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2011.9.17 andymori秋の楽園ツアー@ZeppOsakaレポ

9月17日、ZeppOsakaであったandymoriのライブに行って来ました。
Zeppに行くこと事態久々ならばandymoriのZeppワンマンも初めてでどきどきでした。
以下ネタバレだらけなのでこれからライブに行かれる方はご注意を!
相変わらず無駄に長くて暑苦しくて若干気持ち悪いです。その点はご了承ください・・・

この日は番号遅かったから後ろで大人見しようと思ってたのに、いざ中に入ってみたら
前方エリアが結構空いてる!つい誘惑に負けて上手2列目の端っこに。
BGMは昔のフォークソングからビートルズ、新しめの洋楽ロックまで色々と。長澤さんの曲も流れてた。
そろそろローディーさんの顔も覚えてきた。上手にいると中の通路が見えるんだけど、
藤原さんがベースを持って行き来してるのがちらちらと見えた。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

Zeppは満員。開演の18時を少し過ぎた頃、BGMが止んでフロアの照明が落とされ、ライブが始まる。
いつものSEが流れる中、3人がステージに向かってゆっくりと歩いてくるのが見えた。
小山田さんはグレーのTシャツに紺色のデニム、青緑のコンバース、
岡山さんは青いTシャツ、藤原さんは白いTシャツと3人ともラフな服装。

小山田さん「どうもこんにちは。andymoriです」

ピリッとした緊張感が走る。アイコンタクトを交わすメンバー。「ユートピア」からライブが始まる。
静かな歌い出しから一転、前のめりになってリズムの鼓動が速くなっていく。
それにオイオイコールで応えるぎゅうぎゅうのフロア。三角形に向かい合って音を合わせる3人。
エフェクターのペダルを踏む音まで聞こえる距離にどきどきした。

続いて最近は序盤に演奏される事が増えた「ベンガルトラとウィスキー」。
フロアがわーっと湧いて、後ろからむわっと湿った熱い空気が押し寄せてくる。
後ろから当たる照明でメンバーの姿がシルエットで浮かび上がる。

「Transit in Thailand」はようやく岡山さんのドラムで聴くのにも慣れた。
ドスドスと力いっぱい叩いてる姿がすごくかっこ良かった。それにすごく楽しそう。
二番のAメロのジャキジャキとしたギターが好きで、つい小山田さんの手元に見入ってしまう。

小山田さん「ありがとう。andymoriです。イェー!」

岡山さんの「1・2・3・4-!」という生声のカウントから「ダンス」。
心がふわっと軽くなって、ゆらゆらと気持ち良さそうにフロアが揺れる。

「青い空」は小山田さんの歌声がまっすぐに伸びる光の筋みたいに心の中を照らした。
andymoriは曲がいいのはもちろんだけど、この声が聴きたくてライブに吸い寄せられる。

青い空の後の「ハッピーエンド」。二番のサビ前、感情的に歌う姿に釘付けになった。
何だかいつもより藤原さんのコーラスが大きかった気が・・・前は「あー」っていう感じの
ハモりだったのが一緒にメロディーを歌うコーラスになってた気がする(不確かだけど)。
最後、ハミングっぽく口笛を吹くように歌ってたのが印象的でした。

バラードが続いて静かになったフロアに風を吹かせるような「ナツメグ」から
「グロリアス軽トラ」へ。さっきの2曲を真剣に聴きすぎてたからほっとした。
フロアには左右にゆらゆら揺れるみんなの手。もちろん「大阪の空の下ー♪」って歌ってくれた。

やっぱり「ボディーランゲージ」はライブで聴くと更にいい!
どこまでも高く昇っていくような変幻自在なボーカルと、リズム隊のグルーヴが絶妙。
「都会を走る猫」は聴けないかもって思ってたから嬉しかった。音が弾ける瞬間がたまらない。

小山田さん「新曲やります」

新曲の「パーティーは終わった」は陽気でご機嫌なロックンロール。コーラスが可愛かった。
“パーティーは終わった”ってフレーズの繰り返しなんだけど、それがどんどん楽しくなっていく。
不思議なのは後ろ向きな言葉なのにまるでこれからパーティーが始まるかのような、
それこそパーティーで流れていそうな楽しげなメロディーだった事。そこがすごくandymoriらしい。

小山田さん「寛、ドデカミン効いてきた?」
藤原さん「リハで頑張りすぎて死にそうになったんでドデカミン飲んだら、さっきゲップが出ました」
小山田さん「本番前に寛がドデカミン飲もうとしてて・・・止めたんだけど(笑)」

藤原さん「壮平は来なかったけど、昨日このZeppOsakaで岡村靖幸さんのライブを観ました。
Zepp広いなーと思いながら観てました(笑)」
小山田さん「でかいな・・・初めてだっけ・・・あっ、二回目か。ロックロックで来ました。スピッツの」

小山田さん「大阪の皆は阪神ファンなの?俺広島ファンなんだけど、今日阪神に勝ちました!イェー!!」
無邪気な子供のようなMCにフロアから温かい笑いが起こる。

「オレンジトレイン」は音数が少ないシンプルなアレンジだから歌がより輝いていて心に染み渡る。
最後のドラムを曲にそっと乗せるように丁寧に叩いていた岡山さんの姿が目に焼き付いてる。

「無までの30分」は童謡のようなやさしいメロディーと無垢な声に聴き入ってたら後半のドラムの音で
はっと目が醒めた。そこから一気にバンドの音になっていった。この曲のコーラスもいいなぁ。

「楽園」はライブで聴く度に進化してる曲。もがきながら光を掴もうとしているような、そんなイメージ。
三者三様、歌も演奏もエネルギーを撒き散らしながら、全力でぶつかってる。
うねりながら三つの音が絡まって迎える怒涛のラストは圧巻でした。

あれ、この曲どこかで・・・と思ったら6月の山崎共闘編で演奏されてた「新曲(在る光)」。
“ライライライ”ってもしかしてLieにかかってたりするのかな、なんて思ったり。
同じフレーズを歌っていても声を荒げたり、力を抜いたりくるくると表情が変わる。

それにしても「スーパーマンになりたい」のイントロが始まった瞬間のわくわく感ったらない。
光の速さであっという間に駆け抜けていくんだけど、それがまた爽快。

「クレイジークレーマー」はフロアから沢山の腕がステージに向けて伸びてたのを覚えてる。
“世界で一番お前が正しいんだよって俺が歌ってやる みんなの前で”って言葉が頭の中で巡る。

「新曲(706号室)」。歌い始めた時にスタッフさんが走って行くのが見えたから大丈夫かな?と思ったら
小山田さんが演奏を止めて、「気分が悪い人がいたらスタッフに言って出て行って下さい」と。
「出て行って下さいってそういう意味じゃなくて・・・」って苦笑いしてた。
言いたい事は分かるんだけど言葉が足りなくて誤解されがちな小山田さん。

断片的にしか覚えてないし順番違うかもしれないけど・・・“飛行機の音が聞こえる”“散らかった部屋”
“もう一眠り”“夢を見た 夢を見た”“君の手に触れたんだ”こんな歌詞だったと思う。
やさしくも少し悲しげなメロディーの穏やかな歌。706号室は昔住んでた三鷹の部屋の事なんだって。

小山田さん「健二岡山ぁー!イェーー!!」

・・・急に紹介された岡山さん、思いっきり水飲んでる最中だから焦ってた(笑)
藤原さんが次に紹介されるのは自分だろうとにらんで待ち構えてたけど華麗にスルー・・・

小山田さん「一年間、大阪に来てて。ラジオで。かなり自己満な番組だったんですけど(笑)
それが明日で終わりです。ありがとうございました」
自己満って言葉に思わずふふって笑い声が。同じ時間を共有してる人達との幸せな時間。

小山田さん「大阪の兄弟達に捧げます」

「兄弟」は何度聴いても胸に迫ってくる一曲。三人の声が合わさってひとつになる。
まっすぐな想いが痛いほど伝わってきて、心の奥がぎゅっとなる。

藤原さんのベースの音に歓声が上がる。「1984」。ステージの3人が醸し出す気迫と佇まいが
この曲がバンドにとっていかに大切な曲なのかを物語っているようでした。

またライブで聴きたい!と思ってたら叶った。「andyとrock」。
初期の頃の曲だけど、今のandymoriが歌っても違和感がないのはきっと歌ってる事が一貫しているから。

意外にもここで「everything is my guitar」。びっくりも手伝ってテンションが急上昇。
珍しく小山田さんが歌詞を間違えてたっけ。あれ?って思ったけど何事もなかったみたいな涼しい顔。
藤原さんのベースが跳ねる「すごい速さ」は一気にフロアの温度が上がる。ラララララララー♪は皆で一緒に!

ギターを軽く鳴らした時にあ・・・って思った。「革命」。静かな歌い出しから瞬く間に
フロアの温度が上がって、これぞandymoriなサウンドに転がっていく。
声は出さないけどいつも一緒に口ずさんでしまう、決意表明にも似た希望の歌。

小山田さん「ありがとう。最後の曲です。投げKISSをあげるよ。投げKISSをあげます」

またそんな誰かが喜びそうな事をって思ったけど、気持ちは嬉しかった。「投げKISSをあげるよ」。
この曲を聴いていると、いつも不安定な心が少しだけ休まるような気がしてほっとした。
深く息を吐き出すような小山田さんの歌声と一緒に、自分の心の中のもやもやとした物が出て行ってくれた。
そう言えばキーを少し上げて歌ってた。下げる事はよくあるけど上げる事もあるんだ。

演奏を終えてステージを後にするメンバー。すぐにアンコールを求める手拍子が始まる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

しばらくして、着替えたメンバーが再びステージへ。
小山田さんは紺地に黄色のウッドストックが可愛いTシャツ。岡山さんは紺の岡山画伯T。
あ、そう言えば藤原さんだけ白いTシャツのままだったっけ。

小山田さん「ありがとう!今日は皆集まってくれてありがとうございます。
来年の3月・・・3月24日にまたZeppOsakaでやります」思わぬ報告にフロアからどよめきが。

小山田さん「健二がTシャツを着替えました!あれは健ちゃんがデザインしたTシャツ。
エロいって評判です。あ、なんでもないです(笑)みんなよろしく!」

お客さんに「ピックちょうだい!」って言われて黄色いピックを投げる小山田さん。
でも狙ったところには届かなかったみたい。「私も!」と言われて投げて「もうなくなっちゃった」って。

柔らかいアコギの音色が聴こえてくる。「16」。何度聴いてもいつも同じところで涙が出そうになる。
メロディーに寄り添うような演奏にまたぐっときてしまった。でも温かい雰囲気で、悲しい歌ではなかった。
なぜかこの曲で手拍子が起こってたけど、手拍子はいらないかな・・・

アルバムのツアーだと思ったら今日は泣かせる感じの日なの?「life is party」。
初めて聴いた日から自分にとってかけがえのない曲。聴いてるうちに苦しくなってきて
ステージを見れなくて俯いたままこの言葉をかみ締めてた。
”あの日の空は言うさ あの日の空は言うさ いつの日か悲しみは消えるよって”

カントリー調の陽気なリズムに誘われて体が勝手に動く。「Sunrise&Sunset」。
ライブだとリズム隊のコーラスが重なってメロディーがぐっと豊かになる。
転調する前のギターをかき鳴らすところと、そこから始めるパーカッションみたいなドラムが楽しい。

小山田さん「ありがとう。ありがとうございました」

演奏が終わり、再びステージを後にするメンバー。またすぐに手拍子が起こる。

*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

再びステージにメンバーが登場。

小山田さん「ライブも人間関係と同じで最初は様子見でだんだんこう・・・なるべく早い段階で
そっちに持って行きたいと思ってるんだけど・・・まあいいや、やっぱやめよ(笑)」

「新曲やります」って言うから何を聴かせてくれるのかなと思ったら「シンガーという曲です」って。
本当に本当に聴きたかったから声が出るほど嬉しかった。MUSIC FREAKSのUstで歌ってた時は
弾き語りのアレンジだったけど、力強いバンドのアレンジですっかりandymoriの色になってた。

曲がいいのはもちろん、小山田さんの歌が放つ力に圧倒された。あんな風に歌える人、他にいないと思う。
感情を隠さず、持てるエネルギーの全てを注ぎ込んだ、そんな歌だった。
ギターを力いっぱい掻き鳴らす小山田さん。曲が終わった後に見たギターの弦は切れてた。
この日は4曲新曲が披露されたけど、どれもダウナーなのが少し気になった。考え過ぎかな。

ラストに演奏されたのは「Peace」。音も、言葉も輝きに溢れていて眩しかった。
広いZeppOsakaいっぱいに響くPeaceはandymoriというバンドを象徴する曲のようにも思えた。
ちょっと感慨深くもあり、でもいつも通りの3人でほんとは少しほっとした。

「ありがとう。また会いましょう」と、小さく手を振ってステージを後にする小山田さん。

最後まで全力で、駆け抜けるような約90分のライブでした。
5月の磔磔が盛り沢山な内容だっただけに少し短く感じたけど、ライブは良かったです。
来年の3月のZeppはどんなライブになるのかな。でもまた小さい箱でも観たいなぁ。
andymoriはずっとandymoriでいてほしい。ほんとうにうたいたいうた、君にはうたってほしい。

*++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++*

【2011.9.17 andymori秋の楽園ツアー@ZeppOsakaセットリスト】

1.ユートピア
2.ベンガルトラとウィスキー
3.Transit in Thailand
4.ダンス
5.青い空
6.ハッピーエンド
7.ナツメグ
8.グロリアス軽トラ
9.ボディーランゲージ
10.都会を走る猫
11.新曲
12.オレンジトレイン
13.無までの30分
14.楽園
15.新曲
16.スーパーマンになりたい
17.クレイジークレイマー
18.新曲
19.兄弟
20.1984
21.andyとrock
22.everything is my guitar
23.すごい速さ
24.革命
25.投げKISSをあげるよ

26.16
27.Life Is Party
28.Sunrise&Sunset

29.新曲
30.Peace



by pochi-17 | 2011-09-22 00:39 | Live

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