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2019.2.2 Ropes@梅田Shangri-la

2019.2.2 Ropes ONEMAN TOUR“Drawing”@梅田Shangri-la

Ropesのリリースツアー大阪場所、とても贅沢で幸せな夜だった。
今回のツアーはマニュピュレーター&ドラム高橋さん、
ギター&コーラスはTHE NOVEMBERSの小林さん、
ゲストとしてLOSTAGEの五味岳久さんというバンドっぽい編成で。
Ropesの前身ともいえるKARENってこんな感じだったのかなあなんて思ったりもした。
椅子があって小劇場みたいな雰囲気で、シャンデリアに青い光が反射して綺麗だった。
レポというより覚え書きみたいな日記を。ネタバレなので注意。

開場は1時間前、60席ぐらい椅子が並んでいてゆったりとしたBGMが流れてた。
開演時間を5分ぐらい過ぎた頃、ライブが始まる。上手から登場するメンバー。

アチコさんは黒のトップス(ポスターと同じだと話してた)に、
カーキ?かグレーっぽいロングスカート、グレーのニューバランス。
戸高さんは物販の白いロンTに黒いスウェットのパンツ、黒いマーチンのブーツ。
左手に大作戦の白のラババン、右手に黒のリストバンド、右耳の上の方にシルバーのピアス?
小林さんは黒のシャツに黒のパンツ、高橋さんは物販の黒のロンT、
五味さんはチェックのシャツに黄色のパンツ、もこもこの帽子だったかな。

1曲目の見えない窓への入って行き方が、すーっと吸い込まれるようで心地よかった。
アチコさんの柔らかい声は空気をはらんでいて音楽を聴きながら深呼吸する感覚。
普段戸高さんがしているコーラスを小林さんが担当してるのも新鮮だったな。
指を鳴らすようなビートは高橋さんのドラムパッド。Babyは声の揺らぎがとても良い。

アチコさん「こんばんは、Ropesです」

いつもと少し違った雰囲気に「固くなっちゃう」と戸高さん。
アチコさん「緊張してる?」
戸高さん「してない。使いもしないマイクの位置を調整したりして」

アチコさん「喋っていい?高校の頃からの友達、ベルリンに住んでた友達がいて
あんまりライブとか行かない人なんだけどライブを観に来てくれて、
ライブの時アチコは妖精みたいだからもっと普通の人っぽくしてた方がいいよって言われて。
妖精感を抑えるためにいつもより低めの声で喋ってます。
ライブが終わったら(高い声で)ありがとうー!ってなると思うけど(笑)」

戸高さん「寝起きの声みたい」

アチコさん「トディだっていつもはそんな、こうやって(前髪を分ける)
やらないでしょ、他のバンドの時はトディ120%!みたいな」

戸高さん「120%の意味分からないし…ワンレンからこうなったから仕方ないんですよ」
アチコさん「ね、トディ120%!みたいになってるよね?」
戸高さん「もう前向けない…今日は司令塔なんで合図出していきます。
言うても俺リードギターなんで、ギター弾いててくれると弾きやすい」

アチコさん「あまりライブでは演奏しない曲を」

そう言って演奏されたのはEgret。ずっと聴きたかったの…!
前半は浮遊感のある軽やかなギターが鳴って、後半に向かうにつれてバンド感が増してた。

driveはいつも戸高さんがループさせて弾いてるフレーズを小林さんと分担して弾いていて。
ふたりギターがいるとこういう事もできていいなあって思った。

メトロの前だったかな?戸高さんがギターで不思議な音を反響させていて、
「俺があと30分ぐらいこのフレーズ弾いてたらどうする?」って高橋さんに訊いたら
「待ってます」って返ってきて「辛抱強い子だ…。曲いく?」ってなって、
ドラムがいきなり入ってきて「下克上くらった」って。笑
ツアーを回っていく中でお互いの距離感が縮まってきてるのを感じた。

丁寧に紡がれるギターの音色が印象的なメトロ。
戸高さんは周りのメンバーの方を向いて演奏している事が多くてまさに司令塔だった。

戸高さん「サッカー負けちゃいましたねえ」
アチコさん「吉田選手が五味くんに似てるんだよね。五味くんのキメ顔に似てる(笑)
吉田選手の上半分か下半分…上半分は拓人に似てて、下半分は五味くんかなって。
切り取ってみんなに送ったりして。後で声かけてくれたら見せるんで」

アチコさん「ソロでライブやってMC上手くなったと思ったんだけど間あいたら戻っちゃった」
戸高さん「俺は存在自体が事故みたいな人とツアーやってたんでMCは鍛えられた」
小林さん「理樹さんってそういうとこありますよね」

名前を出さずにそっとdisってたら小林さんが普通に理樹さんって。笑

戸高さん「言わなきゃいけないことも言わないし、気を付けてって
言ったところで間違えるし…でもそんなところが好きなんですけどね」
アチコさん「私も好きだよ。Yahoo!リアルタイム検索で『木下理樹』って」

戸高さん「トイレとか大丈夫ですか?最近ライブ中にトイレ行きたくなっちゃうんですよ」
アチコさん「トイレ行きたいの?行って来ていいよ」
戸高さん「いやいいんですけど、ART-SCHOOLのライブでも毎回トイレ行ってた。
なんでなんだろう…座って弾くからかなあ。本番前にコーヒーとかレッドブル一気飲みして。
トイレ行くのは空気を変えるためでもあって、トイレ行くと結構空気変わるんですよ。
…全然次トイレの話とかするような曲じゃなかった」

小林さん「MCじゃなくて曲で勝負しませんか?」

そう、次の曲はquiet。よりによってこのシリアスな曲の前にトイレの話。。笑
戸高さんと小林さんのツインギターによるイントロがぞくぞくする良さだった…

Drawはダークで大人っぽい雰囲気のサウンドにアチコさんの無垢な声が映えてた。
ドキッとするような大人っぽさと、あどけなさの両方を持つ魅力的な声。

アチコさん「照明が向こうからあたって、ここから見てたら
トディの目がアイドルみたいにキラキラ輝いて見える」

アチコさん「持ってきた物販のコーヒーが売り切れちゃったみたいで、
ひとりで5個とか買ってくれた方もいたので。買いたい人が買えるように
またネットとかで準備できたらと思っています」

アチコさん「今回のレコードのジャケットは不思議の国のアリスになっていて、
アリスのアートワークは今後の展開にも続いていくんですけど、
アチコはチューリップが好きだからってチューリップも描いてくれて」

戸高さん「不思議の国のアリスってどんな話でしたっけ?死ぬんですか?」
小林さん「木のそばでふたり女の子が寝てたら…」
戸高さん「寝てたらダメですよ。死ぬんですか?」
小林さん「まあいずれは…90年後ぐらいには」

アチコさん「また帰ったら私もアリス読み直したいなって思っていて。
みなさん本読まれますか?本って買ったタイミングと読むタイミングが
違ったりするじゃないですか。レコードもそれと同じだと思っていて」

戸高さん「そろそろ呼びますか?」と、ここで五味さんが呼びこまれる。
出てくるなり「俺が誰に似てるって?」と五味さん。
「俺が吉田選手に似てるんやなくて吉田選手が俺に似てるんや」と(年上だから)。
「よろしくお願いします」って挨拶した五味さんと、
戸高さんの喋るタイミングが被って「俺の扱いがだんだん雑になってる」とも。
五味さんがかぶってた帽子を見て「ロシアの人みたい」って戸高さん。

一年前の雲州堂で初めて聴いたRomanceも新譜に入ってる一曲。
ベースが入るとなおさらバンドっぽい音になってそれがとても素敵で、
これからも5人でライブしてほしいと思った。

Yumeでは五味さんがコーラスでも加わる。
5人の音が重なると奥行きが出て、温かい空気感が伝わってきた。

2曲を終えて再び4人編成に。

アチコさん「昨日お祭りタイムあったよね?」
戸高さん「昨日盛り上がったから、今日掴めなくて焦ってるでしょ?このまま終わりたくないなって。
ハポンはお客さんが近くてマイクスタンドが当たりそうでしたね。
もし前にいるお客さんが先端恐怖症だったら…」

戸高さん「アチコがボケたら俺が拾うけど俺がボケても木下理樹は
『ふーん…』って流して拾ってくれないですからね。
…何でも木下理樹基準で話すのやめたい。愛が溢れてる」

戸高さん「ホールでライブやる人すごいですね」
アチコさん「MCの参考にふたりでさだまさし観に行く?」
戸高さん「さだましゃし…(噛んで自分で頬を叩く)観に行きますか?」

意味のAメロのギターを響かせるように弾くところが好き。
この曲のアチコさんのボーカルは羽が生えたみたいに自由で軽やか。
ライブ後にセトリを覗いたらLastdayはカッコ付きで書いてあったけど、
この曲はいつでもライブで聴きたい…。

高橋さんが加わってからのdiarogue、座って聴いてるとうずうずしそうな
跳ねるリズムで曲の印象が明るく感じる。

チューリップはアチコさんの歌が迫ってきて心がぎゅっとなった。
戸高さんはARTやCrypt Cityの時と同じギターを使ってるんだけど、全然音の感触が違う。


演奏を終えてステージを後にする4人。
拍手がそのままアンコールの手拍子に変わる。


+++


しばらくして、ひとり出てきたアチコさんが小走りでステージの端まで。手には氷結のロング缶。
その後に戸高さんが出てきて「氷結飲んでる?」って訊いたら「トディがトイレに行ってる間に…」って。

物販の紹介が始まって、五味さんが物販の黒子として登場。

Tシャツの紹介で五味さんがTシャツを裏返すと、
黒のロンTを着てた戸高さんは後ろ向いたり袖を伸ばしたり。
「トディは黒よりチャコールが似合うと思う」とアチコさん。

キャップはつばの部分が真っすぐになってるのがポイントだそう。
アチコさんに黒のキャップを被される戸高さん。
「ニューエラみたいなキャップ…真っすぐなの珍しいんですか?」
「あんまり真っすぐなのはないみたい」って。
アチコさんのおすすめはグレー、かぶって「アラレちゃんみたい」と。

ポーチの紹介をしようとして、iPad重ねてみるも入らなそうなアチコさん。
「昨日、最近のゲームが分からなくてポーチにはゲームボーイをって…」
戸高さん「ゲームボーイ…今はNintendo Switchですか?女子はコスメティックを…」
アチコさん「コスメティックを」

アチコさん「ポスターはシルクスクリーンで刷ってもらいました。
ドットの大きい感じになってます。(指さして)今日着てる服。
サインとか買った日付とか書き込めるようになっていて、お部屋に飾ったりして」
戸高さん「俺が部屋に飾ってたら変でしょ。逆にありなのか、自分のバンドのポスターみたいな感じで」

物販の宣伝の時だったかな、戸高さんがとろサーモンの「ありがとうございまあす!」とか、
友近とゆりやんの大阪のおばちゃんネタ(あぁんっ!!っていうの)をやってて、
それがアチコさんのツボにはまってしまって。

アチコさん「ライブがないとトディと会えないんだけど、
その間もお笑いの動画の交換してて。面白いと思ったら送ったりして。
ここにいるお嬢さんたちもそのうち『あぁん!』って言うようになる」って。笑
あと糸井重里さんの『いいし分かる』っていうのもメンバー内で流行ってるみたいだった。
今回のツアーは車移動らしくて、車内も楽しかったとアチコさん。

LPの音へのこだわりを話すアチコさん。
今回の作品は収録時間を短くすることで音質が良くなっているらしくて、
こういう手法はテクノとかをやってる人がよく使っているんだそう。

アチコさん「プレーヤーに乗せて針を落とす、その行程がいいから配信ではなくて形として手元に置きたい。
五味くんのお店も五味くんとお喋りしたり音楽聴いたりそういう場所で、私もそのひとり」

戸高さん「要するに、めちゃくちゃいい音で聴けるってことですね。
最近はSpotifyとかApplemusicとかLINE MUSICとか色々あって便利ですけど、
レコードプレーヤーもAmazonでポチれるから。結局ネットで買うんかいっていう」

アチコさん「ダウンロードコードも入ってて、音のいいのとMP3の2種類で
ダウンロードできるようになってます。昨日、ダウンロードクーポンって言っちゃって」
戸高さん「ピザの割引クーポンみたいな」

戸高さん「コーヒーとかも同じですよ。自分で豆を挽いて淹れるのと、
ファミマとかコンビニのコーヒーは違うじゃないですか。
コンビニのコーヒー好きですけど。セブンイレブンのコーヒーとか」

アンコールはRopesのふたりだけでパノラマを。
5人には5人の良さがあって、2人だけだと繊細でいて凛と強くて、どちらとも選べないなあって。


戸高さん「ガキの使いの皆さんです」
再び小林さん、高橋さん、五味さんが呼びこまれる。

五味さん「袖で見ててもマナーのいいお客さんで」
アチコさん「最後の曲はスッ…って立ったりしてください」

アチコさん「Ropesは2011年からやっていて、私は一番一緒に長くやっているのがトディなので、
これからも続けてきてよかったなと思えるような活動をしていきたいです。
お客さんもだんだんと増えてきて嬉しいです。今日は来てくださって本当にありがとうございました」

ラストは5人でSNOW。いつもはアチコさんの歌に胸を打たれるこの曲、
5人で演奏されたSNOWは胸をかきむしられるように感情的でたまらなかった。
特に後半にかけての戸高さんのギターに耳も心も奪われた。
アチコさんの合図でみんなが立ち上がって、いつものライブハウスみたいな雰囲気になったのも良かった。


ギターが加わるとどうなるんだろうと思ったけど戸高さんと小林さんのギターは音を棲み分けて、
戸高さんが歌うようにカラフルなコードを弾けば小林さんは空気を揺らすような音を鳴らしていて。
高橋さんはドラムパッドと生ドラムを使い分けてビートの効いた踊れるリズムから
バンドの生音の良さを感じるドラムまで幅広く、アチコさんの歌はいつも温かく優しくて、
時に儚げでくるくると表情が変わって魅力的だった。

小林さんってクールで無口なイメージだったけど柔らかい雰囲気で、
戸高さんも最初はそういうイメージだったけど実際は話しやすい方だったのを思い出した。

ライブの後は物販で色々とグッズを購入。今回のデザイン好きでポーチは使う用と保存用に2個買い、
シルクスクリーンポスターとキャップも買った。

サインを頂く時、戸高さんが「レコードを袋に入れたら中の絵が重なって見えるようになってるんですよ」って。
ペンを横に置かれて手を伸ばして取ったら「すみませんペンを返さない病で…」って(マネージャーさんも笑ってた)。
ありがとうございますって言われた時、こちらこそいつもありがとうございますってやっと言えた。

アチコさんにはまた「会ったことある気がするー!」って言って頂けて嬉しかった。
ツアー3本じゃ足りないです!って言ったら、私もそう思った!って言われたので追加お願いします…!
指輪とか爪とかかわいいって褒めてくださって照れた(会話の女子力見習いたい…)。

マニュピュレーターの高橋さんとも初めてお話できて、急遽ドラムを叩くことになった全感覚祭のこととか、
今日のライブはいかがでしたか?って色々インタビュアーみたいに訊いてしまったんだけど、
ドラムを叩いていてぐわーっと熱くなったと話されていて、その感じがとてもいいなあって。
大阪にもまた来たいって言ってくださったのでその日を待ってます!

美しい歌や音に触れて心が浄化されて、yumeの歌詞みたいに夢の中にいる気分になれるいい夜でした。
今は新譜をゆっくり聴くのが楽しみ◎



+++


2019.2.2 Ropes ONEMAN TOUR“Drawing”@梅田Shangri-la セットリスト


01.見えない窓
02.Baby
03.Egret
04.drive
05.メトロ
06.quiet
07.Draw
08.Romance(w/五味岳久)
09.Yume (w/五味岳久)
10.意味
11.(Lastday)
12.diarogue
13.チューリップ

EN
01.パノラマ
02.SNOW (w/五味岳久)




by pochi-17 | 2019-02-10 21:30 | Live

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