人でステージに戻ってくる。
温かな歓声と拍手が起こる。噛みしめるように歓声を浴びる細美さん。

「俺明日死んじゃうのかなぁ・・・ぶっちゃけ、この景色を見るために
生まれてきたんだろうなって思います。今日は大好きな西方さんも来てくれて最高です!」

袖に堀江さんを見つけて「にーやん!おっせぇ(笑)masaも!(笑)」って呼び込む。

ゾンビみたいな動きで堀江さんやmasaさんがよろよろとステージに戻ってきたんだけど、
細美さんはmasaさんばっかり見てたから堀江さん途中でゾンビやめちゃってた(笑)

細美さん「今日はぶれないでまっすぐいられた気がします。今日は歯車もがっちり
噛み合ってすげーいい!ハイエイタス、まだまだ先に行けるんじゃないかな」

堀江さん「これがずっと続けばいいね」

このふたりのやりとりは聞いてて切なくなっちゃったな・・・。


ギターのリフが鳴り響く。アンコール一曲目は「紺碧の夜に」。
鍵盤の椅子に腰掛けた堀江さんがじっと客席の皆の歌声に耳を傾けてて、
その姿を見ているだけでまた泣きそうになってしまった。
おもむろに弾き始めた澄み切ったフレーズがにくいほどかっこいいんだ、また。

ライブのラストを飾ったのは「Silver Birch」。細美さんが身振りを交えながら歌っていて、
歌詞に合わせて手を斜め上にかざして星に触れようとするような仕草をしてた。
ひとりひとりの目をじっと見ながら歌ってて、今こっち見てくれてる?って思ってはっとしてしまった。
ラスサビ前の堀江さんのピアノの音、きらきら輝いていてやけに胸に響いた。

ハイエイタスとしての堀江さんを観るのはもうこれで最後になってしまうかもしれないと思うと、
いつも以上にいつまでも、一分一秒でも長くこの時間が続いてほしかった。

演奏が終わると共に、ライブの終演も近付いてくる。
細美さんが手招きして、16人全員がステージの前列に並んでお辞儀する。
皆晴れやかな笑顔を浮かべていて、惜しみない拍手が贈られる。

メンバーは下手、弦管楽器隊は上手からステージを後にする。赤い背中をいつまでも目で追ってた。
場内が明るくなって帰り支度を始める人がいても、しばらくぼーっとして動けなかった。

最初から最後まで不思議な高揚感が会場中を包み込んでいて、
お互いがお互いに刺激されてあの空気感を作り上げられたんだろうなって。

ライブは生き物だとか言うけど、ハイエイタスのライブってまさにそんな感じがする。
息をするように歌って、脈を打つようにリズムを刻んで、ステージとフロアには気が渦巻いていて、
それがずっと循環してるイメージ。それがずっと呼応しあってる。この日のライブは特にそう思った。

ホールツアーってどんな風になるんだろうって思ったけど、ハイエイタスの音楽に似合ってた。
どこかで意識してるのか、細美さんもMCで初めはお客さんの事を「皆さん」って
呼んでたけど、すぐにじれったそうに「お前ら」って呼んでた。あと関西弁も喋ってたっけ。
「ありがとー」のイントネーション、関西人がいらっとしないネイティブさでした。

曲終わりにガッツポーズしたり床を叩くような仕草を見せたり、
歌ってて本当に楽しいんだろうな、気持ちいいんだろうなーって思うシーンが沢山あって、
去年MUSEで言ってた「理想のボーカリスト」像に近付いてるんだろうなって思った。
声の出し方が変わって、音源で聴いてた印象と全然違う曲もあったし。

これからのハイエイタスはどうなっていくんだろうなぁ。
堀江さんがいかにバンドとって大きい存在だったのかという事を改めて感じてしまったから余計に思う。

ツアーが始まる前、細美さんは最初で最後のホールツアーだって言ってたけど、
一回っきりで終わってしまうのは惜しいぐらい素敵な時間が過ごせたよ。ありがとう!

*++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

2012.11.22 the HIATUS "The Afterglow Tour 2012"
@オリックス劇場セットリスト

1.Deerhounds
2.Flyleaf
3.Ghost In The Rain
4.My Own Worst Enemy
5.The Tower and The Snake
6.Bittersweet / Hatching Mayflies
7.Shimmer
8.Broccoli
9.The Ivy
10.Little Odyssey
11.Monkeys
12.ベテルギウスの灯
13.Snowflakes
14.Walking Like A Man
15.The Flare
16.Superblock
17.Insomnia
18.Twisted Maple Trees
19.Souls
20.On Your Way Home

ENCORE

21.紺碧の夜に
22.Silver Birch

【参加メンバー】

細美武士(Vocal&Guitar)
masasucks(Guitar)
ウエノコウジ(Bass)
堀江博久(Keyboards)
柏倉隆史(Drums)
一瀬正和(Drums,Percussion&Guitar)
中村公輔(Manipulator)
坂本美雨(Vocal)
徳澤青弦(Cello)
伊藤彩(Violin)
菊池幹代(Viola)
竹山愛(Flute)
武嶋聡(Clarinet&Saxophone)
類家心平(Trumpet)
滝本尚史(Trombone)
庄司知世(Horn)
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by pochi-17 | 2012-12-02 23:49 | Live | Trackback | Comments(0)

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